大阪市立南港桜小学校 出張講演報告

こんにちは、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの中島早苗です。

 

2016年7月13日に、住之江区にある大阪市立南港桜小学校の6年生のみなさんを対象に、クラスごとにワークショップをしました。

 

ワークショップでは、世界の貧困の中で暮らす子どもや児童労働について知るための情報カードを配り、世界の子どもたちがおかれている状況について考えました。そしてそういった国際問題に取り組むために、小学6年生だったクレイグが立ち上がってフリー・ザ・チルドレンができたことや日本の子どもたちも活動していることなどを動画などを紹介しながら、お話ししました。

大阪南港桜小  南港桜小1

 

南港桜小学校

6年生のみなさんは、私が訪問する前に、児童労働とは何か、フリー・ザ・チルドレンとはどういったグループか、フェアトレードとはどんな仕組みなのかなど、トピックごとにグループになって調べ、模造紙にまとめて発表するという授業をしていたようで、その模造紙が廊下に貼られているのを見ました。どれもわかりやすく内容がまとまって紹介されていて、みなさんの力に驚きました!

 

発表

 

ワークショップ中には、色々な質問を6年生に投げかけましたが、みなさんがとても積極的に答えてくれてうれしかったです。さすが、事前に授業で調べただけあるなぁ、と感心しました。

 

また、教室は世界の問題が学べるような書籍や新聞記事の切り抜きなどの資料が展示されていて、教室を通じて社会問題に触れられるような仕組みが施されていて先生の熱意を感じました。

教室内 大阪教室

 

今回、南港桜小学校の6年生にお話をさせていただく機会をつくってくださった山本先生、岡井校長先生、6年の担任の藤井先生、國森先生、本当にありがとうございました!これからも南港桜小学校のみなさんとともにつながって活動できたらと思います。

 

◆6年生から授業の感想をいただいたので紹介します。

・中島早苗 さん、この前は6年生のために学校に来ていただいてありがとうござい ました。この前、パンで世界の貧困に苦しむ人々を助けるということをした男の子の話がありましたが、あのように人が助けることができるのであれば、音楽でも世界の貧困に 苦しむ人を助けることができると思いますか。 自分の得意なことで人を助けることができるのであれば、私は音楽で救いたいです。 あと、フェアトレード品のチョコレートをなるべく買って、少しでもお金を寄付することができればと思います。

 

・ぼくは、中島さんの話を聞いて自分は幸せだと思いました。今まで普通だと思っていたことが特別だということがわかりました。鉛筆もぼくたちにとっては普通ですが、世界の子どもたちにとっては宝物だということがわかりました。いつもぼくは勉強をいやい ややっていましたが世界の子どもたちのことを知って頑張らなければならないと思いました。大人になったら児童労働が少しでも減 らせるように応援したいと思いました。ぼくはグレイグ君くんのようになれませんが、努力はしたいと思いました。

 

 

山本先生と中島

↑今回、お話させていただける機会を作ってくださった山本昌彦先生と。

社会問題を身近に感じられるような教室の工夫や、授業内容に感激しました、先生ありがとうございました!

 

子どもでも、子どもだからこそ、国際問題に取り組み、世界をよりよいものに変えられる!

今後も、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンはこのことを伝えていきます。

 

中島早苗