教育支援

「基礎教育」が貧困を終わらせるキー

国連の統計によると、世界中の6,000 万人近くの小学校の学齢期の子どもたちが、学校に通うことができていません。

その理由はさまざま。兄妹の世話や、家族のための水汲みを任されていたり、家族を支えるために働いているためという子もいれば、学校が遠すぎて通えない子もいます。学費代や制服代が払えないために通えない子もいます。

基礎的な教育、つまり文字の読み書きや簡単な計算の仕方、そして自分の持つ権利についてなどの教育を受けられなかった子どもたちは、成人してから家族や地域を支えていくことが難しく、貧困から抜け出すことがとても困難です。

子どもたちは教育を受けることで、先ほど述べたような現代を生き抜くために最低限必要な技術や知識を学ぶことができ、そして次の世代を引っ張っていく存在となるのです。例えば、病気の予防、健康状態の改善に貢献し、インフラの建設やその維持に携わっていきます。安定した生計を立て、家族を支えることができるようになります。基本的人権の重要性を理解し、社会人として、そして個人として、良い人間関係を築いていきます。

このように、教育を通じて学んだことは、本人だけでなく、家庭や地域が貧困の連鎖から抜け出すためにも、大きな助けとなるのです。こういった理由から、わたしたちは「教育」を全事業の根幹として位置づけており、とても重要なものとしています。

 

知っていますか?

支援内容

貧困は、子どもたちを学校から遠ざけさせている大きな要因の一つです。それを理解しているからこそ、私たちの支援は、「学校建設をしたら終わり」というものではなく、教育へのアクセスの改善、教師のトレーニングや学用品の支援などをはじめとする多岐にわたる活動を長期間かけて実施します。

また、活動を始める時から現地の人をスタッフとして雇い、地域や政府と一緒にプロジェクトを進めています。現地のチームがそのコミュニティのニーズを調査し、子どもたちがきちんとした教室で学び卒業できるようにするための長期的な解決策について協議します。

また、支援を行うにあたり、その国の政府が主導で教育政策を発展させていってほしいという願いから、各国の教育省と連携してプロジェクトを実施しています。

カリキュラムは、読み書き計算といった基礎的なことに加えて、マネージメントのスキルや、社会性、手の洗い方、お金の計画的な使い方など、今後コミュニティで生きていくために役立つスキルを身につけられるように組まれています。そうすることで、子どもたちが学校で学んだことを両親と共有するなどして、教育を通じて身につけたことがすばやく地域全体に広まり、その地域のエンパワーメントにつながっています。

 

現地のニーズに合わせ、例えば以下のような支援を行っています
  • 新校舎や、図書館などの建設
  • 職員室、教師たちの宿泊施設の建設
  • 古くなった学校や教室の改修
  • 家具や教材、学用品の提供
  • 教師たち向けのリーダーシップ・プログラムやトレーニングの実施
  • 課外活動クラブ(健康クラブ、環境クラブなど)の実施

 

これまでのインパクト

これまでにフリー・ザ・チルドレン(WE Charity)によって、1,500 校を超える学校と教室が建設され、20 万人の子どもたちに教育の機会を提供することができました。これによって、子どもたちだけでなく、家族やコミュニティの未来に変革を起こしています。

特に女の子への教育支援を積極的に行うことで、コミュニティにおける女性の地位の向上、そしてコミュニティの経済成長など、大きな効果が生まれています。

教育を受けた女の子は、結婚する時期が遅くなり、産む子どもの数も少なくなる傾向があります。例えばマリでは、中等教育を受けた女性の産む子どもの数の平均人数が3 人であるのに対して、教育を受けていない女性の産む子どもの数の平均は7人となっています。

また、教育を受けた母親から生まれた子どもは栄養失調を発症する可能性が低くなり、乳幼児の死亡率が低下します。人権について学ぶことで、自らを性的搾取などから守る力も身についています。

 

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