【フィリピンスタディツアー2024夏】報告Vol.3 ーDay5~Day7の様子
2024年8月1日〜7日に開催した「フィリピンスタディツアー2024夏」の報告ブログ Vol.3。
訪問先ごとに、参加者の生の声も掲載しています。素敵な学びや気づきをたくさん報告してくれています。
支援先であるフィリピンの様子が気になる方も、スタディツアーへの参加を検討している方も、ぜひご覧ください!
~報告一覧~
・Day1~2
・Day3~4
・Day5~7
・参加者、保護者の声
報告「フィリピンスタディツアー2024春」
Day5 (2024年8月5日)
4日間を過ごしたオロンガポからマニラに戻ります。大好きなプレダを離れることに、みなさん寂しい様子でした。
途中、スービックのビーチに寄りました!大きな港のある、素敵な町でした。
マニラについて向かったのは、スペイン統治時代の16世紀につくられたマニラ最古の地区の一つと言われるイントラムロス。
各グループにマニラの大学生が同行し、解説してくれたり、おしゃべりを楽しみながら観光しました。
そのあとはモールでショッピングや夕食を楽しみました。きれいなモールや大きな建物に、オロンガポやアエタの村との違いに驚きの声があがっていました。
夕食後は、みんなで集まって、いつも通り振り返り。今日はアクションを考えるワークショップを実施しました。
自分が興味がある問題を、自分の好きなこと・得意なことと組み合わせると、どんなアクションができるか、アイディアをたくさん出していきました。
フィリピンでいろんなことを感じ学んできたみなさんからは、おもしろいアイデアがどんどん出てきました!みなさんの楽しくたくましく乗り越えて行く力は、本当に素晴らしいです。
いよいよ、スタディツアーも終盤です!
Day6 (2024年8月6日)
マニラのナボタスにあるスラム地域を訪問します。
その前に、ゴミ集積所エリアにある町に向かいました。集められたゴミの中から使えるものを探し、それを売って生計を立てる「スカベンジャー」と呼ばれる人々がマニラのゴミ集積場付辺には多く暮らしています。
ペアに分かれてお宅訪問をさせていただき、インタビューもさせていただきました。
どんな仕事をしていますか?家族はいますか?幸せを感じるときはどんな時ですか?など、たくさんのことをお話ししていただきました。
スラム地域に着いて、まずは全員で、地域内をツアーして回りました。
その後、ペアで分かれて、スラムでもホームビジットです。
各家庭でお昼ご飯を食べ、遊んだりして3時間弱を過ごしました。お昼ご飯は、フィリピンで一番おいしかった!と話してくれました。
様子を見に行くと、たくさんおしゃべりをしたり、持ってきたお土産で遊んだり、写真を撮ったり、家にあったカラオケ!?大会をしたり。それぞれ思い思いの時間を過ごしていました。
前日に見たマニラの光景とはまた違うフィリピンの実態に、多くの参加者が衝撃を受けていました。
夜は、最後の振り返りの時間。
スラム地域での支援活動をしているKPACIOから、スラム地域で暮らす人々の状況や支援活動について教えていただきました。
「なぜ平日昼間なのに子どももおとなもが多いの?」「学校はみんな行けているのか?」「裕福に見えたけど、実際どうなの?」など、参加者からもたくさんの質問があがりました。
そして、ホームビジット先の様子や気付き、印象に残ったこと、先住民族の村とスラム地域の様子を比べて感じることなどを共有し、
最後にツアーを通じて感じたことや学びの共有を行いました。
それぞれが考えていることに学びを得ながら、改めてフィリピンで過ごした時間を振り返ることが出来ました。
全員でとる最後の夕食も楽しみました!
Day7 (2024年8月7日)
最終日の朝は、仲間への手紙や1か月後の自分への手紙を書いたり遊んだり、、、お昼前に空港へ移動しました。
無事全員日本へ到着!飛行機の中でも、帰りたくない~~と言いながら、たくさんの思い出話を。
一緒に過ごしてきた仲間との別れを惜しみ、最後の最後までコミュニケーションを取りながら、ツアーは終了となりました。
このフィリピンのスタディツアーでは、初めての環境で困難なこともたくさんあったと思います。
そんな環境の中からもそれぞれが多くの学びを得て、あっという間にフィリピンの生活になじむ姿が見られました。
現地の大人や子どもとコミュニケーションをとったり、現地の言葉を覚えたり、現地の人々の人生や生活に想いを馳せたり、バスの中から様々な発見をしたり・・・
一日の終わりには、学びや気づきを共有する振り返りの時間をもちました。みなさんの学びや気づきに、スタッフもハッとさせられ、沢山のことを学ばせていただきました。
またみんなで再会できることを願っています!
次回最後の報告ブログでは、参加者からのこのツアー全体を通しての感想やメッセージをお届けします!
素敵な発見や想いがたくさん詰まっていますので、ぜひご覧ください。
参加者からの報告~マニラ観光
まほ/高校生
参加者からの報告~スラム地域~
印象的だったことは、貧困地域であるにも関わらず、やさしさ、心があったかいと感じたことだ。最初に訪問した家では、水筒をもっていると伝えたのに、4人分の冷たい水を買ってきてくれた。足元が悪いところでは、バイクに乗せてくれた。ランチをごちそうになったお宅でも、食事だけではなく、手造りの大きなクッションをプレゼントしてくれた。フィリピンの人たちのあたたかいおもてなしに心があたたかくなった。
一方で、識字率は低く、多産、一見すると物質的には家もきれいでテレビもあるから想像していたような貧困がないように思った。それはほかのメンバーも同じだったようで、振り返りのときに、ハリエッタさんに質問をすると、彼らは本当は貧しいのだが、youtube等を通じて豊かな生活というものを知っているから、高利貸しに借金をしてものを買っているのだと教えてくれた。また、女子生徒を資金的にサポートしても、20歳前後で妊娠し、学業をあきらめざるをえないことがほとんどであると話してくれた。ある意味、インターネット接続がないアエタの人々のほうがマニラのスラムより精神的に豊かな生活が送れているのかもしれないと思った。学校は人数が多すぎて2部制(朝6時から12時と12時から18時)となっていた。アエタでは、そんなことはなく1日中、こどもは学校で学ぶことができていた。マニラのこどもは、家に帰ってから図書館で勉強することもできない。家には、もちろん、個人の部屋はないし、勉強机もない。彼らが貧困から脱却するためには、教育を受ける機会を十分に作ることなのだろうと思った。
ちなみに、スラムのおうちでいただいたアドボが今回のフィリピン滞在で一番おいしかった!
奈良里紗
自分が今贅沢な生活をしているからこそそういう状況を見るのも辛かったし、自分が住める状況でもなかったのでどう解決できるのかもほんとに分からなかったです。自分が思っている以上だったので、見ていて悔しいし、悲しかったです。
りお/中学生
ももせ/高校生
「フィリピンスタディツアー2025春」参加者募集中!
フィリピンスタディツアー2025春 子どもふれあい、国際協力について考えるたび
日程:2025年3月27日(木)〜4月2日(水)/6泊7日
場所:フィリピン(マニラ/オロンガポ)*成田発着
対象:中学生以上 *25歳以下優先
旅行代金:304,000円 *旅行代金に含まれない費用がございます。詳細はウェブサイトでご覧ください。
割引:早割-1月8日までのお申し込みで5,000円引き *併用不可
きょうだい割-同一住所のご家族2人以上のお申し込みでそれぞれ5,000円引き *併用不可
募集人数:18名(最少催行人数8名)
締め切り:2025年1月8日(水)23:59 第1次(早割締切)/2025年1月24日(金)17:00 最終締切