【子どもメンバー主催】ケニアの農村地にいる子どもたちに安全な水を届けたい!! with Turcks(We are the MOVEMENT 2021-2022)

2021年9月から開始した「We are the MOVEMENT 2021-2022」。このプロジェクトは、子ども若者が社会問題を自分ゴトとして考え、ひとりひとりがアクションを起こす社会を作るべく、子ども若者自身が様々なソーシャルアクションに挑戦するものです。公募により選ばれたイベントは、立案者自身が企画・主催をし、本プロジェクトの一環として、大東建託グループみらい基金の助成、認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの運営補佐のもと実施されます。

早速、プロジェクトメンバーから企画案内が届きましたのでお知らせします。


ケニアの農村地に住む子どもたちに安全な水を届けたい!!
コロナ禍で衛生環境を守る水資源を子どもたちに届けるために。
みなさんは、世界に毎日8時間以上水運びを行う子どもたちが存在することを知っていますか?

 

【企画・アクション詳細】

みなさまから頂いた支援金でケニアの農村地に住む子どもたちに安全な水を届けるため、Syncable(下記ページ)で2021年12月31日まで募金活動を行います。
(募金サイト) https://syncable.biz/campaign/2055/

 

【Turcksとは?】

Turcks(タークッス)とは、2021年10月に高校1年生のSeata(セータ)が次の時代を担う若者が国際問題を解決するために作ったグループです。日本では、国際問題が新聞やテレビで大きく報道されることは限られています。そんななか、国際問題をインターネットで発信して若い人たちが簡単に国際貢献ができるようにしたいと思い設立したのがTurcksです。

現在の日本では、ボランティアや国際貢献と聞くと少し真面目で堅いイメージを持つ人が多いと思います。そうではなくて、誰でも簡単に国際貢献をすることができるということが必要だと考えます。若い人たちなどの多くの人が簡単に国際貢献できるコミュニティを創ることを目標にしています。世界で苦しんでいる人たちのことを見て見ぬふりをせず簡単に助けることができるコミュニティがたくさんある社会に変わることを目指しています。

【水と私たちの生活】

日本に住んでいる僕も水運びをする機会があります。それは、家からスーパーまでの約1kmを自転車で走り抜けたあと、スーパーで水を購入して家に帰宅したり、飲み水を必要としない時は洗面所かキッチンに行って水を自由に使ったりしています。
日本に住む私たちの多くが蛇口をひねれば水を使って手を洗うことができ、スーパーに行けば飲み水を簡単に購入できます。

しかし、ケニアではコロナ禍のため今まで以上に衛生的な水を得ることが困難になっています。開発途上国であるケニアという国は私たちの住む日本と全く異なる環境です。そこで、水資源が引き起こす問題を4つ紹介します。

 

①水運びによる子どもの児童労働

水道設備が整っていない地域であれば、水を使用するために川などへ水を汲みに行く必要があります。しかし、その水汲みというものは簡単なことではありません。一回に汲める量というのは決まっていますし(下記画像の場合は約20リットル)、1日生活するに必要な水の量は非常に多いのです。ちなみに、人間1人が1日生きるために最低限必要な水の量は50Lといわれています(Global News View記事より)。このような量の水を運ぶとなると開発途上国では、1日で8時間以上水汲みに時間を費やしている子どもたちも存在します。

参考画像
②水紛争

ケニアでは、2010年以降頻繁に水資源の格差が原因で紛争が発生し、多くの方が亡くなっています。水資源が豊かな村とそうではない村でとても大切な水資源を求めて争いが起こります。水資源は、日本ではあまり貴重なものと認識する機会が少ないかもしれませんが、世界では生活には欠かせない水資源の格差によって争いがたびたび発生しているところもあります。

参考画像:FTCJが2018年に支援・建設した給水施設(詳細は当時の報告記事へ)
③水不足と衛生問題

コロナ禍で、今まで以上に衛生的な水を得ることが困難になっています。国際NGOウォーターエイドが発表した「気候変動の最前線 2020年 世界の水の現状」によると、世界で安全な飲み水を確保できない人は20億人といわれています。1年のうち1カ月以上、十分な水を手に入れることが困難な人の数は、2050年には世界人口の半数以上にあたる50億人が水不足に苦しむであろうと予測されています。

水不足は特に開発途上国で深刻さを増し、国連児童基金(UNICEF)のデータによると、安全な飲み水を得られないことが原因で、毎年150万人以上の子どもが感染症によって死亡しているといわれています(国連広報センターHPより)。開発途上国の衛生環境が非常に深刻であることがわかります。

参考画像

 

④水不足による作物の不作

日本で小麦を1kg生産するのに必要な水の量は約2000Lと言われています(ハンガー・フリー・ワールドHPより)。しかし、開発途上国の中では十分な水資源がない国もあります。そして、干ばつや地下水の枯渇といった水不足は、人体だけでなく農作物や家畜にも壊滅的な被害を与えます。そこから飢餓問題に発展する恐れもあるのです。実際に現在ケニアでは、過去2年間で小雨季(10~12月)と大雨季(3~5月)の期間が例年より短くなっています。国家干ばつ管理機関のデータによると、約210万人が深刻な水・食料不足の影響を受けていて、その数は今年2月の140万人よりも増加しています(新華社通信記事より)。このことから、水資源が実際に飢餓問題と強い関わりを持っていることがわかります。

参考画像

 

 

また、こうした水問題について、TurcksのYouTubeチャンネルで解説動画を出しているのでぜひご覧ください!!

ケニア水問題解説動画:https://www.youtube.com/watch?v=PKK8swA-7PA

 

【寄付先、使い道について】

ケニアの子どもたちに安全な水を届けるため、井戸や給水設備を整えたり、手洗い場を整えたり、下水道を整備して衛生環境を整えたり、干ばつ対策として雨水を貯めるタンクを用意したり、そしてそれらの設備を維持するために現地の人をトレーニングしたりといった、様々な水に関わる支援を行なうための資金として、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンへ寄付します。今回は、Turcksの一番初めの募金活動として、12月末までに30万円集めることを目標にしています。

 

募金方法】

募金サイトのURLからSyncableという募金サイトに進みます。

②寄付をすると書かれた緑のボタンを押します。

③お支払い方法を選択します。

④寄付金額を入力します。

⑤最後に寄付者の情報を入力していただくと寄付が完了になります。

詳しい募金方法は、TurcksのYouTubeチャンネルで紹介していますのでぜひご覧ください。

募金方法動画:https://www.youtube.com/watch?v=auL8jJ4Sh8I

 

・問い合わせ先
turcks1021@gmail.com

*@を半角にしてください。

 

・主催

Turcks(タークッス)

団体Instagram :https://instagram.com/turcks/

団体Twitter :https://twitter.com/turcks1021?s=20


※本企画は、大東建託グループ みらい基金の助成、認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの
運営補佐のもと実施されている、「We are the MOVEMENT」の一環として開催されています。
https://ftcj.org/we-movement/wearethemovement