筑波大学付属視覚特別支援学校 出張講演報告

みなさん、こんにちは!

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンインターン生の拓殖大学2年本間瑞季です。

 

2017年2月12日に筑波大学付属視覚特別支援学校で国際研究部のみなさんを対象に、出張講演をさせていただきましたことをご報告させていただきます。

 

最初にこの学校の出身者でもある、フィリピン視覚障害者支援事業のリーダーを務めている石田由香理から、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの団体についての説明や紹介がありました。

 

フリー・ザ・チルドレンの説明をする石田

 

そのあとに、ワークショップを行いました。実際に存在する3人の子どもの生活を元に、その生活でうれしかったこと・悲しかったことつらかったこと・どのような支援があったらよかったのかという3点を3グループに分かれて考えてもらうものでした。

それぞれのグループがひとつのことだけにこだわるのではなく、どんなことにも多くの意見を出してくれました。

児童労働とはどのようなものなのかということを知り、考えていただけたことで有意義な時間となったのではないかと思います。

 

ワークショップ時の様子

 

 

休憩を挟んだ後、フィリピンの視覚障害者支援事業での活動内容について石田から説明がありました。生徒のみなさんは終始頷きながら真剣に講義を受けてくれました。

1人1人から感想をいただくことができ、児童労働への関心が高まったという声を聞くことができました。

 

講義終了後には、日本とフィリピンだけではなく生徒たちが今までに訪れたことのある国の福祉はどうなっているのかということを話し合いました。生徒自身が他国で戸惑うこともあったということです。

福祉の制度が整っていても障がい者への対応がない場合が多い国がある一方で、制度は整っていなくても障がい者への気配りをしてくれる人が多い国もあり、制度が整っていることだけがよいのではないという意見も聞くことができました。盲学校ならではの出張講演となったのではないかと思います。

生徒からは、知ったあとに自分がどう行動にうつすのかが重要だと感じたという声が多くありました。

 

わたしも自身が行っている活動についてお話しさせていただく機会もあり、国際協力でどのようなことができるのかということに加えて、福祉についても考えることができた出張講演でした。

 

筑波大学付属視覚特別支援学校国際研究部のみなさん、ありがとうございました。