【報告】Unother ~フィリピンの中高生と「ことば」で繋がるプロジェクト~(We are the MOVEMENT )

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、大東建託グループみらい基金などからの助成を頂き、子ども・若者のソーシャルアクションイベント開催を応援する「We are the MOVEMENT 」を実施しています。

この度、プロジェクトメンバーからイベント開催報告が届きました!


 

【アクション実施報告】

こんにちは!2024年春にFTCJのスタディツアーに参加したじよんといいます。
「あなたの社会問題は、私のものでもある」をテーマに、フィリピン・ナボタスのスラムに暮らす中高生2人の言葉を記事にまとめました。
https://note.com/unother_
↑記事はこちらから!

 

【企画・アクション内容報告】
今年の春、私はフィリピン・ナボタスにあるスラムを訪れました。
そこで出会った中高生たちと話してみると、学校のこと、家族のこと、社会のこと…。彼らも私たちと同じように、さまざまな思いを抱えながら日常を生きていることを実感しました。
けれども、その背景には貧困や衛生環境の悪さといった厳しい現実があります。彼らと向き合うほどに、「これは他人事ではない」と強く感じるようになりました。

「彼らの存在や、世界にある社会問題をもっと身近に感じてほしい」

そんな思いから、今回のプロジェクトを始めました。

フィリピンの中高生たちに、”自分”や”社会”について考えるような問いを送り、彼らの言葉を受け取りました。たとえば――
  ・最近、心を動かされた出来事は?
  ・「貧困は“選択肢の欠如”」と言われるけれど、あなたはどう思う?
  ・もし世界の問題をひとつ解決できるとしたら、何を選ぶ?
 
今回は、ナボタスのスラムに暮らす2人の中高生から寄せられた回答を日本語に翻訳し、3つの記事としてnoteに公開しました。投稿後2週間で、合計約20個の「スキ」をいただきました!
 
このプロジェクトは、誰かを「助ける」ためのものではありません。
遠くに暮らす誰かの考えや、日々感じていることを、まずは知ってみるということを大切にしています。
 
国や暮らしが違っても、「わかる!」と思える瞬間や、「そんなふうに考えているんだ」と気づけることが、きっとあるはずです。そうした小さな共感や発見が、やがてその言葉の背景にある社会問題にも、自然と目を向けるきっかけになることを願っています。

 

【企画を実施してみて】
記事を読んだ方からは、
「フィリピンにいる彼らの存在を、まるで友達のように身近に感じた」
「思いがまっすぐ伝わってきて素敵だった」
といった感想をいただきました。

誰かひとりの心でも動かすことができたなら、この企画は意味を持つと思います。

今後は、もっと多くの人に彼らの言葉を届けられるよう、情報発信の方法をさらに工夫していきたいと考えています。また、もし機会があれば、次は対面でのインタビューにも挑戦してみたいです。

 

【次回予告】
性虐待を受けた少女たちや、刑務所で不当な扱いを受けた子どもたちの支援に取り組んでいるプレダ基金の施設で暮らす中高生の皆さんに、新たな問いを投げかけました。
彼ら・彼女らが綴った考えや夢、そして社会へのまなざしを、次回、記事にしてお届けする予定です。
その言葉が、あなたの心のどこかでつながることを願っています。
これからも発信を続けていきますので、ぜひ、覗きに来てください!


※本企画は、大東建託グループ みらい基金の助成、認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの
運営補佐のもと実施されている、「We are the MOVEMENT」の一環として開催されています。
「大東建託グループみらい基金」による助成ご協力に、心より感謝いたします。