フィリピン事業報告:デイケアセンターが完成しました。

FTCJでは、フィリピン・ミンダナオ島の先住民族コミュニティに、小学校入学前の子どもが幼児教育を受けられるようにしたり、青少年が先住民族としての文化を学んだり、お母さんたちが有機農法を学べるようにするセンターの建設を去年から計画し、工事を進めてまいりました。

途中、土地の登記の課程で問題が発生しましたが、自治体や教育省との話し合いを重ねた結果、無事着工ができ、2013年7月に完成いたしました。

 

7月末には、地域の人々、学校関係者、FTCJスタッフなどさまざまな人が参加し、開校式が行われました。今回はその様子をリポートいたします。

 

まずはできたばかりの建物を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

コンクリートで出来ていて、広さは4-5畳程度です。この日は開校式なので、小学校で使われている机が並べられていました。

 

 

 

 

 

 

 

まずはテープカットを行い、神父さんによるお祈りが行われました。

その後、センター建設支援者(FTCJ、現地NGO KPAC、RECAP)による挨拶、学校関係者からの挨拶がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

学校関係者の挨拶では、個の学校では、2012年12月の大型台風により大きな被害を受け、教育施設が完成し、とてもありがたいということ、また建物の完成がゴールではなく、これからこの建物をどう生かしていくかが重要である、とおっしゃっていました。

挨拶の後は、子どもたちや地域の人々から演技や歌の披露がありました。

 

子どもたちからは、農作業する様を描いた歌とダンス、地域の人々からは、歌を披露していただきました。どれも素敵で見入ってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

そしてみんなで記念撮影。

 

 

 

 

 

 

 

この地域には学校施設は小学校しかなく、幼稚園やコミュニティーセンターとして利用できる建物が完成したことはとても嬉しい、とたくさんの人からお声をかけていただきました。

 

多くのコミュニティの人々が、この教室を有意義に利用されることを、心から願っています。

↑学校に通っている子どもたち

助成:地球市民財団