【開催報告】テイク・アクション・オンライン・ミニキャンプ2022春

5月4〜5日に、テイク・アクション・オンライン・ミニキャンプ2022春を開催しました!

2021年から始まった、2日間のみの “ミニキャンプ” 。
初めての方でも気軽に参加できる&キャンプを通して一歩を踏み出せる、
「新しい自分、新しい世界を見つけられる」キャンプを目指しています。

 

昨年の春・夏の開催に引き続き、全日程オンラインにて行いました。
(ちなみに2022年夏は、宿泊施設での対面開催を予定しています!)

日本全国から小学校5年生〜高校3年生、計16名にご参加いただきました。

 

☆4つのセッション
今回のオンライン・ミニキャンプのプログラムには、主に4つの時間+αがありました。

「グループセッション」 :同年代の4人+ファシリテーター1人のグループ(以下スモールグループ)で活動する時間。

「コーチングセッション」:ゲストスピーカーを招き、1つのテーマについての理解を深める時間。

「カントリーセッション」:留学生と交流し、出身国の文化について学ぶ時間。

「全体セッション」   :個人ワークを中心にして、参加者全体で活動する時間。

+「チョイスタイム」  :希望者だけで活動する、自由参加の時間。

 

SPRING ミニキャンプ

【5/4 1日目】

オープニングセレモニー

まずは、全体ルールの確認後、当団体代表理事の中島による団体紹介と子どもの権利について説明がありました。その後は、アイスブレイクとして、3人グループで共通点探しをしながら交流しました。

 


グループ①:セーフスペース

お昼を食べて再集合!アイスブレイクゲーム後、今後全員が安心して参加できるようにみんなでグループルールを作りました。また、各グループで作成したルールを持ち寄って、全体で互いのルールの確認もしました。みんなの期待や不安をしっかり共有することができました!

 

コーチング①:ルワンダ・紛争・教育支援について

NPO法人ルワンダの教育を考える会の代表を務める、永遠瑠(とわり)・マリールイズさんをお招きし、ルワンダの歴史やご自身の経験された紛争、そして現在行っている教育支援活動についてお話しいただきました。ウクライナ・ロシア間で戦争が起きている今、改めて平和の大切さと向き合うことのできる時間となりました。

 

☆こちらの写真のピアノは、FTCJの子どもメンバーがルワンダに贈ったピアノです!
原爆後に奇跡的に残った、平和の象徴でもある「被爆ピアノ」を紛争のあったルワンダに贈るというアクションを思いついたのは、広島の当時11歳のメンバーたち。「広島イレブン」というグループを作り、クラウドファンディングやコンサートを開いて費用を集め、マリールイズさんの協力を得て寄付を成功させました。

 

カントリー:カンボジア・韓国の文化

昭和女子大学の国際交流団体エンパワメントせたがやのメンバーのみなさんと留学生のノッチとアキをお招きし、カンボジアと韓国の文化についてお話しいただきました。それぞれの国の言語を練習する時間もあり、楽しく交流することができました。
អរគុណ(オークン)!감사합니다(カムサハムニダ)!

 

グループ②:チェックアウト

カントリーセッションや1日目全体の振り返りをしました。

 

 

チョイスタイム
『二番目の悪者』(林木林 著/小さな書房)の朗読を聞き、感想を共有しました。普段触れている”情報”とどう付き合っていくかを考える機会となりました。

 

【5/5 2日目】

おうち de アクション

約1時間でできるアクションを決めて、実際にやってみよう!というコーナー。朝にちょこっと集まり、あとは各自お家や近所で行動あるのみ!

 

グループ③:セレブレーション

午前中に各自で行った「おうち de アクション」を報告し合い、みんなで讃え合いました。振り返りも行い、次に活かしたいことを考えました。



全体①:ソーシャルアクションレポート

午前中に各自で実施したアクションの報告レポートを書きました。このレポートは、子ども若者のソーシャルアクション事例の蓄積になるとともに、提出するとChenge Mekers Fesへ参加できる特典もついています!

ソーシャルアクションレポート

コーチング③:Gift+Issue=Change

「好きなこと+社会問題=ソーシャルアクション」という考え方の下、ワークを通して自分がワクワクするアクションアイディアの考え方を学びました。

 

全体②:アクションアイディア作り
直前のコーチングセッションで学んだ考え方を活かして自分がやってみたいアクションアイディアを考えました。参加者同士でお互いのアイディアを付け足し合ったり、発表し合ったりしました。

 

 

グループ④:キャンプ全体の振り返り

考えたアクションを達成できた時を想像してインタビューに答える「ヒーローインタビュー」とキャンプ全体の振り返りをしました。自分に起きた変化や学んだことなどをグループ内で共有することができました。

 

クロージングセレモニー

考えたアクション・アイディアをみんなで見せ合い、お互いを讃え合いました。
ワクワクするアクションがたくさん!ぜひ皆さん実際にやってみてくださいね!

 

「自分にも何かできるかもしれない!」参加者のみなさんにそう思っていただけたら嬉しいです。
今回の「おうち de アクション」や「Gift+Issue=Change」でアクションを起こす準備ができました!
ぜひそれぞれの場所で、自分の強みを起こしたアクションを起こしてみてください!

私たちフリー・ザ・チルドレン・ジャパンはみなさんを応援しています!

 

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<キャンプを終えて、参加者からの感想>
・最初は少し不安があったけど、それ以上にたくさんのことをまなぶことができたのでよかったです。

・参加してよかった!この一言です!!

・個性あふれる、とても興味深い意見で溢れていました。

・ゲストの方の講演がとても良かった。

・知らない人とこうやって社会問題について一緒に考えていく時に(中略)あやふやに意見だしたりしていましたが、このキャンプのおかげで、普通に喋れるようになりました。良かったです。

・ファシリテーターの方がとても話しやすく、温かい空気を作ってくださったので、とても楽しめました!

・たくさんの学びがありました。また、キャンプを通じて、「これが子どもの意見が尊重される空間だ」と感じました。スタッフの皆さん、ありがとうございました。

 

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実施にあたり、下記のみなさまよりご支援をいただきました。

【テイクアクションキャンプ・スカラシップ(参加費免除制度) 協賛】
大東建託グループ みらい基金 様

大東建託グループ みらい基金

【参加費ご支援】
愛知教職員組合連合会 様

 

改めて感謝申し上げます。

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「テイク・アクション・オンライン・ミニキャンプ 2022春」
●日 程 :2022年5月4,5日
●場 所 :オンライン
●参加者 :16人参加
小学生3人、中学生4人、高校生9人

●スタッフ:10人

●ゲストスピーカー
永遠瑠・マリールイズ
学生団体エンパワメントせたがや、留学生2人

●過去の実施報告はこちら(2021年夏4日間のオンライン・キャンプ報告はこちら