皆さんこんにちは!
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの福井です。
2019年3月25日~3月31日までフィリピンスタディツアーを実施しました。
第11回目、参加者がどんなことを学び、感じたのか報告が届いているので紹介したいと思います!
フィリピンスタディツアー2019報告(1)
フィリピンスタディツアー2019報告(2)
フィリピンスタディツアー2019報告(3)
フィリピンスタディツアー2019報告(4)
フィリピンスタディツアー2019報告(5)
フィリピンスタディツアー2019報告(6)
フィリピンスタディツアー2019報告(7)
フィリピンスタディツアー2019報告(8)
フィリピンスタディツアー2019報告(9)
フィリピンスタディツアー2019報告(10)
第11回目【MK】さんの報告を紹介します
【フィリピンスタディツアーに参加した理由】
昨年8月にFTCJから行ったインドスタディツアーがとても衝撃的で新しい学びや発見がたくさんあり、なによりとても楽しかったので、今回も新しい出会いや発見、その場に住んでいる人々の暮らしを自分の目で見てみたいと思い参加しました。
また、2年後には社会人となる自分には、今何が出来るのか、やどんな大人になるのかを明確にするためにも参加を決意しました。
【一番印象に残っているプログラム】
私がこのツアーで1番印象に残っていることは、スラム街での事です。
バスから降りて訪問先の家に向かう途中はゴミだらけ。ゴミなのか家なのかの区別も怪しいほどのおびただしいほどのゴミが私の目に飛び込んでき、その山のようなゴミの中で仕事をする人住んでいる人がいることに戸惑い衝撃を受けました。
今までこのゴミ山を教科書や本で何度も見たことがあり、こんな場所で生活!?なんでそんなことになってんの?とそのゴミ山の存在を認識し実態を調べ自分なりに考えていたはずなのに、そんな私の考えや想像をはるかに超える現実がそこにはありました。
たどり着いた訪問先は、ハエが飛び交う細い道を通った先にある5畳ほどの薄暗く質素な部屋でした。
床には紫の敷物が乱雑にひかれ、壁には太陽か人かの宗教画らしきものが飾られているのが印象的で、ここに人が住んでいるのか?と疑うほどの家でした。
不安定で経済的に苦しい生活の中、夢を描くことも叶わない場所で過ごしている方達からすると、私たち先進国から来た人間はどのように写っているのか、そんな自分は何をすればこの方達に幸せを感じてもらえるのか、など様々な事を考えさせられました。
【参加前・参加後の自分自身の変化】
私はこのフィリピンスタディツアーに参加したことで、日本に居るだけではわからない様々な知識や現状を知ることができ、いつも無意識に目をつぶっていた現状にしっかりと自分の意思で目を向けることができました。
さらに、きちんとした環境で教育を受けることで子どもの可能性が大きく広がり、生活にも安定感が出てくると考えたことから教育の大切を痛感しました。
また、日本だけではなく発展途上国や貧困地域の教育にももっと深く関わりたいと思うようになり、先のことにはなりますが、フィリピンなどの教育があまり充実していない地域と、スウェーデンなどの福利厚生がしっかりしている地域と、貧困や教育格差が激しい日本などを自分の目で見て比較し、どうすればみんなが今も未来も幸せだと思える環境を作ることができるのか考えていきたいと思っています。
また、参加者のたくさんの考えや新しいものの見方などを知ることで、自分の考えも豊かになると同時に、同じ問題を同じ熱量で考えている人がいることへの安心感や心強さも生まれ、これからも頑張ろうと思える活力となりました。
【スタディツアーで経験したことを、どう活かす】
私はこのスタディツアーで経験し感じたことを自分の中で終わらせるのではなく、友達や家族 報告会などを通して興味がある人ない人関係なく熱く伝えて行くことが大切で、今後取り組んでいきたいと思っています。
しかし、なかなか人には上手く伝わらず、ただ関心されるだけだったり、それで?私には関係ない。のような人だったりとなかなか様々な反応をしてくれますが、それでもこの現状を伝えることを諦めず挑んでいきたいと思っています。