フィリピン先住民族の小学校にトイレを届けよう!修繕寄付金募集スタート

FTCJが支援をするフィリピンのミンダナオ島の山深い地域で暮らす先住民族の村の小学校には、生徒のためのトイレが昔作られましたが、古くて壊れており、修繕費用がないために放置されています。

そこで、この小学校のトイレを修繕し、小学校に通う児童生徒や先生が衛生的な環境で用を足すことができるようにするために、「先住民族小学校トイレ修繕事業」をスタートさせることになりました。

トイレがないことで、学校で学ぶ子どもたちは衛生的な環境で用を足すことができいません。特に女の子の生徒は、学校での学びに支障をきたし欠席するケースが見受けられます。

小学校に、男子用トイレと女子用トイレと、先生用トイレをひとつずつ、合計3つつくることで、環境汚染のない小学校運営を応援します。また教職員用宿舎で水浴びができるような施設も設置します。

トイレ設置と水浴びができる施設設置のためには、2,602,000円が必要です。トイレができると、学校に通う約45人の生徒と、学校の先生や保護者などが衛生的な環境で用を足すことができます。

子どもたちが安心してトイレにいけるようになることで、学校での良い学びにつなげる活動にむけて、ご寄付へのご協力をどうぞよろしくお願いいたします!!

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現地で教員・生徒約40~50人が共用しているお手洗いが1つのみありますが、壁・床ともに崩れそうな状態になっていてこれ以上利用することが危険です。 (C)FTCJ

<プロジェクト実施の背景>

ミンダナオ島の先住民族が住む村は、島の最大都市ダバオに属しますが、ダバオの中心地からは50キロ以上離れており、バスやバイクなどを乗り継ぎ、川を渡り、4時間ほどかかります。村には水道が整ってないため、川などの水源まで毎日何度も水を汲みにいく必要があります。また、トイレが設置されている家はほとんどないのも課題で、学校にあるものも壊れていて使えません。そのため子どもたちは衛生的な環境で用を足すことができておらず、特に女児については学校での学びに支障をきたし欠席する女児が見受けられます。更に、教職員用のトイレの壁も壊れており、水浴びをするスペースが確保されていないため、宿舎での生活に教職員がストレスを感じていて、質の良い教育提供にも支障をきたす恐れがあります。

 

<目的>

学校にトイレを作ることで、小学校に通う子どもはもちろん、子どもの家族も使うことができるようにし、村の公衆トイレとして機能させたいと計画しています。そうすることで、村人の衛生環境を改善させます。また、トイレがないことで学校を欠席しがちな生徒、特に女児生徒がいるため、トイレの設置を通じて学校への出席率を向上させます。また、教職員の衛生環境を向上させ、ストレスなく教師として寄宿できるよう支援します。

 

<プロジェクトについて>

45人程が通う小学校に男女1つずつのトイレを合計2つ、教員用宿舎に1つ、合計3つのトイレを設置します。同時に、教職員用の水浴び用施設がないことからバスルームを設置します。比較的雨が少ない季節の2023年4月~7月に主要な工事を行い、8月までに完成させる予定です。トイレ完成後は、手洗いの重要性や、トイレで用を足すことで環境に良く衛生的であることを伝えるためのワークショップを学校で生徒やその家族に行い、保健衛生の周知徹底を村内で行います。

SDGsのゴール6―2の誰もがトイレで衛生的な環境で用を足せるようにすることの達成を目指しています。


 

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(参考)お手洗いの整備の重要性については、下記の記事をご覧ください。

【今日は何の日?】11月19日 世界トイレの日 / World Toilet Day