「共生社会」や「人権」、「障害者理解」などがテーマの出張講演を行っています

(2020年5月4日追記)
本記事に記載されている情報は当時のものです。

 

 

今年の4月から、アドボカシー事業の一貫として「共生社会推進」の活動が始まりました。担当しているスタッフは私、石田由香理です。

 

現在メインで行っている活動は二つで、学校や大学・団体への出張講演と、視覚障害者の生活などを紹介するユーチューブ動画の配信です。

 

文部科学省は共生社会を「誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会」と定義しており、その実現を日本がもっとも積極的に取り組むべき重要な課題としています。

 

具体的にどのような社会のことを言うのでしょうか?

共生社会実現のため、私たちに何ができるのでしょうか?

 

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの出張講演では、ワークショップを通して「社会参加とは何か」「共生社会とは何か」を考え、共生社会実現のためそれぞれが今始められるアクションを考えます。

 

 

 

 

ワークショップの様子

 

 

———————共生社会を考えるための出張講演 受付中———————

 

社会的マイノリティと呼ばれる人々の視点を体験することを通して、すべての人にとって参加しやすい社会とはどのようなものかを実例を交えて考える機会を提供します。弱者を助けるというような一時的な対処法ではなく、社会そのものをすべての人にとって暮らしやすく変えていくため何ができるか、ワークショップを通して具体的な行動を考えます。

スピーカーの石田由香理自身が全盲であることから、共生社会について具体的エピソードを交えて考えたり、障害者になぜ教育が必要なのか、教育を受けられないと障害者の人生はどうなってしまうのかという事例をもとに途上国における障害者事情を話すような講演も行っております。

地方へも交通費をお出しいただければ何処でもお伺いします!

 

ワークショップ開発助成:一般財団法人 日本国際協力システムさま

 

【スピーカー:共生社会推進活動担当 石田由香理】
1989年生まれ。1歳3か月の時から全盲で、高校まで盲学校に通う。大学生時代にフィリピンへのスタディーツアーをきっかけにフリー・ザ・チルドレン・ジャパンと出会う。イギリスの大学院にて教育開発の修士号取得後、フィリピン駐在のNGO職員として勤務後、現在はNPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンにてフィリピン支援事業と共生社会推進活動担当者として勤務。著書:<できること〉の見つけ方(岩波ジュニア新書)