【開催報告】Change Makers Fes 2021を開催しました!(アーカイブ公開開始!)

2021年3月20日(土)、第1回開催となるChange Makers Fes 2021(チェンジメーカー・フェス2021)を開催しました。

(午前中のオンライン交流会の開催報告はこちら

今回はオンライン開催ということで、以下の方法で配信を行っていました。

①アクションの報告をして参加をしたチェンジメーカーの皆さんだけが参加できるzoom特別会場
②オブザーバー用配信(YouTube Live / Facebook Live)※アーカイブ公開しました!
③聴覚障害のある方向けの字幕付き配信zoom会場

 

オープニング

さあ、14時からドキドキの生放送開始!

オープニング動画を作ったのは、17才のクリエイターです。
“これからはじまる!”という高揚感が高まる映像があけると、MCのTatsuyaさんと川村綾さんが「皆さんこんにちは!ついに始まりました!」と元気に登場。
チェンジメーカー・フェスは、国内外の社会問題に対してアクションを起こした25才以下の若者が無料で参加できるイベントであることを説明しました。

そして登場したのは、スペシャルアンバサダーの土屋アンナさん!
土屋さんは、ご自身も様々な社会の問題や未来を考えアクションを起こしていますが、4人のお子さんがいることもあり、これからの世界を子ども達が自ら行動して変えることの素晴らしさを感じ、2019年からこのイベントの趣旨に賛同してくださっています。

続いて、フリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表の中島早苗が登場し、開催への想いやご協力いただいたみなさまへの感謝を述べました。

更に、振付師のakaneさんからのメッセージVTRが紹介されました。なんと、akaneさんより、イベント通じてのメッセージである ”Together WE can change the world”に振付のプレゼントをいただきました!3つの動きが組み合わさったもので、最後はピースを重ねてWポーズ!zoomのみんなとも一緒に行いました。

 

#01 SDGs

笑下村塾から、スタジオにはガリベンズ矢野さん、相川美菜子さん、VTRでたかまつななさんが登場しました。
SDGs/持続可能な開発とは何なのか、日本の課題や、世界での様々な取り組みについてのお話です。
くりぃむしちゅーの上田さんのモノマネも飛び出したり、お笑いを交えて楽しみながら、改めて考える時間となりました。

さて、チェンジメーカー・フェスに参加するには、アクションの報告が参加のチケット代わり、ということで、皆さんからアクションの報告をいただいています。

報告いただいた、この2年間のアクションの数値成果を集計した結果を発表しました!
アクション実施人数9,468人、集めた資金1453万9874円、集めたものの数85,306個などなど、本当に大きなインパクトを起こしていることが分かります。
詳しいレポートは、こちらからご覧ください。
ソーシャルアクションレポート2019-2021

 

中学3年生でSustainable Gameを起業した山口さんは、ゲーム感覚で楽しみながらSDGsに取り組む事業を考えるに至った経験をお話しました。
ひとりだけで行動していくのは難しいですが、自分だからこそ気が付いた課題/違和感にそれぞれが取り組み、枠組みを越えて一緒に挑戦していく社会への意気込みを伝えてくださりました。

株式会社ボーダレス・ジャパン 代表取締役副社長の鈴木雅剛さんからは、学生時代、自分が”楽しい”ことを追求していたところ「違和感」と「仲間」に出会って行動し始め、起業をしたお話がありました。「現在の常識は、未来の非常識」一緒に理想を追求していこう、と熱いメッセージがありました。zoom特別会場からでた質問にも答えていただきました。仲間はどうやったら見つかりますか?という質問には、「思っていることを、素直に伝え続けることで、必ず同じ想いを持った仲間には巡り会えますよ」とお答えいただきました。

 

テツandトモさんからは、社会問題のなんでだろう?ということで、チェンジメーカー・フェスのために作ったネタをお祝いメッセージとともに届けてくださりました。思わず一緒に、なんでだろ〜と体が動いてしまいましたね。

 

#02 気候変動

Fridays for Future Saitamaで、「世界気候アクション0319」のプロジェクトリーダーをつとめた河合実卯さんからは、中学生の時から感じていた畜産業に関する違和感をきっかけに、取り巻く社会問題に取り組むようになったお話がありました。そして、河合さんが大切にしている「1人の100歩より、100人の1歩」という言葉の紹介がありました。行動や選択を変えることで、未来をどんな方向にでも変えられる。一緒にはじめの一歩を踏み出してみませんか?

 

続いて、沖縄の綺麗な海をバックにど正論を叫びまくることで有名な、せやろがいおじさんからのメッセージ動画です。
発信を続けていくなかで、それでも社会問題解決のために進んでいかない世の中に、無力感や絶望感を感じることもあったそうです。
そんな時に、学生時代の友人から、”発信を見て自分の会社の制度を変えていくために動いている”という連絡をもらったことで、「どんな小さな声でもそれが積み重なることで、社会はちょっとずつ変わって、よくなっていく」と感じたお話がありました。

 

後半のスタートは、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンのスピーカーの伊藤菜々美から。
自身の経験から、社会問題解決のために必要だと考える3つのこと「ワクワク・もやもや・自分にもできる」をお話し、またカナダでフリー・ザ・チルドレンを設立したクレイグのストーリーをお伝えしました。

次いで登場したのは、東京学芸大学附属国際中等教育学校のソーシャルアクションチームから、卒業生の木暮里咲さんと、ケニアチームのリーダー毛千晴さんです。
ボランティアだけでなく、中高生として自分たちが社会に対してできることを考えて取り組む部活動として運営していて、なんとマンスリードナーも募集して活動しているそうです。新型コロナウイルスの情勢によって、思っていた活動ができなくなってしまいましたが、活動の目的に立ち戻り、今できることに取り組んだお話がありました。

 

#03 子どもの権利

小学生の時に、子どもの権利条約を母子手帳に載せるべく提言活動をおこなった、中学2年生の坂口くり果さんが登場しました。
坂口さんが声を上げたことで、世田谷区の母子手帳には、2019年から子どもの権利条約が掲載されています。これからさらに活動していこうと思った矢先、コロナ禍に入り、思うように活動ができなった坂口さん。でも、この状況で子どもの権利が守られていない状況がさらに増えていると感じ、「やはり今動かなければならない」と、子どもの権利条約を母子手帳の必須項目にすべく、厚生労働省に提言する活動を始めています。
「子どもだからできることはたくさんある。一緒に私たちにできる精一杯のことをやっていこう」と同年代にエールを送りました。

坂口さんから提言を受け実際に区政に反映をした、世田谷区の保坂展人区長もVTRで登場しました。
さらに自身が中学2年生の時から起こしてきたアクションの経験から、10代の時にはっきり物事を考えて発言をする・行動することは無駄じゃない、失敗したり壁にぶつかることはあるかもしれないが、その経験はその後大事な糧になるという力強いメッセージをいただきました!

 

さて、今回は、大阪府の桃山学院高等学校、鳥取県の鳥取城北高等学校、熊本県のFree the Children Japanでサテライト会場を設置して、参加してくれていました!歌手で女優のすみれさんも登場し、サテライト会場と中継タイムを行いました。

 

#04 共生社会

続いて登場したのは、伊是名夏子さん。骨が折れやすい障害があり電動車椅子を使用して生活しています。
伊是名さんは、12歳の時に、ショッピングモールに車椅子用のトイレがないことに困って、まずは1人で、そして周りの人にも手伝ってもらい、声を上げたそうです。困ったことがあったら、声を上げよう。困りごとは自分だけでなく、誰かの困りごとでもあるかもしれない、解決は誰かの幸せにも繋がるかもしれない。とメッセージがありました。車椅子用トイレは、今は「だれでもトイレ」本当にその通りですよね。

すみれさんから紹介され、VTRで登場したのは、モデルの福田萌子さん。
10代のころからショーなどに出演し活動する中で、レッテルを貼られたり、女性蔑視と取れるような発言をされた経験もあるそうです。今では、自分自身を大切に、常に前向きな発信をされている福田さんからは、自己肯定感を高めるヒントを共有していただきました。人それぞれ違うことを理解して、無理に人と比べて「もっとこうならなきゃ!」と自分を追い込むのではなく、自分が今できることを認めてあげ、人も認めてあげること。「自己肯定感=多様性」!

 

子ども時代に大切にすべきことをお話してくださったのは、モデルで幼児教室の先生もしているケイティさんです。
”たくさん遊んで・たくさん経験して欲しい”ということ。ひとりの人間として赤ちゃんの時から自分の意思で選択する経験を積めるよう、大人も子どもを1人の人間として見て欲しい、みんなが、大人に言われて違うと思ったことは主張してもい良いんだよ、ということを伝えてくれました。

モデルでタレントのよしあき・ミチさんからは、「辛いことがや不登校を経験しながらも、たくさんの素敵な人々との出会いによって今の自分がある。何事も絶対に変わると思っている。一緒に頑張っていこう!」といったメッセージをいただきました。

 

スペシャルパフォーマンス&クロージング

VTRがあけると、ステージ上にはピアノが!
現在高校1年生のわたなべちひろさんが登場しました。生まれつき視覚障害があるわたなべさん。
音楽/音は、”なくてはならない友達のような存在”であるとお話してくれました。

ONE OK ROCKの「Wherever you are」の弾き語りパフォーマンス。わたなべさんの透き通る声が響き渡りました。

 

そして、スペシャルアンバサダーの土屋アンナさんが再び登場!
自身の曲で土屋さんが作詞もされた「UP TO YOU」。「あなた次第で、全て変わるんだよ!」というメッセージが込められています。
途中で靴を脱ぎ捨てるほどの力強いパフォーマンスに、画面越しに皆さんの手拍子や掛け声が聞こえてくるような気がしました。

そして、3曲目には、わたなべちひろさんと土屋アンナさん2人での「TOMORROW」のコラボパフォーマンス!
パフォーマンス中、スクリーンには、チェンジメーカーの皆さんから集まったメッセージ写真が流れ、素敵なハーモニーとともに、未来への希望溢れる時間となりました。

 

オブザーバー参加用の生配信終了後も、zoom特別会場にいるチェンジメーカーの皆さんのみに、出演者の皆さんからの特別メッセージのエンドロールの配信やクロージングがありました。最後までエネルギー溢れる3時間でした!

 

参加者したチェンジメーカーの皆さんからの感想コメント

・土屋アンナさん、わたなべちひろさんのお2人で歌ったTOMORROWに感動しました。

・凄く背中を押されてこれからもアクションを起こし続けようとポジティブになることができた。

・コロナ禍でオンラインでの開催だったからこそ、日本各地の人とつながることができてとても嬉しかった。

・自分のやってきたことに、自信を持つことができた。

・たくさん仲間がいることを感じた。

・すべてのプログラムが最高に楽しく、刺激的でどれも印象的でした。その中でも、特にアクション報告やスピーチなどが印象に残っています。それは、私よりもずっと小さい子達から大人まで、よりよい社会をつくっていくためにとても素晴らしいアクションをされているのを知れたことは、とても勇気づけられたからです。また、「Together We can change the world」「1人の100歩より、100人の1歩」という言葉も、1人ではなくみんなで変えていくという意識を改めて持つことができたので、印象深いです。

 

チェンジメーカー・フェス第1回を、皆さんと迎えることができ、とても嬉しいです。

4月には、この2年間でいただいた活動報告をまとめた「ソーシャルアクションレポート2019-2021」の発刊、そして新しい活動報告(2021-2022)の受付も開始します!

チェンジメーカー・フェスは、ソーシャルアクションをお祝いするイベントですが、この日がスタートとなり、

これからも、日本中・世界中のチェンジメーカーと共に!
Together WE can change the world! (私たちは一緒に世界を変えることができる!)

 

 


アーカイブ映像の公開を開始しました!
当日参加できなかった方も、もう一度見返したい方も、お楽しみください!
(オブザーバー用配信の映像です)

 


【チェンジメーカー・フェス2021出演者】
土屋アンナ / akane / すみれ / Tatsuya / ケイティ/ テツandトモ / 福田萌子 / よしあき・ミチ / わたなべちひろ / せやろがいおじさん(えもやん/リップサービス) / たかまつなな・ガリベンズ矢野・相川美菜子(笑下村塾)/ 保坂展人世田谷区長 / 鈴木雅剛(ボーダレス・ジャパン)/ 伊是名夏子 / 河合実卯 / 木暮里咲 / 毛千晴 / 山口由人 / 坂口くり果 / 川村綾 / 中島早苗・伊藤菜々美(FTCJ)

ご出演者のブログ/SNSでも、ご紹介いただいています。
・土屋アンナさん abemaブログ

 

【助成】
大東建託グループみらい基金

【協力】
一般社団法人OSAKAあかるクラブ、一般社団法人オール・ニッポン・レノベーション、Wake Up Japan、一般社団法人One Young World Japan Committee、広げよう!子どもの権利条約キャンペーン

 

Change Makers Fes ~世界を変えるキミに、この日を。~