栃木県立益子芳星高校

栃木県立益子芳星高校でワークショップ&講演会をしました!

2学年国際理解講演会
■講演・ワークショップのテーマ
2年生に進級し、それぞれのクラスで必要と思われるワークショップをクラスごとに実施し、昨年度の国際理解講演会で学んだことも踏まえ、日本の役割や、個人として世界にどう関わっていくかを考えるきっかけとする。また、人とのかかわり方を学ぶ。2年生からコースに分かれ、3年時にはクラス替えはありません。人間関係も不安定な時期に、どのように人と関わっていったらうまくいくのか。また、各コースごとに目標もあり、担任の「このようなクラスにしたい」などもあるので、それを実現するのに役立つようなワークショップを提案していただけたらと思います。

■対象者

高校2年生 157名(41+38+42+36名)

■会場

2年各教室及び本校視聴覚室

■派遣依頼の理由・連絡事項・ご希望、ご要望等

昨年度の国際理解講演会がとてもよかったので、引き続き継続して学ばせたいという声が上がり、今年度、新規行事となりました。Faithさんにぜひお願いしたいのでよろしくお願いします。

 

■日時

2015511日(月)

2時間目10:0010:50 23組(情報科学コース)

3時間目11:0011:50 21組(文理総合コース)

4時間目11:0011:50 22組(生活文化コース)

5時間目13:3014:20 24組(教養実践コース)

6時間目・7時間目14:3016:20 2学年全クラスで

各コース説明:

http://www.tochigi-edu.ed.jp/mashikohosei/nc2/?page_id=19

 

■希望内容

21組(文理総合コース):1.自分の限界を決めずに常に上を向いて挑戦する気持ちを育てていきたい。2.クラスは仲間であることを意識させ、全員で希望進路に向かって取り組ませたい。

22組(生活文化コース):人を傷つけてしまうことがどのように影響していくのか学び、良好な人間関係を築くのに役立てて欲しい。

23組(情報科学コース):新しいクラスになり、特定の人としか交流がない生徒も多く、今まで話したことがない人とも交流を持つきっかけとなるようなワークショップをお願いしたいです。自分を出せない、社交的でない生徒が多い感じもあるので、自己理解をし、他の人とどのように関わっていくか、クラスとしてどのように協力していけるかについて学び、実践していけるようなワークショップ。

24組(教養実践コース):クラスの傾向として、盛り上がりすぎたり、意図的に授業とは関係ない違う方向に持っていこうとしたりする感じがあるので、まずはそれではいけないということを理解させたい。

学年全体:2学年に進級し、コースに分かれそれぞれの目標に向かって新クラスでスタートした。自分で自分の将来を考えてコースを選択したのに、その将来の夢に向かって努力できていない生徒が多いので、夢の実現のために実際の行動に移せる生徒になってほしい。口で言っているだけでなく、進路に向かってしっかり勉強・努力できる生徒になってほしい。

 

■ワークショップ:

 21組:「スピード・デート」、「ナンバー・タッチ」、「見ざる、言わざる、触らず」

 22組:「スピード・デート」、「痛んだ果実」

 23組:「スピード・デート」、「チャレンジ・ゾーン」、「見ざる、言わざる、触らず」

 24組:「スピード・デート」、「錬金術師」

 学年全体:「スポット・ライト」、「選択の矛盾」、「スポークン・ワード」

 

■概要

「スピード・デート」:楽しくコミュニケーションを取り、「質問をする」、「答える」能力を高める。

「ナンバー・タッチ」:チームで協力して、自分たちで決めた目標を高めながら達成していく。

「見ざる、言わざる、触らず」:出来る・出来ない事が違う仲間と協力して問題を解決する。

「痛んだ果実」:言葉や行動がどのように人を傷つけ、また後に残る影響を与えるのかに気づく。

「チャレンジ・ゾーン」:自分にとって何が余裕で、何がチャレンジで、何がパニックなのかを見つめ直し、周りの人たちとの違いにも気づき、関わり方などを考える。

「錬金術師」:与えられたことをこなしながらも、周りのことに目を向けることが出来るようになり、集中力を鍛える。

「スポット・ライト」:なぜ自分が人前で発表することが出来ないのかを見つめ直す。

「選択の矛盾」:自分が普段言っていることや考えていることと、していることが矛盾していないか見つめ直す。

「スポークン・ワード」:自分の思いを人前で発表出来るようにする。

 

■感想・意見

「思考の矛盾」というワークショップで、環境やいじめについて、自分が思っていることと、やっていることが矛盾していて反省しました。自分は人の役に立っているかもしれないと思っていましたが、実際は口だけで実行していないことが分かりました。これからは節電や節水なら意識すれば出来ると思ったのでやっていきたいです。もっと積極的に行動しないといけないなぁと実感しました。

 

人前に立って発表することは恥ずかしいことじゃないってことが改めて分かりました。これからは恥ずかしがらずに意見を述べていきたいと思います。

 

Red card to child labourを持って写真を投稿します!

 

Faithさんは、良い意味で嘘をつくのが上手でした。クラスの男の子がいい感じにだまされて、前で発表するようになったので。また機会があったらやって欲しいです。

 

「スポット・ライト」の時、「全員にみんなの前で歌ってもらいます」と言われてびっくりしたけど、何故歌いたくないのかなど、理由を考え、向き合えてよかったです。

 

「錬金術師」というワークショップで、楽しく集中力を高めることが出来たのでよかったです。

 

3時間連続のワークショップで大変かなとおもったけど、すごく楽しかった!ためになることがたくさんあった!

 

新しいクラスになって、喋ったことのないクラスメートと喋れて、「こういう人だったんだな」とわかったりして良かったです。席が近くの人が案外とてもいい人でした!びっくりした!ボランティアなどをしたいです。Faithさんは、とてもわかりやすく、はっきりと話をしていました。

 

ワークショップの後に全体講演会が2時間あったので、「2時間も何をやるのかなぁ」と思っていたけど、とても楽しくてあっというまでした。自分が出来ることも見つかったし、とてもいいことを知れたと思います。

 

去年の講演会に引き続き、今回も色々なことが発見できました。みんなの前で発表するのは苦手だけど、今回は2~3回発表できて、自分でもできるんだって自信がついた!

 

私はコミュニケーションを取るのが苦手なのですが、しゃべったことのない友達とかと質問しあって、話せてよかったです。これからは周りを気遣い、挨拶をしたりしたいです。

 

先生から:

■依頼回数は何回目ですか?

 3回目

■感想

 こちら側の要望を最大限に企画してくださってありがとうございました。全体での講演は生徒の状況を見て内容を易しく置き換えていただくなど、臨機応変な対応ありがとうございました。

■参加者には変化がありましたか?

 人前で発表するのが苦手な生徒が多かったのですが、ワークショップを通して自分にも人前で意見を発表できるかもしれないと自信を持てた生徒が増えたように感じました。

■ご意見・ご要望など

 10月にも1学年の国際理解講演会をよろしくお願いします。