【報告】こども家庭庁に関するシンポジウムにFTCJ子どもメンバーとスタッフが登壇しました!
4月30日(土)に、毎日新聞東京本社ビルにある毎日ホールにて、こども家庭庁に関するシンポジウムが開催され、
FTCJ子どもメンバー含む計10名の子ども若者が登壇し、FTCJスタッフの広瀬がファシリテーターを務めました。
登壇したFTCJ子どもメンバーは、きよたかさん、ゆうさん、もえかさん、まあいさん、せいたさん、ゆうなさんの6名です。
6名のみなさんは、子どもの権利に関するアンケートに協力していただいたことをきっかけに今回のイベントへの参加を希望してくれました。
堂々とイベントで話す姿はとても頼もしかったです!
【広瀬によるイベントレポート】
イベントは、認定NPO法人フローレンスの前田晃平さんによる、こども家庭庁設立に向けたこれまでの動向についての説明から始まりました。
その後、子どもたちに大きく3つの質問をし、それぞれの意見を聞いていきました。
3つの質問は以下の通りです。
・特に関心のある子どもに関する課題は何か?また、それに関連してこども家庭庁に求めることは何か?
・「子どもが子どもの権利について知ると、わがままになる」という意見についてどう思うか?
・子どもの権利やこども家庭庁について、より多くの子どもの関心を高める方法は何か?
または、子どもの意見が反映されるようにするために必要なことは何か?
当日登壇した10名の子ども若者のみなさんは、それぞれが非常に多様なバックグラウンドを持っていました。
どの登壇者も、それぞれの視点から率直な意見と切実な願いを述べているように感じました。
差別やいじめ、障害への理解、国籍の課題、学校教育の在り方、性的同意年齢、子どもの貧困、心の貧困、ヤングケアラー、子どもの権利の認知度、、、子どもたちからは様々な話題が挙げられました。
中には、自身がつらい思いをした実体験を語ってくれた方もいました。
大勢の人の前でこのようなことを話すのは決して容易なことではないと思います。
それでも、社会をよくするために伝えよう!と話してくれた子どもたちに心から感謝したいです。
子どもたちの意見はどれも鋭く、まさに当事者である子ども自身だからこそ出てくるものばかりでした。
(詳しい内容は、アーカイブ動画をご参照ください。)
また、ゲストの前田さんのコメントには、政策提言や有識者会議に参加しておられるからこその視点や情報が盛り込まれており、子どもたちの意見と組み合わさることでより問題の所在を明らかにするものだったと感じています。
今回イベントを通して、子どもが自分の意見をおとなに伝え、おとながそれをじっくりと聞くという機会は、子どもの権利を考えていくうえで不可欠であり、今後もっと増えていくべきだという思いが強くなりました。
拙い進行ではありましたが、このような素敵な場に参加できたことを大変うれしく感じます。
ありがとうございました。
【参加者の感想】
・社会問題に関して興味を持っている学生の方々と対面で出会う機会が無かったので、とても刺激的で貴重な体験ができた。
・様々な背景を持たれた方々がそれぞれの経験をもとに語ってくださったお話しは大変貴重な学びとなりました。
今後もより多くの場面でこのようなイベントを開催し、多くの人が彼らのような立場にある人もいるのだということを知ってもらい、行動してもらう必要があると強く感じました。
・今回はたくさんの人たちの前で子どもの権利のことについてや、自分のことについてたくさんお話できたので良かったです!
そして、そこに登壇したみんなと仲良くなって、お話したりして、とても楽しかったです。
・異なる意見を持っている学生の方と会うことができ、今後の活動へのモチベーションを得ることができた。
本当に貴重な体験でした。
・新聞掲載
5月21日(土)毎日新聞夕刊に、当シンポジウムの記事が掲載されました!
https://mainichi.jp/articles/20220521/dde/010/040/003000c
※有料記事のため冒頭のみ閲覧可
・アーカイブ動画
YouTubeから当日の様子を見ることができます。ぜひご覧ください!