プレダ基金支援プログラム

性虐待を受けた女の子、法に触れた男の子の自立支援

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、団体の設立当初(1999年)からパートナーを組んでいるフィリピンのNGO「プレダ基金」を通じ、性的虐待を受けた女の子や刑務所で不当な扱いを受けている子どもたちへの支援を行っています。
また、こういった子どもたちへの被害を減らしていくための取り組みとして、プレダ基金が支援する農村地域のコミュニティの貧困解決に向けた活動にも力を入れています。

 

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プレダ基金ってどんな団体?

プレダ基金は、フィリピン・オロンガポ市にある現地NGOです。この団体は1974年、アイルランド人のシェイ・カレン神父と、フィリピン人のヘルモソ夫妻によって設立され、「子どもや女性、貧困層の人々を守る」という使命を掲げて活動しています。過去ノーベル平和賞に2回ノミネートされ、2024年には設立50周年を迎えました。
 

プレダ基金の主な活動

1.性的虐待を受けた女の子の自立支援

性的虐待を受けた女の子を救出し、自立のため支援をする部門。家族、親戚などによって性的虐待を受けたり、貧しい家族を支えるために性産業で働かされるなど、性的虐待にはさまざまなケースがあります。被害を受けた女の子たちを救出し保護する活動を行っています。
施設では、つらい経験から立ち直るためのセラピーなどが行なわれるほか、加害者に対し裁判を起こしたり、子どもが自立できるよう教育や職業訓練などを提供しています。

 

2.法に触れた男の子への自立支援

刑務所で不当な扱いを受けていたり、家庭で虐待などの被害を受けた男の子を救出し、自立のための支援する部門。大人と同じ牢屋に入れられ虐待の被害を受けるなど劣悪な環境の刑務所から救出し、プレダ基金の施設で保護しています。
施設では教育や職業訓練、セラピー、家族との再会の機会を提供するなどし、社会復帰できるよう更生支援を行い、自立をサポートしています。

 

3.アエタ民族コミュニティ支援

先住民族アエタは、ボルネオ島から約2~3万年前にルソン島北部に移り住んできたといわれ、フィリピン諸島に住み始めた最初の民族の一つです。火山の噴火や近年の気候変動、地域の開発などにより、アエタの人々の伝統的な暮らしの形が崩れ、食糧、教育、衛生、医療など多くの面で課題を抱えています。
プレダ基金ではアエタの人々が自立し貧困の連鎖を断ち切れるように、農業支援などを通じた収入向上支援や、子どもたちへの教育支援などを行なっています。

 

4.フェアトレード

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貧困層の子どもが良い教育を受けられるようにするためには、親の自立と安定した収入が必要です。プレダ基金は、先住民族コミュニティなどの貧困地域で持続可能な農業の手法や商品開発のスキルを人々に教え、自らの力で収入を得られるよう支援しています。
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、プレダ基金の支援を受けた人々が作ったフェアトレード商品を日本で販売しています。

 

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