ケニア

フリー・ザ・チルドレン・ジャパン ケニア

太古の文化と共に生きる、大自然に囲まれた国

フリー・ザ・チルドレン・ジャパン ケニア

東アフリカの雄大な自然の中にあるケニア。

かつてはアジアとアフリカの交易路として栄え、それによって多様な文化や民族が生まれました。現在、約40の民族が暮らし、60以上の言語があると言われています。国語はスワヒリ語で、公用語は英語です。

この地のサバンナで暮らす先住民族のマサイ族は、牛やヤギなどの家畜を財産として暮らす遊牧民です。現在はその生活様式も変わりつつあり、都会で暮らす若者もいますが、今も伝統的な暮らしを守っている部族がたくさんあります。

ケニア、特に首都のナイロビ周辺は1年を通じて比較的過ごしやすい気候です。しかし乾季には雨がほとんど降らないため、干ばつで食糧不足となること、また医療や教育などが整備されていないことが大きな課題となっています。

 

ケニアの子どもたちが置かれている現状

2002年、ケニアの新政府は「小学校を無料にする」と公表しました。
すると今まで学校に行っていなかった100万人ものケニアの子どもたちが、一斉に学校に通うようになったのです!しかし突然の発表のため、学校側は子どもたちの受け入れ準備ができていません。財政難などさまざまな問題を抱え、未だに政府は対応に苦しんでいます。

このような状況で、フリー・ザ・チルドレンは一人でも多くのケニアの子どもたちが質の良い教育を学校で受けられるよう活動が実施されています。

ケニアには他にも直面する課題があります。2003年時点で、ケニアの人口の56%が、農村部で月収17ドル、都市部で36ドルという、貧困ラインを下回る生活をしています。フリー・ザ・チルドレンが特に力を入れているナロク南部の地区では、いまだに10人に1人の子どもが5歳の誕生日の前に亡くなっています。5歳未満のこどもたちの3分の1が発育不良で、慢性的な栄養不足という状況です。

 

知っていますか?

26%
ケニアの5歳~14歳までの子どもの26%が児童労働をしています。

 

30%
ケニア人の約30%が1日1ドル以下で生活しています。

 

1/4
15歳の女の子の4分の1が結婚しています。

 

フリー・ザ・チルドレンの取り組み

フリー・ザ・チルドレンは1999年よりケニアの南部で活動しています。

私たちは村の自立を応援するプログラム(Adopt a Village)として多くの村、そしてケニア政府と協力し、これまでに、学校、図書館、水道・用水設備、公衆トイレ、教師の宿泊施設などの整備を進めてきました。今ではこれらの村々には、私たちのプログラムに協力する共同体がたくさんあり、熱心に活動する地元の女性、男性、若者のグループといつも一緒に活動しています。

私たちは、ケニア政府を支援し無料で質の高い初等教育を全ての子どもたちに提供すること、特に教育を受けにくい環境にいるマサイ族の女の子たちに教育の機会を提供することに力を入れ、活動を展開しています。

 

支援のかたち

村の自立を応援するプログラム(Adopt a Village)

貧困を生み出す要因は、複数あります。ですから、貧困を解消するための解決策は一つではなく、様々な側面から同時に支援活動を行うことが大切だとフリー・ザ・チルドレンは考えています。

そこで、わたしたちは貧困地域の人々が生きるために必要な基本的ニーズ(衣食住や教育、健康、仕事など)が満たされるよう、教育・保健・水・収入安定・食料の「5つの柱」を軸とした、村の自立を応援する支援プログラムを開発し、持続可能なコミュニティづくりに向けて活動しています。

ケニアでは、主にマサイ族のコミュニティにおける上記の「5つの柱」を軸とした自立支援を実施しています。また、干ばつ発生時などの災害時には緊急支援を行います。

 

事業内容

深井戸の設置

リフトバレー州ナロク南部県のキプシギス民族とマサイ民族コミュニティでの井戸設置(2013年)

このコミュニティに住む人々は、以前は遠くまで水汲みに行かなければいけなりませんでしたが、井戸の設置によりキレイな水へのアクセスがしやすくなり、生活の質と健康、保健面での向上がみられました。

 

ナロック群南ナロク県エシノニ村での深井戸建設と給水システム確立(2017年)

エシノニ村には井戸がなかったため、子どもや女性たちが何時間もかけて15キロ離れたところまで水汲みに行かなければなりませんでした。また、半乾燥地帯のため、乾季になると頻繁に水不足なります。
そこで、エシノニ村に暮らす1200人の村人がきれいな水にアクセスできるよう、深井戸の新規建設及び給水所を村内に設置。また、今後この給水所を村人によって持続的に運営管理できるよう、村人の人材育成、研修を行いました。

 

収入向上のためのプログラム

農村貧困地域でのセミナーや研修の実施(2016年)

農村貧困地域で暮らす女性が子どもに頼ることなく生計維持のための収入を得られるよう応援するため、収支を管理するための読み書きや会計知識の習得のためのセミナーや、マイクロファイナンス(小規模融資)を受けまわしていくためのグループでのお金の管理の仕方に関する研修を実施しました。

 

マサイ族のママによるアクセサリー製作、日本での販売(通年)

マサイ族の母親たちが安定した収入を継続的に得られるように応援するため、伝統技術を生かしたアクセサリーの商品開発、そしてそれらの製品の販売を行っています。

 

マサイ族のママたちがひとつひとつ手作りで作っているカラフルなビーズのアクセサリーRafikiは、さまざまなイベントやオンラインで随時販売しています。

バナーをクリックすると当団体のオンラインショップへ移動し、販売中のアクセサリーをチェック、購入できます!

 

 

 

緊急支援(2011年干ばつ)

東アフリカでは、2011年、過去60年間のなかで最もひどい干ばつが起き、わかっているだけで3万人もの子どもが命をおとしました。そこで私達は、干ばつの被害を受けている人々、特に子どもを支援するため、東アフリカ干ばつ緊急支援事業を立ち上げ、2011年9月より2012年4月まで、以下のような支援活動を行いました。

◆Masai Mara地区のSikirar村にて、衛生的な水へのアクセスが可能になるよう深井戸の設置

◆リフトバレー州ナロク県にあるバラカ・クリニックセンターにて、女性(特に妊産婦)や子ども及び乳幼児を対象にした栄養補給(ビタミン、ミネラル補給)プログラム、健康チェック、栄養改善のためのカウンセリング、予防接種の実施

◆学校管理委員会と協力し、Masai MaraやMulot地区のコミュニティ(Salabwek村など)の学校菜園の育成の指導とサポート、栄養強化のための配給プログラムの実施

◆Lemotiok地区内のコミュニティの学校で栄養強化された食事(大豆、トウモロコシ、ミネラルやビタミンが含まれたもの)を就学児童へ提供

◆畑の水源確保のため(灌漑)のボーリング孔工事と人々への農作指導

ケニア支援事業についてもっと知る

動画 『Youtubeで知ろう!今わたしたちにできること 〜水と衛生〜』(2016年)

子どもメンバーが水と衛生に関する問題を解説する教材動画です。

動画 『Youtubeで知ろう!今わたしたちにできること  〜教育〜』

子どもメンバーが教育に関する社会問題を解説する教材動画です。

動画 『Youtubeで知ろう!今わたしたちにできること  〜教育〜』

子どもメンバーがフェアトレードについて解説する教材動画です。

動画 『ケニアスタディーツアーPV(2013年版)』

ケニアスタディーツアーのプロモーション動画です。

It Takes A Child — A Journey into Child Labor ~児童労働をの実態を探るクレイグ少年の旅~

監督:Judy Jackson 制作:Judy Films 制作年:1998年 時間:56分 言語:英語 字幕:日本語

 

児童労働解放のために活動していた、パキスタン人の少年活動家「イクバル・マシー」が12歳で殺害されたとき、カナダに住んでいたクレイグ・キールバーガーも同じ12歳だった。クレイグは、新聞でイクバル少年殺害事件を知り、衝撃を受けた。その後クレイグは、わずか12歳で児童労働問題に取り組もうと活動をはじめ、児童労働に従事する子どもたちに会うために、南アジア5カ国をまわる旅に出た。映像では、クレイグが南アジアやフィリピンを訪問し、働く子どもやNGOとの出会いが収められています。カナダでフリー・ザ・チルドレンを立ち上げたクレイグのドキュメンタリー作品です。

 

FTCJテレビ放映映像集 価格:無料 ※送料等300円がかかります

FTCJテレビ放映映像集

内容

  • 奇跡を起こした少年
  • ある少女の訴え~フィリピンの子ども活動家ピアと日本の子どもたちの交流~
  • NHK首都圏ネットワーク(チョコレートプロジェクト)
  • カナダ人活動家の訴え
  • 世界一受けたい授業(FTC創設者 クレイグ出演)
  • 世界一受けたい授業(元少年兵ミシェル出演)など

※放映後順次追加予定

さまざまな支援の方法があります