【フィリピンスタディツアー2024春】報告連載 Vol.8 ー全体感想とアクションプラン共有1

「フィリピンスタディツアー2024春」の参加者報告ブログ 全12回の連載 Vol.8をお届けします。
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報告「フィリピンスタディツアー2024春」
全体感想とアクションプラン共有1

 
今日からは、フィリピンスタディツアーに参加した18名の参加動機や学び、今後のアクションについて紹介していきます。海外経験の有無、社会問題への関心度合いも様々な18名。フィリピンでの1週間でどんなことを感じたのでしょうか。

あき/中学生



 

ツアーに参加した理由・目的
理由は大きく分けて2つありました。1つは、昨年ホストファミリーとしてフィリピン人の男性を受け入れた経験から、フィリピンについてより深く学びたいという気持ちがあったこと。2つめは、海外に行きたい気持ちはあったけど、学校生活を優先させたいため長期の留学は難しかったので、春休みに1週間だけというのが魅力的だったからです。

ツアーを終えての感想
全体を通じて気付いたのは、振り返りのグループワークの重要性です。ほぼ毎日、一日の最後に円になってその日の感想をみんなで共有していました。そこで自分の言葉で感じたことを誰かに伝えることで、自分の頭の中が整理され、より感じた思いが強くなるのを認識できました。更に、他のメンバーから自分では思いつかないような視点からの知見を得ることができ、大きな問題に対してみんなで考えることの大切さを学びました。
印象に残ってることは、ガールズの施設で仲良くなった女の子が、実は性虐待の経験を話す子だったと、仲良くなった後に知ったことです。ランチタイムの時に冗談を言い合ったりと、とても明るい子だったので、その分、泣きながら辛い経験を話していた姿が衝撃的でした。その時、この子の涙を無駄にしたくない、と強く思いました。
ツアーに参加する前は、国際協力というものに興味はあったものの、どこか自己満足や偽善という言葉が頭をよぎり、自分が活動している姿が想像できませんでした。しかし、貧しいはずなのに私たちにお腹いっぱいになるまでご飯を食べさせてくれた大人達、辛い経験を話してくれた同年代の子供達と仲良くなるなかで、次第に受けた善意を返したいと思うようになりました。そのために少しでもできることをしたい、と今は参加前とは確実に考えが変わったのを感じています。

今自分にできること・やってみたいアクション
学校のグローバルカフェという、放課後に国際的なトピックについて交流する会で、スタツアで体験したこと・考えたことを共有する。英語弁論大会でスタツアに関する発表をしてみる。

 

りこ/中学生



 

ツアーに参加した理由・目的
以前からフィリピンの多様な文化に興味があり、今回のスタディーツアーがそれらを自分の目で見るチャンスだと思いました。また、新しい価値観や視点を得る良い機会だと感じ、参加しました。

ツアーを終えての感想
フィリピンという新しい環境に直面し、私にとって挑戦と成長に満ちた一週間でした。初めは文化の違いやコミュニケーションの壁に戸惑い、不安になる場面もありましたが、それらの壁を乗り越えることで自分自身に自信を持つことができました。
この経験で特に印象に残っていることは、アエタ民族やスラム地域に住む方など現地の方たちとの交流です。彼らの温かさやおもてなし、そして初対面の人にでもグイグイ行く人懐っこさに関心しました。彼らとの交流を経て、文化やバックグランドに関わらず、お互い認め合い理解し合う重要性を改めて実感しました。
今回のスタディーツアーで私は現地の人々の話を直接その場で聞くことの大切さを強く認識しました。現代では、インターネットや書籍など情報源は豊富に存在します。しかし、それらは間接的なものにすぎず、感情的な要素が欠けていることがあります。現地へ足を踏み入れ、彼らの思いや体験談を聞くことで、インターネットや書籍などでは得られない感情的な共感を痛感することができます。この経験は、感情的な繋がりを通じて学ぶことの意義を私に教えてくれました。

今自分にできること・やってみたいアクション
私は教育に興味を持っているので、将来教育に関する支援活動を行いたいと思います。教育は、個々の可能性を引き出し、社会全体の発展に不可欠な要素です。特に、教育の質の向上や教育機会の平等性を追求し、全ての子どもたちが最高の教育を受けられるようにすることが重要だと思います。そのため十分な教育を受けられていない地域に学校や図書館を建設するなどのプロジェクトに参加し、少しでも役に立てたら良いと思います。

 

Otu/中学生



 

ツアーに参加した理由・目的
日本という恵まれた国生まれ、周りの環境を当然だと思い生きてきたが、世界には貧困や虐待を代表としたさまざまな問題を抱えているることを知り、それを「情報」としてだけで終わらせず、自分の身近な問題であることを実感したかったから。母に言われたから。

ツアーを終えての感想
全体を通じて感じたことはまず、楽しかった。世界の問題はたくさん感じたが、それより先にツアーの仲間と、現地の人と沢山交流ができ、言語の壁はあったものの色々な人と関わりがもて、楽しかった。
印象に残ってるいることは虐待の辛さで、理解はしていたけど、自分と同じ年齢、もしくは自分より若い人が数ヶ月、もしくは数年間虐待に遭い、まともな勉強はおろか生活すらできない人が沢山いて、予想よりずっと辛く、自身の過去を話してくれた子達の顔がとても辛そうで印象に残った。
今回のツアーで学んだことは日本とはとても恵まれている国であり、それと同時に恵まれているからこそ、恵まれていない人達に気付きにくいんだなと感じた。今回のことを友達に話した時に「日本に生まれてよかった」だけで終わらせ、ツアーに行く前の僕と同じく、実際の辛さを理解していないようだったから。今回のことで自分は不幸な目にあってるある人達に気付きにくい国にいるからこそ、今まで世界になんの興味も持たなかった僕が不幸な目にあっている人達の存在に気づいた自分がどうにかしようと思った。

今自分にできること・やってみたいアクション
自分はめんどくさがりで行動力もないため、簡単で今すぐにでも出来るようなアクションを考えた結果、友達に旅の土産話の感覚でもいいから「フィリピンで起きている問題を話す」ということをやってみたい。そして、みんなに辛い現実を知ってもらい、その人がアクションを起こさなくてもいいから、心の片隅にでも世界には辛い生活をしている人も居るんだなと知ってもらう。

スタディツアーに参加することを迷っている人へのメッセージ
貴方が思っている以上に楽しく、世界を知れ、いい人生経験になると思うから、迷ったら行くことをおすすめ!スタッフさんもツアーの仲間もみんないい人だよ!

 

胡桃/中学生



 

ツアーに参加した理由・目的
理由:友人が参加していたため、母に行くか聞かれて、発展途上国に興味を持っていたため、参加した。
目的:現地の状況を目で見てしる。みんなと仲良くなる。

ツアーを終えての感想
全体を通じて感じたことは、みんなで仲良く終わることができて、とても楽しかったです。
印象に残ってるいることは、BoysやGirlsの施設で笑顔だった子が、実は壮絶なバックグラウンドを持っていたりしたことにショックを受けたことです。
行くまでは、授業で受けた時の遠い国だし、みたいな気持ちが、実際に現地に行くことで、何か自分がアクションを起こさなければ現地の状況は変わらないと感じています。

今自分にできること・やってみたいアクション
動画、絵本、ポスターを作って、現地の様子や問題を伝える。

 


「フィリピンスタディツアー2024夏」参加者募集中!

フィリピンスタディツアー2024夏 子どもふれあい、国際協力について考えるたび

日程:2024年8月1日(木)〜7日(水)/6泊7日
場所:フィリピン(マニラ/オロンガポ)*成田発着
対象:中学生以上 *25歳以下優先
旅行代金:304,000円 *旅行代金に含まれない費用がございます。詳細はウェブサイトでご覧ください。
割引:早割-5月15までのお申し込みで5,000円引き *併用不可
きょうだい割-同一住所のご家族2人以上のお申し込みでそれぞれ5,000円引き *併用不可
募集人数:18名(最少催行人数8名)
締め切り:1次締切-5月15日(水)24時、最終締切-6月11日(火)24時