【報告】12月28日(土): 「SDG4教育キャンペーン2025」政党アンケート作成に向けた、子ども・ユース世代対象ヒアリング会

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、すべての人々が教育を受ける権利を受けられるよう、国際的に活動する団体が加盟するネットワーク「教育協力NGOネットワーク(JNNE)」に加盟しています。JNNEではSDGsのゴール4「質の高い教育をみんなに」を達成するために、市民の声を政府や国際社会へ届けるキャンペーン「SDG4教育キャンペーン」を実施しています。このキャンペーンでは、子ども・ユース世代とともに政策提言を行う「子ども・ユースロビイング企画」や、「主要政党に対する、SDG4(教育目標)に関するアンケート」を実施予定です。(過去キャンペーンは過去の記事一覧をご覧ください)

2025年度のキャンペーン開始に向けて、現在、「主要政党に対する、SDG4に関するアンケート」で何を問いたいか、子ども・ユース世代から意見・アイデアを募るアンケートを実施していますが、オンラインで実際に子どもやユース世代からの意見を聞くためのヒアリング会を12月28日に開催しました。

参加した子ども・ユースのみなさんは、子どもの権利を尊重するうえでの教育の果たす役割を認識されていたり、過去のSDG4教育キャンペーンにかかわっていて質問づくりからかかわりたいと思っていた方、また、教職課程を学校で選考されていて、教育について理解を深めたいという方がお越しになっていました。
イベントでは、キャンペーンの紹介などの主旨説明、安心の場づくり、自己紹介を行ったうえで、参加された皆さんに国内外の教育問題について気になっていることについてお話を伺いました。

話し合いで出されたトピックとしては、以下のようなキーワードが提示されました。
▼日本国内の教育に関する事柄
・学校にいけない子ども
・子どもの意見表明権と反映の仕組み
・生徒会運営
・いじめ問題
・教職課程と教師の質、教員のウェルビーイング
・セクシャルマイノリティ
・性教育
・校則
・ヤングケアラー
・インクルーシブル教育
・未就学児童への教育

▼国外の教育に関する事柄
・女子教育
・日本政府の世界の教育に対するリーダーシップの有無
・緊急時下の教育
・学校保護宣言

また具体的に政党に尋ねたい事柄としては、
・子どもの権利に対する教育を進めることで子どもがわがままになると認識しているか?
・日本が学校保護宣言を賛成するためには何が必要か?
などの意見が出ました。

イベントの最後には振り返りが行われました。
振り返りでは、「今日話したことが子どもの権利や教育に貢献できたらよいなぁと思った。」「キャンペーンにかかわっていきたい」「いろんな人の意見を聞けて良かった」「教職課程などのアプローチも重要だと思った」などの声をいただきました。

 

「SDG4教育キャンペーン2025」政党アンケート作成に向けた、子ども・ユース世代からの意見募集は1月13日まで実施しています。
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