【報告】WE Talk “Social” 大学生企画 Vol.2 開催しました

この秋冬、全5回のオンラインワークショップ「WE Talk “Social” 大学生企画」を実施する

大学生メンバー2人から、先日行われた第2回目の報告が届きました!


12月13日に、世界の児童労働についての講義&ディスカッションイベントをオンラインで開催しました!

 

第2回目のトピックは「先進国と児童労働」でした。

第1回目と同様、大学生にファシリテーターとしてディスカッションの際に協力してもらい、

今回も小学生の年代から大人の年代までの参加者14人と講義を聴き、ディスカッションを行いました。

 

今回のイベントのご報告をいたします!

~講義~

 前回のトピックである「日本の児童労働」から世界の先進国の児童労働に目を向けてほしい思いを込めて今回のトピックとイベントの内容を決定しました。「児童労働」と聞くと、開発途上国のイメージが強いと思います。しかし、「児童労働」は世界各国で起こっている深刻な国際問題の1つです。

 そこで、もっと世界の児童労働について知ってもらいたく、世界の児童労働について詳しい当団体の代表中島早苗を今回のイベントのゲスト講師として、FTCJについてや先進国の児童労働とはどのようなものがあるのか、働いている子どもの人口やアメリカ、ヨーロッパ、日本の事例をそれぞれ見ていき、最後に動画の視聴を行いました。

 

~グループディスカッション~

 今回講義の間に2回のグループディスカッションを行い、参加者全体で意見交換を行いました。ディスカッショントピックとして、何が原因なのか・どんな社会問題が絡んでいるのか・解決策・私たちのできることの4つをそれぞれ話し合いました。全体で意見交換を行う際、参加者の意見に対して共感していました。参加者は様々な年代の参加者と意見交換することで、新しい発見や新たに私たちひとりひとりに出来ることを話し合い、企画者としても学びの多いイベントとなりました。

 

〈参加者アンケート〉

  • 児童労働はアフリカなど発展途上国だけではなく、先進国でも多く行われていることがわかった。発展途上国のほうが児童労働の数は多いかもしれない。でも、先進国の児童労働の子どもたちも同じ人間の一人として助けたいと思った。国として見たときの先進国、発展途上国はあるかもしれない。でも、国の中身をよく見てみると先進国にも課題は山積みであるとおもう。

 

  • 児童労働と聞くと、発展途上国の過酷な状況下での労働ばかりを思い浮かべてしまい、もちろんそれらも重要な問題ではあると思いますが、今回このイベントに参加したことで、日本にも多くある問題であり、身近に存在するJKビジネスや子役などもそれらに含まれていることに驚きました。また、中学生以下は労働全てが禁止だと思っていたので、認められている仕事があることにも驚きましたが、何かを認めることで規制に穴ができたり、でも全てを禁止することで必要以上に困る人がうまれたり、というそれぞれの利点欠点をどう優先してギャップを埋めていくかが難しい問題だなとも感じました。

 

  • 自分たちがどうすれば少しでも貧困問題が解決していくのかなど、他の人の意見をたくさん聞くことができて、諦めずにに声を上げ続けたり、児童労働の事実を少しでも知らせることが出来るように国際的な組織や政府が伝えることが重要だということ。

 


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