【フィリピンスタディツアー2024夏】報告Vol.2 ーDay3, Day4の様子

2024年8月1日〜7日に開催した「フィリピンスタディツアー2024夏」の報告ブログ Vol.2。
訪問先ごとに、参加者の生の声も掲載しています。素敵な学びや気づきをたくさん報告してくれています。
支援先であるフィリピンの様子が気になる方も、スタディツアーへの参加を検討している方も、ぜひご覧ください!

~報告一覧~
Day1~2
Day3~4
Day5~7
参加者、保護者の声


報告「フィリピンスタディツアー2024春」
Day3 (2024年8月3日)


朝起きたら、早速村のみなさんと一緒に朝食作り。起きて早々、大好きな村の子どもたちに会いに行くメンバーも。
 

朝食を取ったら、農園にマンゴーやランブータンの木を植えに農村へ。
この村の人たちは、家畜を育て、さまざまな農作物を作っています。
農園までは、細い道で草木をかき分け、山を登り、時には川を渡り、向かいました。途中で見たことのない果物に出会ったり、険しい道を村の住民のみなさんが助けてくれました。
 
1人1つの苗木を植えさせてもらいました。立派に育ちますように!

 


帰ってきたら、前日にマーケットで購入した食料をホームステイをさせてもらう予定だった家族のみなさんにお渡しし、お礼をお伝えしました。
ホームステイはできませんでしたが、みなさんのお家を訪問させていただきました!
竹を組んだ高床式のお家や、ブロックやトタンで作られたお家など様々。様々な工夫をして作られているお家におどろきでした!

 


そしてお別れの時間。
たくさん遊んだ子どもたちとのお別れは本当に寂しく、名残惜しかったですね。
バスが出発した後や、この後のツアーの中でも「アエタのみんなに会いたい」という声がたくさんありました。

また会いに来ましょう!

 
 
 


先住民族の村での滞在を終え向かったのは、刑務所や虐待から救出された男の子たちの施設。 
施設のスタッフから、この施設の役割やどういった背景の子どもたちが暮らしているかなどの説明を受け、施設内をツアーして回りました。
また、この施設で暮らす1人の男の子が、どんな背景でこの施設にやってきたのか話してくれました。
そのあとはアクティビティをして交流を深め、空手の授業も一緒に受けました!(空手は、規律や忍耐を学んだり、エネルギーを正しく発散するためのアクティビティのひとつとして取り入れられています。)

 


ちょうど日本人の高校生がこの施設にインターンとして働いており、話をしたり遊んだりと共に時間を過ごしました。
同世代の異国の地での挑戦と活躍に、参加者のみなさんも刺激を受けたようでした!
 

 

FTCJのスタディツアーでは、毎日夜に振り返りの時間を持ちます。
その日に見たこと感じたこと、学んだことをそれぞれ振り返り、学びや感想を共有します。
そして、問題だと思うことについてなにが出来るか、想いを巡らせました。

 


Day4 (2024年8月4日)


4日目は、プレダ基金が運営する女の子の施設を訪問し、1日中子ども達と交流しました。
この施設は、性的搾取から救出された女の子たちのためのホームです。
日曜日ということで、毎週恒例のミサにも参加させていただきました。週に1度、男の子の施設と女の子の施設が合同で行います。
そのあとは、カレン神父から施設についてや考え方などについてもお話を伺い、施設のツアーもしていただきました。
 



その後は、ゲームで交流をしたり、女の子たちからはパワフルなダンスや歌の披露がありました。
日本チームからも、みんなで初日から練習していたソーラン節と、KPOPダンスを披露!
 
数人の女の子が、幼いころから家族から暴力や性的虐待を受けてきた、辛い経験をみんなの前で共有してくれました。
プレダ基金では、加害者に対する裁判など、法的な支援も積極的に行なっています。
子どもがいたり、妊娠中の女の子もいますが、施設のみんなで見守り、育てています。



そして、一緒にお昼ご飯を食べたり、とにかくたくさん遊んだり、お話ししたり!
参加者それぞれが、ひとりひとりの女の子たちと交流し深い関わりの中で、いろいろな話を聴き、たくさんのことを感じ取っていました。

 

 
 


参加者からの報告~男の子の施設~

ボーイズの施設では、ボーイズ達とバスケと空手をしました。特に印象に残っているのは、空手をやっているということと、いきなり先生が「反対!」や「気合い入れて!」と日本語で言っていたことです。日本人として日本の文化を更生などの一部として使われていることが嬉しかったです!
思ったことは、ボーイズはみんな過酷な過去を持っているにもかかわらず、切り替えてあんなに来た人達に明るく振る舞えることがすごいなと思いました!
よしき/高校生
ボーイズの施設に行った時の第一印象は「え、すげぇみんな元気じゃねえか。ほんとに虐待を受けていたのか?」といった感じだった。触れ合いやスポーツを熱心にする姿を見て、彼らは自分の辛い過去を克服して今を生きているという感じがした。私は、「こういう地域の子供は目に光がある」という言葉を思い出し、やはりこの言葉の通りだと改めて実感した。それに比べて受験に追われて少しの失敗を永遠に引きずる自分が恥ずかしくなってしまったため、彼らを見習わないとと思った。
K.K/高校生
過去が辛い子も、人生をめちゃくちゃにされた人もまた人生をやり直そう、と決意してやり直そうとしている人が多くて、日本はこんな思いをしている子どもがいないとは言えないけど、少ないから環境が全然違うなと思いました。
Kira/中学生

参加者からの報告~女の子の施設~

ガールズでは性被害に遭った子のお話を聞いたり、ガールズにいる子たちと交流したりしました。

性被害に遭った子は2人が話をしてくれて、そのうち1人は自分と同い年で、私が日本で生活していた時にその子はフィリピンで被害を受けていたと思うと胸が苦しくなりました。お話ししながら途中涙ぐんでいたときもあり、経験を私たちにお話ししてくれて感謝しかないなと感じました。中でも、親戚から虐待を受けて家から逃げ出し、外で泣いていた時に知り合いの人に警察に通報してもらった、という話が衝撃的でした。日本の「子ども110番の家」のような仕組みがあると安心感がだいぶ変わるのではと思いました。

フリータイムではガールズの子たちとたくさん交流しました!一緒に話していた子の中で、さらっと「私はバイセクシャルだから、女の子が好きな時もあるし、男の子が好きな時もあるんだよ〜」とオープンにしている子がいて、印象的でした。性の多様性についての理解が日本よりもずっと進んでいると感じて、日本が見習うべきだと思いました。また、ガールズの子たちは話している感じだと過去に性被害や虐待を受けたようには思われず、みんな明るかったのも印象に残っています。辛かった記憶を吐き出すセラピーが功を奏しているのかもしれないなと感じました。
英語が第一言語ではない同士で英語で会話することができて達成感が大きかったし、英語の勉強へのモチベーションが上がりました!
交流を深めることができて、楽しかったです!
あやの/高校生

悲しい過去を背負っていても、施設で生活しているみんなはとても楽しそうでずっと笑顔だった。保護されたという共通点から仲間意識が芽生えているのか、セラピーのおかげで笑顔で過ごせているのか、他の理由があるのか、1人ずつに聞かないとわからないけれど、とにかく女の子たちがみんな笑顔で過ごせているのは結果として良いことだと思った。
帰り際に1人の子から手作りであろうブレスレットをもらった。すごく嬉しかった。言葉が完璧に通じなくても、短時間で別れを惜しむほどの絆ができるということに希望を感じた。女の子たちありがとう!
きゃ/高校生

 

 


「フィリピンスタディツアー2025春」参加者募集中!

フィリピンスタディツアー2025春 子どもふれあい、国際協力について考えるたび

日程:2025年3月27日(木)〜4月2日(水)/6泊7日
場所:フィリピン(マニラ/オロンガポ)*成田発着
対象:中学生以上 *25歳以下優先
旅行代金:304,000円 *旅行代金に含まれない費用がございます。詳細はウェブサイトでご覧ください。
割引:早割-1月8日までのお申し込みで5,000円引き *併用不可
きょうだい割-同一住所のご家族2人以上のお申し込みでそれぞれ5,000円引き *併用不可
募集人数:18名(最少催行人数8名)
締め切り:2025年1月8日(水)23:59 第1次(早割締切)/2025年1月24日(金)17:00 最終締切