【報告】野田大臣と子ども・若者の意見交換会が実施されました
現在、政府は「こども家庭庁」という新しい国の組織の設置にむけて準備をしています。「子ども家庭庁」は、子どもに関する様々なとりくみを国として担当する場所です。フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)は、内閣官房の「こども家庭庁」設置準備担当部署に協力し、2021年11月2日にはその部署の皆さんが子どもと対話ができるようサポートし16人の小学生以上の子どもたちが参加して発言をしました。
2022年1月12日には、子どもや若者と野田聖子こども政策担当大臣との意見交換会が内閣官房こども家庭庁設置法案等準備室の主催のもと開催されました。子どもや若者の参加者集めや、会のすすめかたなどを考える会議にFTCJも参加して、日頃から子どもや若者と接している団体や専門医の方々と話し合いを重ねて準備を行いました。
いよいよ、当日。
東京・霞が関にある会場とオンラインのハイブリッド形式で、小学校4年生から大学生までの23名が参加し、野田大臣と直接やりとりをしました。
野田聖子大臣から、「みなさんと会えるのを楽しみにしていました。こどもまんなか政策を打ち出している以上、子どもや若者のみなさんの声をしっかりと聴いていくような子ども家庭庁にしなければいけないと思っています。今日は、せーやんと呼んでください。」という挨拶からスタート。
会場の子どもたちからグループごとに「いま、こども政策担当大臣に伝えたいことや質問したいこと」を発表していきました。こどもや若者からは様々な意見が出されました。子どもや若者の意見や、野田大臣のコメントなど下のリンク先資料に紹介されていますのでご覧ください。
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参加者からの意見や質問を受けて、野田大臣からフィードバックをおこなったり、質問を投げかけたりして、意見交換をして終了となりました。
その他、「子ども家庭庁」に関する資料は内閣官房のウェブページにありますので、ご覧ください。
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▶内閣官房チームと子どもとの対話:事務局によるこども・若者からのヒアリング概要
【FTCJスタッフの感想】
こどもや若者のみなさんの声は、どれも大切な視点ばかりで、改めて子どもに関することは子どもに聞くことの重要さと必要性を認識しました。子どもの皆さんからの意見や提案は、実体験に基づいたものが多く、勇気を出して自分が経験したことや自分の状況を共有くださったことに心からの敬意と感謝の意を表します。また、当日時間が限られていたために、その場で発言できなかった参加者のみなさんがいたことについては、準備から関わった者として申し訳なく感じています。それでも、その場にともに集ってくださったこと、参加してくださったすべての子どもや若者の皆さんに、感謝しています。本当にありがとうございました。そして、当日まで準備を重ね、また当日の運営を会場でしてくださったNPOや専門医の皆さまには大変お世話になりました、ありがとうございました。
今回の活動を通して、子どもや若者の声を聴き、しっかりと受け止め、これからの国の新しい組織に活かしていきたいという想いで内閣官房の担当職員の皆さんが「こども家庭庁」の準備に取り組んでいらっしゃることが良くわかりました。こども家庭庁の大切な役割のひとつには、「子どもの声を聴く」というものがあります。今後、子どもたちが声を上げられるよう、そしてその声が聞かれるように、新しい国の組織「こども家庭庁」がしっかりと機能していくよう、わたしたちFTCJも今後も注目し協力していきたいと思います。