国会議員のための世界一大きな授業を行いました!
2016年5月25日、衆議院議員会館にて、国会議員のための世界一大きな授業が行われました。
「世界一大きな授業」は、世界の教育の現状を世界中で同じ時期に学び、
教育の大切さについて考えるイベントです。今年も世界100 か国以上で開催し、
参加者の声を各国政府に届け、教育政策に反映するように働きかけました。
そのキャンペーンで行われるイベントの1つが、【国会議員のための「世界一大きな授業」】です。
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの高校生メンバー8人が先生となり、国会議員の方々に授業を行いました。
まず初めに、この春にフィリピンに行き、途上国の現状を見てきた、伊谷野莉愛さんのスピーチです。
NGOの支援で生活の支援は受けられても、まだまだ学校に行けない子どもたちが大勢いること、
給食を食べられる子どもたちのことを、教室の外から、それを食べることが出来ない子どもたちが見ている光景にショックを受けたことを話してくれました。
ワークショップ1つめ、【究極の選択】
先生(高校生):中司泰佑さん、石黒彩華さん、伊谷野真莉愛さん
テーマ:識字率問題
ボトルを選んだ時、ラベルの意味を知った時、どんな気持ちがしたかを議員の皆様に共有していただきました。文字が読めずに、3つのボトルから1つを選び、それを飲まなくてはならないものです。
ワークショップ2つめは、【運命のカード】
先生(高校生):島崎聖那さん、吉田凛さん、吉田紫苑さん、延廣一雅さん
テーマ:ODAと中等教育
フィリピンの先住民族アエタ族のAさんは中学校にいけませんでした。
中学校から高校に進学出来なかったのは、ODAの支援がなかったので進学できませんでした。
生徒役の議員さん方からは、率直な気持ちを話ていただけました。
最後に先生(高校生)のからの政策提言です。
提言スピーチ:石黒彩華さん
最後に、国会議員の生徒さんに宿題がだされました。
・今回学んだことをすぐに、SNSなどで伝える
・識字率・進学率の向上が期待できる政策を作る
上記に、国会でこの内容に関して質問すること、という宿題も追加されました。
司会は、沖縄県から参加してくれた高校生、熱田風子さんでした。
サミット前日ということもあり、例年よりも参加議員さんが少なくはありましたが、
ご参加いただいた議員さんからは、とても強いメッセージ、意気込みを頂きました。
この授業の様子は、youtubeからもご覧いただけます。
今年は、都内4名、群馬県2名、大阪府1名、沖縄県1名、計8名の高校生メンバーが参加してくれました。
忙しい中、この日に向けて、何度も打ち合わせ・リハーサルを行ってきました。
みなさんお疲れ様でした!