【FTCJアンバサダー】文章の書き方・発信の仕方講座
2月27日(土)にFTCJ子どもアンバサダー向けに「文章の書き方・発信の仕方講座」を開催しました。
長い間記者としてご活躍されてきた、新聞社勤務の室靖治さんを講師としてお招きし、
・不特定多数の相手に向けた文章を書くときのポイント
・SNSなどで自分の活動について発信するときの注意点
について教えていただきました。
講義内では、実際に文章を書く練習もしました。
テーマは「400字で不特定多数の人にFTCJを紹介する文章を書いてみる」でした。
いきなり書き出さずに、まずは要素を箇条書きにする…
興味を持ってもらえる書き出しを考える…
など、教えていただいたポイントに気をつけながら、1人1人が文章を仕上げました。
(下で一部をご紹介します!)
同世代の子どもメンバーたちの中で、率先してアクションを起こし発信していく立場のFTCJ子どもアンバサダーのみなさんには、今回の講座で学んだことを活かして、今後も思い切って活動していってほしいです!
<アンバサダーが書いたFTCJの紹介文>
【河合 はな さん】
チョコレートはお好きですか。一粒口に入れるだけで幸せな気持ちになりますよね。
さて、みなさんはチョコレートの原料であるカカオは誰がつくっているか考えたことはありますか?実はここには甘くない現実があるのです。
それはこのカカオを作るために子どもが大変な思いをして働いているということです。想像してみてください。まだ体の小さな子どもが朝から晩まで働いているということを。
誰だって子どもが犠牲になったチョコレートを食べたいとは思いませんよね。
みんなが幸せになれるチョコレートを世界のあたりまえにしていくために、私たちにはなにができるでしょうか。
FTCJは、このように“世界で苦しんでいる子どもたちのために何か行動を起こしたい”という子どもの想いを大切にして、実現することができる場所です。
ここには世界を良くしたいという同じ想いをもった仲間がいます。あなたの一歩が世界をもっと素敵な場所にします。
合言葉は、We can change the world!
【刈屋 彩乃 さん】
『1億5200万人』この言葉を聞いてどのように感じるだろうか?日本の人口よりはるかに多く、ロシアの人口とほぼ同じ。この数字は、国際労働機関(ILO)が公開した世界の推定児童労働者数[1]である。
私が児童労働を知ったのは、小学5年生の時、附属高校の先輩がフェアトレード商品のプレゼンを行ってくれた時だ。そして、自分より小さな歳の子どもが過酷な労働をし、兵士として殺し合いをさせられ、商品として売買されていることを知り、心をえぐられたような気持ちになった。しかし、そう感じても何から始めればいいのかわからない人がたくさんいる。私もそうだった。FTCJと関わるまでは…。
FTCJは、子どもが「世界を変えられる」そう信じられる社会を目指すNPO法人だ。ここでは、社会問題に対してアクションを起こすきっかけを見つけられる。そして、起こしたアクションの成果を肌で感じることができる。私はこれを最後まで読んでくれた貴方と世界を変えたい。
【飯塚 優 さん】
もし、あなたが世界中の人から無視されてひとりぼっちになったら、どのような気持ちになりますか?
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは「誰一人取り残されない世界」を目指す団体です。私たちはひとりぼっちを見逃しません。同時に、世界中の子どもを貧困や差別、「子どもには世界は変えられない」という考えからフリーに(解放)します。
実際にこの団体は12歳のクレイグさんによって設立されました。また、この団体は無限大の可能性を秘めた最高の教育機関です。講座や講演会、寄付、手紙での交流など様々な活動をしています。活動によって育成された力は多くの場面で活きることに違いありません。
あなたの誕生日はいつですか?この世界では1年間に90万人の赤ちゃんが生まれた日に亡くなっています[2]。あなたに出来ることの中で最も簡単であり、出発点となるのは「興味・関心」です。フリー・ザ・チルドレン・ジャパンであなたの興味を形にしませんか?
【坂口 くり果 さん】
あなたは学生ですか?もしそうであれば、あなたのクラスには何人の生徒がいますか?もう卒業した方は学生時代、1クラスに何人の生徒がいましたか?思い出してみてください。
日本の小・中学校では1クラスの上限が40人と定められています。もし40人いるあなたのクラスに4-5人重労働を強いられている子がいるとしたら、あなたはどう思いますか?これ、本当の話なんです。世界の子どもの10人に1人がいわゆる“児童労働”を強いられています[3]。
もしかすると、あなたも児童労働解決に取り組んでいる団体をご存じかもしれません。しかし、FTCJはそのような団体さんとはまた違う味を持っているんです。それは、“子ども”がメインに活動しているということ。“子ども”同士が国境を超えて勇気を与えあう、それってものすごく素敵なことだと思いませんか?
子どもの問題だからこそ、子どもが解決できるのではないでしょうか。今、あなたの力が必要です。
<統計数値出典>(FTCJ事務局補足)
[1]ILO(国際労働機関)ウェブサイト「児童労働の世界推計:推計結果と趨勢、2012~2016年」(日本語訳)(https://www.ilo.org/tokyo/areas-of-work/child-labour/WCMS_615276/lang–ja/index.htm)
[2]日本ユニセフ協会ウェブサイト(https://www.unicef.or.jp/special/18win/)
[3]「ストップ!児童労働キャンペーン2020」(児童労働ネットワーク)ウェブサイト(http://stopchildlabour.jp/2020/page/)
<参考・関連情報>
【今日は何の日?】7/30 人身取引世界反対デー/World Day against Trafficking in Persons