【給食事業】支援する先住民族コミュニティを訪問・実施しました!【ペンパルサポーター募集】
フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)では、1999年の団体の設立当初からフィリピンの現地NGO「プレダ基金」とパートナーを組み、貧困のため路上で暮らしたり虐待をうけたりした女の子や男の子を救出し、自立支援を行っています。
また、そもそも、路上生活や暴力に子どもが晒されたり、働いたりしないでよいようにするための取り組みとして、農村地域が貧困から脱却できるようにするための活動にも力を入れています。
調査で分かった低体重児の子どもの多さ
そういった農村地域の人々の自立支援活動の一環で、先住民族のアエタの人々が暮らす村の小学校の子どもの健康状態について調査したところ、約8割の子どもたちが基準の体重に満たない「低体重児」で、成⻑に必要な栄養を十分にとれていない子どもが多くいることが分かりました。フィリピンには学校給食がなく、1日1食しか食べていない子どもも少なくありません。また、親の仕事の手伝いをするために学校を休みがちな子どもがいたり、学校に通い始めても卒業せず中途退学する子どもも多くいます。
▼アエタの子どもたち



子どもの健康状態の改善と、学校への中退率を減らすために
私たちFTCJは、子どもたちの基礎教育が、貧困からの脱出やコミュニティの自立のために何よりも大切だと考えています。子どもたちがいつも空腹の状態では、健やかな成⻑が妨げられるだけでなく、学校での勉強に集中することができず、学校を中退してしまうきっかけとなっていることもわかりました。
そこで、この村の小学校で栄養価が高い、健康に良い手作り無添加パンを子どもたちに配給することにしました。そして、このパンを作るのは、村の近くにあるプレダ基金によって虐待から救出された女の子たちです。この女の子たちにとっても、栄養価の高い無添加の手作りのパン作りを学ぶことができ、良い側面があります。
▼プレダ基金の女の子たちが手作りのパンを前に活動を説明している様子


今年の1月から何度か実施しており、3月のスタディツアーの訪問時にも、ツアーに参加した皆さんからパン配給活動に参加してもらいました。
▼プレダ基金のスタッフが子どもたちに説明している様子

▼スタディツアーの参加者が子どもたちにパンを配布しました





ペンパルサポーターになりませんか
FTCJとプレダ基金では、先住民族のアエタの子どもたちの栄養状況の改善と、学校への定着率を向上させるためにも、今後継続してパン作りと小学校でのパンの配給事業を実施していきたいと考えています。そこで、この活動を応援してくださる方を探しています。ぜひご協力いただけたら嬉しいです!

「ペンパルサポーター」を2025年4月から募集中!
ペンパルサポーターになると、年に2回、支援先のアエタの小学校の子どもと文通を通じて交流をしていただきながら、パンの配給活動を支えていただくことができます。
- 健康や栄養改善事業へのご寄付
1回のご寄付でも大変ありがたいです。ご協力はこちらからお願いします。