【報告】東洋女子高等学校でウェルビーイング授業を実施

2024年4月27日(土)に、東洋女子高等学校1年生を対象にウェルビーイングに関する授業を実施しました。
土曜授業の2コマをいただき、自分と向き合うワークを中心にウェルビーイングについて考えました。


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【授業の様子】

まずは団体とウェルビーイングの意味について説明
深呼吸とストレッチでリラックスしてからアクティビティを始めます!
「感情と価値観を知る」「感謝とレジリエンス(回復力)」「子どもは社会の一員」などなど、たくさんのアクティビティに取り組みました
最後に「自分にとってのウェルビーイング」について考え共有し合いました

【生徒の声】
・ウェルビーイングという言葉を聞いたことがなかったけど、改めて自分も振り返ってみると自分の性格やよく思う感情について知ることができてとても良い機会でした。
・自分の気持ちと向き合うことの大切さが理解できた
・みんなが回復のためにしていることが自分と共通することがあったので共感できてよかったなと思った。
・感情と価値観はリンクしているということが印象に残った。このことが分かっていたら、感情のコントロールや自分を労わること、外に頼ることができ、より良い生活を送ることができると知った。自分を良くして周りにも還元して、それが社会にも繋がったら良いなと思った。
・一人一人の子どもは皆大切な存在だということを、今回改めて感じることができたので良かった。自分だけでなく、社会のウェルビーイングもできたら嬉しいと思った。
・自分に対してマイナスな捉え方をすることが多かったが、「子どもも社会の一員だ、未来を変えられる」ということを知って自分や未来に対する希望が湧いた。
・今回の授業で感じたことは、自分の気持ちを大切にすることは大切だという事です。私は、自分が思っていることを素直に言えず相手に合わせてしまうので少しずつ自分の意見を素直に言えるようにしていきたいです。


近年、「ウェルビーイング」という言葉がよく聞かれるようになりました。
経済協力開発機構(OECD) では2019年 に“Learning Compass 2030”を発表し、この中で子どもたちがウェルビーイングを実現していくことの重要性を提唱しています。
日本でも、令和5年〜9年の教育政策全体の方向性や目標・施策などを定める『第4期教育振興基本計画』(文部科学省)の2つのコンセプトの1つとして、ウェルビーイングの向上が掲げられています。

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、子どもが自らの力で社会を変えていくうえで、ウェルビーイングは重要な前提条件だと捉え、テイク・アクション・キャンプの中でもセルフケアをはじめとしたプログラムを実践してきました。

2022年8月、より多くの子ども世代がウェルビーイングについての理解を促すことを目的に、学校現場でのウェルビーイング授業づくりを始めました。児童精神科医の山口有紗さんにご協力をいただき、中学生向けのウェルビーイング授業案を作成しました。2023年2月には、世田谷区立桜丘中学校の教員と生徒の皆さんに協力いただき、実際に計3回のウェルビーイングについての授業を実施しました。
生徒の有志メンバーからフィードバックをもらい、ワークや説明内容を改良してきました。

現在、ビデオ・ワークシート・指導案をセットとした教材の公開に向け動いております。
また、今年度は小学生向けの教材づくりもスタートいたしました。

より多くの教育現場で、気軽にウェルビーイングに取り組んでいただけるよう尽力していきたいと思います。

ご興味のある方は、以下の「ウェルビーイング」ページをご覧いただき、講師依頼などお気軽にご相談ください!

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