保健支援

みんな健康でなければ、子どもは学校へ通えない

貧困地域に住む人たちにとって、体調を崩したり病気になったりすることは、家族をより深い貧困に陥れてしまうことになる場合が多くあります。働けなくなったり、治療にお金がかかったりする時に、国からの保障もなければ、近くに設備の整った病院などもないことが多いためです。そして家庭がより貧しくなることで、栄養状態が悪くなったり無理に働いてしまったりして、病気も余計に悪化してしまうという、悪循環が起きてしまいます。

貧困地域で問題となる病気の多くは、予防が可能で、治療も容易なものです。しかし多くの地域で、医者や薬品、病気への対処や予防の知識などにアクセスするための手段がないのです。

保健サービスにアクセスする手段がある家族は、健康に働くことができます。家族を食べさせ、子どもたちを学校に通わせることができます。

だからこそ、「保健」は5つの柱の中でも、絶対に欠かすことのできない柱です。わたしたちは、ヘルスクリニックの運営、学校での予防接種の実施、医療従事者へのトレーニングの実施、村人への病気予防や衛生処理、栄養に関する教育などの支援を行っています。

 

知っていますか?

 

支援内容

私たちは、コミュニティの人々が、保健について理解し、健康を維持・改善できるようになることを目指して、地域で事業を進めています。地域のニーズはそれぞれ異なるため、各地で異なる事業を実施していますが、基本的には各国の保健省が優先事項として取り組んでいる問題に、私たちも取り組むようにしています。

ほとんどの場合において、各国の保健省や、地域の医療機関と連帯して、事業を行います。

 

現地のニーズに合わせ、例えば以下のような支援を行っています
  • プライマリーケアー
    定期検診、糖尿病や関節炎などの治療、妊娠検診、産後検診。栄養支援、予防接種、子どもへのビタミン剤の提供など
  • セカンダリーケアー
    皮膚科、歯科、眼科、画像診断など
  • 保健教育
    病気予防や医療機関を受診することの大切さ、健康状態を改善することの大切さを伝える活動、適切な衛生処理の指導、有害な薪ストーブからの煙の吸入をなくすための煙突の導入、栄養失調を改善するためのガーデニングの指導など
  • 地域の医療従者へのトレーニングの実施
    村人に分かりやすく知識を伝えるためのトレーニングなど

これまでのインパクト

  • 100 万人以上の人たちに保健サービス、清潔な水や衛生施設へのアクセスを提供。5 才以下の子どもたちの死因のトップとなっている下痢の予防に努めている。
  • ケニアはこれまでに13万人以上の人々がクリニックを受診した。
  • 子どもたちに手や皿の洗い方や家族が病気になった時にどのように感染が広がっていくのかなどを説明したことで、感染症の発症は減少。
  • 多くの農村部の村人に、病気予防や医療機関にかかることの大切さ、元気に暮らしていくために健康的な習慣を取り入れることの大切さを伝え、彼らをエンパワーメントした。
  • 子どもたちにビタミン剤を提供するこどで栄養不足を解消し、より学習に集中できるようになった。
  • これまで診察や治療をけることのできなかった、ケニアのマサイ族の人たちや、キプシピプズ族の人たちに、皮膚科や眼科のケアを提供し健康が改善。

 

ケースストーリー

ケニア バラカとキションのヘルスクリニック

バラカとキソンのヘルスクリニックの運営によって、村人への保健サービスを提供しています。ケニアのバラカヘルスクリニックの産婦人科では、3000人の母親の妊娠期間・産後期間のケアを行いました。具体的には、超音波検査・診察、そして300人の赤ちゃんのお産などです。

妊婦とその子どもの死亡は、家族とその地域全体にとってとても悲しいことです。経済成長、生産性、健康状態、教育にも影響を与えます。Baraka の産婦人科で提供されているサービスでは、妊婦と子どもの死亡を防ぐために問題に正面から取り組んでいます。予防ケアーの実施、母親が必要としている保健サービスの提供、健康な子どもを育てるための知識を提供しています。

 

インド ラジャスタン州ウダイプール ベルナ村

ソハンは、大きな目で笑う笑顔が素敵な4歳の男の子です。しかし、私たちが現地の保健センターが併設された保育園を再建するまでは、ソハンと彼の友人は児童労働者になる危険にさらされていました。彼らの地元である、ラジャスタン州ウダイプールのベルナ村には、子どもとして生きていくために必要な環境が何も揃っていませんでした。

ソハンは栄養失調で、か弱い子どもでした。体重は標準値以下で、治療を継続的に受けることもできませんでした。最寄りの病院は村から6キロも離れていたのです。

私たちの支援で、ベルナ村の保育園が再建され、ソハンと彼の弟は就学前教育のプログラムに通えるようになりました。保健センターが併設されているので、定期的に受診もしています。また、そこで正しい手の洗い方なども学んでいます。

ソハンとその友達は、保育園で色や数字、文字を学び、キッチンガーデンでとれた野菜を使ったランチを食べています。また、フードサプリメントやビタミン剤、予防接種の支援も受けています。

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