【報告】WE TALK “SOCIAL” 大学生企画 Vol.12「あたりまえって何?~働く子どもについて知ろう~」を開催しました
11月13日に、WE TALK “SOCIAL” VOL.12 大学生企画「あたりまえって何?~働く子どもについて知ろう~」を開催し、小学生から大人の方5名にご参加いただきました。
今回のテーマは「児童労働」。
前半には、児童労働に関する2本のビデオを見ていただき、その感想や意見など共有していただきました。
「児童労働」という言葉を初めて聞いた方にでもわかるように、児童労働とはどういうものなのか、子ども達はどんなことをして働いているのかといったことが分かるビデオを見てもらいました。
動画1:「Cruel Recruitment /残酷な求人」/グッドマンサービス
動画2:《雑学》児童労働 〜フリー・ザ・チルドレン〜【サークル・ゼット#7】/ABTV Network
また、児童労働に関するクイズやフェアトレードについての紹介なども行いました。
後半には、前半の意見やビデオを参考にして、2回のディスカッションを行いました。
1回目のディスカッションでは、下の画像にある児童労働者のサントス君の1日のスケジュールを見て、自分たちの生活と比べていただきました。
自分たちの生活と似ている点・異なった点を考えてもらった上で、感想も話し合っていただきました。
2回目のディスカッションでは、「児童労働」について知ったうえで、自分たちにできること、また、これからの生活をどう過ごしていきたいかを話していただきました。
みなさんとても積極的にディスカッションに参加してくださり、様々な興味深い意見が出ました!
今回のイベントが、皆さんが児童労働について興味を持つきっかけとなったら嬉しいです。
ご参加いただいたみなさんありがとうございました!
話し合いのまとめ
「ビデオやスライドを見て児童労働について何を学んだか、何が分かったか」
<参加者の意見>
・自分の買った商品に児童労働が関わっているなんて普段想像しない。
・子どもに働かせてしまうほど困っている家庭もある。
・自分はそういう風に生まれなくてよかった。
ディスカッション①
「サントス君の一日を見て、自分の生活とは何が違うのか考えてみよう」
〈参加者の意見〉
・朝が早くて、大変そう。自分だったらできない。
・学校に行かないでずっと働いている。学校に行くべきだと思う。
・自由な時間がない。遊ぶ時間がないのはつらい。
・長い時間働いていたけれども、他の時間(ご飯や、寝る時間)は僕たちと同じようだった。
ディスカッション②
「現状を知って、自分たちにできることは何か、これからの生活どうすごしていきたいか考えよう」
<参加者の意見>
・知ることが大事だと思ったので、友達や家族に広める。
・学校で月に一回スピーチする機会があるのでそこでスピーチする。
・商品のパッケージにこの商品は生産者に適切な給料を払い作られている、と記載する
・ゴミを拾う仕事をしている子どもたちがいるなら、ゴミを出さないようにするなど、背景の背景を変える
参加者アンケート
<印象に残ったこと・感想>
・児童労働について自分にはあまり関係がないことと少し感じていたので自主的に児童労働について考えてみようと思った。
・あまり幅広い世代の方々と1つの社会問題について考える機会はないが、今回のイベントを通じてたくさんの方々と交流することで多様な視点に触れることができた。
・児童労働の現状や具体的に働いている子の1日の様子が分かったので満足できた。
・自分が知らないことなどがまだまだあると分かったので、これからもいろいろなワークショップなどに参加していきたいと感じた。
【参考ページ】
児童労働について知りたい方は、こちらのページもご覧ください。