児童労働

児童労働とは

働くことで心や体が傷ついてしまうような、子どもにとって害のある仕事のことをいいます。例えば、学校に通うことができずに働かされたり、法律で禁止されている危険な仕事に子どもが関わっていたら、それは児童労働です。

つまり、児童労働は、子どもの権利を奪う、子どもに有害な労働のことです。

 

どのくらいの子どもが児童労働しているの?

ILO(国際労働機関)によると、世界には、1億5200万人の子どもが児童労働に従事しています。

 

どんな仕事をしているの?

多くの子どもが農業分野で働いています。農業は子どもにとって非常に重労働で危険な仕事です。炎天下のなか体に害のある農薬や肥料を使ったり、鋭い刃物で収穫作業をしたり、重たい収穫物を運んだりしなければいけません。日本は約60%の食糧を海外からの輸入に頼っています。私たちは子どもが関わった食料を知らないうちに食べているかもしれません。

 

収入はどのくらい?

日本で想像する労働条件と違って、児童労働に従事する子どもたちは、8 時間以上働いても1 日1 ドル(100 円)も手に入らない場合が多くあります。子どもが長時間働いても収入が低いのは、年齢が低く、大人に都合のよいように利用されてしまうからです。

例えば・・・
>>フィリピンのごみ山でゴミ拾い・・・【収入】運が良ければ100 円以上稼げる

>>インドの靴工場で働く・・・【収入】1 日8 時間働いて約80 円

>>鉱山で金を採掘する・・・【収入】300 円もらえることもあれば、全く稼げないときもある

“最悪の形態の児童労働”とは?

最も過酷で危険な労働とされているものです。

例えば・・・
●人身売買(お金で子どもを売買すること)

●性産業での労働(ポルノ、買春)

●麻薬の製造・密売などの不法行為

●子ども兵士
●強制・債務労働(借金を返すために、奴隷のように働かされること)

 

なぜ、児童労働はあるの?

一番の原因は貧困… しかし、それだけではありません。

●伝統や慣習
…社会や雇い主の「子どもは働いて家族を支えるべき」という考え方
…おとな(親)の認識がたりないこと

●法律の不十分な施行(せこう)
…法律があっても十分に取り締まりや監視が行われていない

●安い労働力への需要

●教育の機会、設備の不足

●国の政情が不安定

●紛争、災害

●親が病気やけがなどで働けない

●その他
…子どもを最優先に考えず、国の政策が不十分
…第一次産業(農業・林業・漁業)依存型の経済
…都市に情報や経済が集中し、不平等 など

 

そして、児童労働が貧困を生んでいるのです。

 

児童労働問題を簡単に解決することはできません。
でも、現状について知ることは解決への第一歩です。
児童労働について調べてみましょう。

ケースストーリー:サントス君(11歳)の1日

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