【開催報告】テイク・アクション・オンライン・キャンプ2023春
6月17日、18日に、テイク・アクション・オンライン・ミニキャンプ2023春を開催しました!
2020年から始まった、オンライン・キャンプ。
初めての方でも気軽に参加できる&キャンプを通して一歩を踏み出せる、
「新しい自分、新しい世界を見つけられる」キャンプを目指しています。
昨年の春の開催に引き続き、全日程オンラインにて行いました。
(8月19〜23日は、静岡の宿泊施設にて対面開催いたします!テイク・アクション・キャンプ2023夏)
日本全国から小学校5年生〜高校3年生、計12名にご参加いただきました。
☆4つのセッション
今回のオンライン・キャンプのプログラムには、主に4つの時間+αがありました。
「グループセッション」 :同年代の4人+ファシリテーター2~3人のグループ(以下スモールグループ)で活動する時間。
「コーチングセッション」:ゲストスピーカーを招き、1つのテーマについての理解を深める時間。
「カントリーセッション」:FTCJスタッフからある外国についての話を聞き、文化や現状について学ぶ時間。
「全体セッション」 :個人ワークを中心にして、参加者全体で活動する時間。
+「チョイスタイム」 :希望者だけで活動する、自由参加の時間。
SPRING CAMP
【6/17 1日目】
オープニングセレモニー
まずは全体ルールの確認後、当団体副代表理事の原元望から、団体紹介と子どもの権利について説明がありました。その後は、アイスブレイクとして、3人グループで共通点探しをしながら交流しました!
このキャンプ中に特に一緒に時間を共有するスモールグループでも顔合わせをしました。
グループ①:セーフスペース
お昼を食べて再集合!アイスブレイク自己紹介ゲームをした後、今後全員が安心して参加できるようにグループごとにルールを作りました。みんなの期待や不安をしっかり共有することができました!
コーチングセッション①:環境問題について
国際環境NGO「350 Japan(スリーフィフティージャパン)」の代表を務める、伊与田昌慶(いよだまさよし)さんをお招きし、現在の環境問題の現状やムーブメントを起こす様々なアクションについてお話しいただきました。衝撃的な現状をたくさんうかがうことができ、とても学びのある時間になりました。参加者からも「小さなことをすることが温暖化の対策だと思っていましたが、子どもの力で大人に対策を呼び起こすのも大事だと気づきました。」「たった1度しか気温が上昇していないのに、とても大変なことが起こっていることに驚いた」などの声があがりました。
カントリーセッション:マダガスカルについて
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンのスタッフから、マダガスカルについての国の紹介がありました。マダガスカルの国の文化や魅力、そして貧困の現状などを学び、紹介の後には参加者からもたくさんの質問がありました。
マダガスカルの言語の練習をして、参加者同士で自己紹介もできるようになりました!
Misaotra(ミサオチャ)!
グループ②:チェックアウト
1日目全体の振り返りをしました。
チョイスタイム
『二番目の悪者』(林木林 著/小さな書房)の朗読を聞き、感想を共有しました。普段触れている”情報”とどう付き合っていくべきなのか、を考える機会となりました。
【6/18 2日目】
おうち de アクション
約1時間でできるアクションを決めて、実際にやってみよう!というコーナー。
朝に説明を聞いてから、あとは各自自分のアクションを!参加者のみなさんがどんなアクションを起こすのか、ワクワクの1時間でした。
グループ③:セレブレーション
午前中に各自で行った「おうち de アクション」を報告し合い、みんなで讃え合いました。
ゴミ拾いやポスター制作など、素敵なアクションがたくさん起こされました!振り返りも行い、次に活かしたいことを考えました。
全体①:ソーシャルアクションレポート
午前中に各自で実施したアクションの報告レポートを書きました。このレポートは、子ども若者のソーシャルアクション事例の蓄積になります。また、自分のアクションを振り返ることもできる大切な時間です。
コーチング③:Gift+Issue=Change
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンが大切にしている、「Gift(好きなこと)+Issue(社会問題)=Change(ソーシャルアクション)」という考え方の下、ワークを通して楽しくアクションを起こす方法を学びました。
全体②:アクションアイディア作り
コーチングセッションで学んだ「Gift+Issue=Change」の考え方を活かして、自分がやってみたいアクションアイディアを考えました。
「本+ゴミの問題=ゴミ問題を扱った本を用いて読書会を開く」「作詞作曲(+外国語、イラスト)×貧困=貧困をテーマに曲を作る(多言語&PV作成)」などなど、素敵なアクションアイデアがたくさん!!
発表した後は、参加者同士でお互いのアイディアに付け足しをし合い、自分では思いつかない意見も聞くことができました!
グループ④:キャンプ全体の振り返り
いよいよキャンプも終盤・・・
2日間のキャンプの振り返りをしました。このキャンプで学んだことや、学んだことをどう活かしていきたいかなどをグループ内で共有することができました。
クロージングセレモニー
考えたアクションアイディアをみんなで見せ合い、お互いを讃え合いました。
ワクワクするアクションがたくさん!ぜひ皆さん実際にやってみてくださいね!
「自分にも何かできるかもしれない!」参加者のみなさんにそう思っていただけたら嬉しいです。
今回の「おうち de アクション」や「Gift+Issue=Change」でアクションを起こす準備ができました!
ぜひそれぞれの場所で、参加者のみなさんがワクワクするアクションを起こしていってくれることを楽しみにしています!
私たちフリー・ザ・チルドレン・ジャパンはみなさんを応援しています!
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<キャンプを終えて、参加者からの感想>
・色々学び、楽しかったです!
・思っていたよりも社会問題が身近で驚いたと共に、もっと真剣に考えなければと思いました。
・ぼくは、このキャンプで、今まで知らなかったことをたくさん学べたし、気候変動ということは知っていたけど、その内容について新しく学べた事があったので、良かったです。あと、自分がどうやってアクションを起こせば良いかということを、Gift+Issue=Changeで考えることができたので、良かったです!
・楽しかった。色々な人の意見が聞けた。視野を広げることが出来た。
・みんな話しやすくて、楽しかったです!
・環境問題、社会問題のことを詳しく知り、私達子供ができることは何かを具体的に考えることができました。
・地球温暖化の山火事で10億の生き物が死んだということを聞いて自分に何か出来ることはないかなと思いました。
・二日間という短い期間でしたが、地球温暖化等の社会問題について考えさせられ、自分にできることをアクションにしようと思いました。世界・日本の現状をただ知るのではなく、未来の世の中のことも考慮してできることを積極的に行いたいです
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実施にあたり、下記のみなさまよりご支援をいただきました。
【テイクアクションキャンプ・スカラシップ(参加費免除制度) 協賛】
大東建託グループ みらい基金 様
改めて感謝申し上げます。
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「テイク・アクション・オンライン・ミニキャンプ 2023春」
●日 程 :2023年6月17,18日
●場 所 :オンライン
●参加者 :12人参加
小学生2人、中学生4人、高校生6人
●スタッフ:11人
●ゲストスピーカー
伊与田昌慶
●過去の実施報告はこちら