大阪のメンバーより、活動報告が届きました♪

大阪のメンバーより、活動報告が届きました!

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府立能勢高等学校で、生徒会長をしている上田杏奈です。

能勢町の浄瑠璃シアターというところで、年一回開催される「人権の集い」の写真です。

<能勢町人権のつどいで作文を発表>

 

私は、大阪府立能勢高校3年生です。能勢高校は、大阪府最北端の能勢町「大阪のてっぺん」にあります。1学年80人の最小規模の高校ですが、本校は2011年にESD(持続発展教育)を推進している学校として、ユネスコから「ユネスコスクール」に認定されています。

1年生の時に初めてFTCJの天野フェイスさんに来ていただき、「産業社会と人間」の授業で、衝撃の講演を聞きました。その時、初めて「児童労働」という言葉、現在世界で起きている問題や状況を知りました。以来、世界の貧困や児童労働について、「今の私たちに出来る事は何か」を考えるようになりました。だから私は、たくさんの人と問題を解決するためにも、FTCJの子どもサポーターに登録しました。

昨年、私のクラスにスリランカから来た女の子が、1年間の長期留学をしていました。留学の費用の半分は自分で稼ぎ、残りは地域の様々な援助を受け、来ている留学生でした。彼女からスリランカの貧困の状況や児童労働の話を聞き、この話を元にユネスコスクールの作文コンテストで「児童労働」について書きました。

文章が下手なので、もちろん入選する訳はありませんでしたが、私の考えた「世界の貧困と児童労働」について、もっと知ってもらいたい思いから、この作文を「人権の集い」で、町民の方々の前で発表しました。その発表内容は、次の通りです。

『世界には、貧困のため働かざるを得ない子どもたちがいます。また、児童労働を許している大人がいるため、たくさんの子供が学校に通えず低賃金の労働を強いられています。この問題を無くすために今の私に出来る事は、世界の現状を知り、たくさんの人に伝え、募金活動などのボランティアをすることです。この「知る、伝える、行動する」ことが、大切だと思います。この三つのキーワードは繋がっているのです。

そして、行動した後に改善出来るところを探し、もう一度行動する。継続しなければ効果は薄く、現状は変わらないと思います。』この発表で、少しでも多くの人にこの世界の現状を自分の言葉で話し、伝える事が出来ればと思いました。

後日、この発表を聴いてくれていた近所の方に、声を掛けられました。「あの発表内容とあなたの活動を、地域の郷土誌に書いてほしい。」と。私の訴えに反応してくれた近所の方々がいたことに、私はびっくりしましたが、「やった!」と心の中で叫びました。私の思いが伝わったと思うと、嬉しくてたまりませんでした。

これからも学校内外の活動を通じて学習を続けていきます。
私が学習したことを多くの場で発表し、何らかの変化を社会に与え、貢献できるようにしたいと思います。

今起こっている地球全体の問題を考え情報を共有し行動すること、それが、これからの社会を守りよりよくするために出来る事だと思います。これから大阪のてっぺん「能勢高校」での出来事を、お伝えできればと思います。よろしくおねがいします。

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活動報告ありがとうございました!