スワパン氏が運営する「マクタニール子どもの家」とは?

今日は、フリー・ザ・チルドレンのインドのパートナー団体であるCenter for Communication and Development(CCD)の代表であるスワパンさんが、
「マクタニール」という子どもの養護施設をどのような思いで設立したのかをご紹介します。

 

以下はスワパンさんの言葉ーーー

「マクタニール」とはヒンドゥー語でオープンスカイ(直訳で「開いた空」)という意味です。
その名の通り、この施設は貧困下で暮らすインドの子ども達のために作られた、
安心して生活できる平和をコンセプトにした施設です。

現在マクタニールにいるのは、親が亡くなってしまったり、出ていってしまったりした極貧の家庭の子どもたちや、路上生活をしたり、児童労働をさせられていたりといった過酷な環境から救出された子どもたちです。

 

 

子どもたちの中には貧困が原因で両親と一緒に暮らすことができない、
働くために学校に行くことができないなど、過酷な状況にいる子どもたちがたくさんいます。

私は、そういった子どもたちを目の当たりにし、
「罪もない彼らがどうしてこのような幼少時代を送らなくてはいけなくなったのか?」
という疑問を持つようになりました。

貧困が原因で親と引き離されてしまったからといって、貧しい生活を強いられる理由などありません。
なぜ世間から嫌な目でみられ、さらには遠ざけられなくてはいけないのでしょうか。
人生において、どんな境遇に生まれた子どもたちでもチャンスを与えられるべきだと思うのです。
そういった子どもたちが、安心して生活し成長できるようにマクタニールという施設を作りました。

 

子どもたちと話すスワパンさん

 

今まで約35年マクタニールという施設を運営してきましたが、その中で学んだことがあります。
子どもたちは幼少期の段階でちゃんとした教育を受け、自分のことを気にかけてくれる人がいるというだけで、
その後の彼らの人生に大きくポジティブな影響を与えることが出来るということです。

 

 

ここでは、住むところも整っていて、食べ物もあり、勉強や宿題を見てもらうこともでき、
善悪についての道徳上の基準もしっかりと学ぶことができます。
ここに居なかったら起こっていたかもしれない出来事も、ここに居ることで社会保障として守られています。
楽しく、幸せに幼少時代・子ども時代を送ることが出来ます。
安心して眠ることも、勉強して自分探しに時間を費やし、世界を変えるのも自分次第です。

 

 

 

彼らはこれで、夢を見ることが出来ます。
夢をみて、自分の想像力を最大限に活かして、自分で未来を描くことが出来ます。
毎日を、笑顔で過ごすことが出来るようになりました。

私はこれからも、夢を追いかけ、自分の未来を創造していく彼らを全力でサポートしていきます。

CCD代表 スワパン・マッカージ
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フリー・ザ・チルドレンはそんなスワパンさんの思いを応援して、
一緒にマクタニールの運営を行っています。

マクタニールの子どもたちの支援のために、
Readyforへの寄付のご協力お願いします。
https://readyfor.jp/projects/ftcj-india