ボランティア体験記~フィリピンの盲学校にて~(1)

こんにちは!
今回を含め三回にわけ、FTCJ大学生メンバーの石田由香理さんのフィリピンでのボランティア体験記をお伝えします。

石田由香理さんは、網膜芽細胞腫という眼球にできる癌の一種にかかり、両目を摘出したため全盲の大学生です。夏休みを利用して、自身が通っている大学のプログラム「Service Learning」に参加し、フィリピンのデュマゲッティでボランティアなどをしました。

訪問地のデュマゲッティのしょうがい者学校で、日本とフィリピンのしょうがい者教育への違いを感じながらも、自身が受けた教育を活かして子ども達に接してきたので、その体験談をお届けします。

$フリー・ザ・チルドレン・ジャパン

折り紙を教える石田さん(写真右)

フィリピンでは、週ごとに違うコミュニティでボランティアをしたり
現地スタッフへのインタビュー、活動の見学などを行いました。
4週目には、現地のしょうがい者学校、West Cityを訪れました。

このWest Cityで、視覚しょうがい者で全盲である自身の体験を活かし、視覚しょうがい者クラスで1週間活動しました。今回は、この体験を元に、日本とフィリピンでの、とくに視覚障害者の教育の現状について、
1. 日本の盲学校教育
2. フィリピンと日本のしょうがい者教育の違い
3. 活動を通して
の三つのトピックで紹介したいと思います。

第二回(日本の盲学校教育、フィリピンと日本のしょうがい者教育の違い)、第三回(体験談)と随時掲載していきます。