【開催報告】テイク・アクション・キャンプ・ジャパン2023夏

8月19日~22日に、国立中央青少年交流の家(静岡県御殿場市)で、テイク・アクション・キャンプ2023夏を開催しました!

 

 

 

【1日目】

全体でオープニングセレモニーをしてから、グループごとに分かれ、自己紹介やゲームを行いました。
キャンプ中は、同年代の6~7人のグループ(以下スモールグループ)での活動が多いため、各グループで、みんなが安心して過ごすためのルール作りをしました。

 

子どもの権利カードゲーム

FTCJオリジナルの新カードゲームを使って、子どもの権利について楽しく学びました。
子どもの権利をつかって、困難な状況を乗り越えます!

 

 

人生の川
夕食のあとは、「人生の川」というワーク。自分の今までの人生を振り返り、川に例えて表現するワークです。
自分に向き合い、スモールグループの仲間たちの人生を聞き、自分や仲間のことをより知る時間になりました。

 

 

チョイスタイム

自分で過ごし方を選べる時間。
カナダのFree The Childrenを立ち上げたクレイグのドキュメンタリーを見る、ムービーナイト部屋、
スタッフからマダガスカルでの活動の話を聞く部屋、
自由におしゃべりをするおしゃべり部屋がありました。
各自自由に仲間と楽しく過ごしていました。

 

 

【2日目】
朝食をとったら、早速スモールグループでプログラム開始!
昨日一日共に過ごし、参加者の緊張もほぐれた様子です。

 

5人の計画

グループで、お題に沿って、様々なタイプの発言者を演じながら話し合いを進めるワークです。
グループワークのや話し合いの時の進め方や役割、自分の特徴など、各自たくさんの気づきがあったようです。

 

問題コンパス

様々な社会問題を知り、また自分自身がどのような問題に関心があるのかを考えるワーク。
参加者間での知っていることなども共有し、問題同士のつながりも考えるきっかけになりました。

 

ラベルゲーム

参加者全員で集まってワーク!
世間が持つ偏見や先入観を考えるワークを行いました。

 

 

アクションチャレンジ①

2日目に行うアクションチャレンジの説明を行いました。
気候変動、海洋プラスチック、人権、貧困、食品ロス、ジェンダーの6つの社会課題のグループに分かれてアクションを起こします。
今年は、「オンライン署名」「画像や動画やアートで啓発」のどちらかの方法でアクションに取り組みます!

Change.orgさんにお越しいただき、オンライン署名についての説明を聞きました。
3日目の実際のアクションチャレンジでもサポートいただきます!


 

オリンピックゲーム①

昼食を取った後は、オリンピックゲーム第1弾。
オリンピックゲームとは、スモールグループとは違った年齢を縦割りにした3つのチームに分かれての対抗戦です。
顔合わせをして、チームごとに名前・フラッグ・振り付けを考え、発表しました!
3日間の合計得点で競います!

 

おやつタイム
キャンプ中は、何度か休憩時間におやつタイムがあります!
キャンプ中のおやつは、食品ロスを防ぎ寄付も出来るkuradashiで購入したものです。

 

ゲストスピーカー

一般社団法人イヒ 代表理事の延岡 由規さんに、「世界中の仲間たちから学んだ、理想の社会を実現するために必要なこと」というテーマでお話しいただきました。
さまざまな国や地域の方々と仕事をしてきたこれまでの経験からのお話が、参加者の心にも深く印象に残ったようでした。

 

 

キャンプファイヤー

夜はお待ちかねのキャンプファイヤー!
みんなで楽しく踊ったり歌ったり、炎を見つめながらペアでいろんなことをゆっくりお話ししたり・・・
参加者の仲がさらに深まった時間でした。

 

 

 

【3日目】

アクション・チャレンジ

3日目は朝からアクションチャレンジ!
6つの社会問題について、グループごとにアクションを起こしました。

課題について調べるところから始まり、午前中を丸々使ってが画像や動画・ポスター、オンライン署名を完成させました!
午後には各チームから取り組んだアクションの発表をしてもらいました。短い時間の中で、各グループ真剣に取り組み、素晴らしいアクションがたくさん!

オンライン署名は、実際にChange.orgで署名ページを立ち上げました!
ぜひご覧いただき、賛同したい活動があればぜひ署名してみてください。

 

≪オンライン署名一覧≫
・海洋プラスチックで傷つけられたり、死んだりする動物を減らしたい!!
・森永のお菓子の包装を紙に変えてください!!!
・結ばれないのはロミジュリだけじゃない?! ~The tragedy of Romeo and Juliet breaks out in Japan~
・食品ロス削減のために小学校の授業で給食の食べ残しで肥料を作る時間を
・余った食材を給食に取り入れたい




 

 

オリンピックゲーム②

外でのチーム対抗オリンピックゲーム!
たくさん外で走って遊んでリフレッシュ!


 

 

アクションプランニング

FTCJが大切にしている「Gift(好きなことや得意なこと)+Issue(社会問題)=Change(アクション)」の考え方を学びました!
少し頭を柔らかくアクションを考える練習をしたあと、実際に自分にできるアクションをそれぞれ考えました。
細かい計画まで立てていきます!



 

タレントショー

自分の得意なことを披露する時間。
歌を歌ったり、ダンスをしたり、ルービックキューブや手笛講座まで!大盛り上がりの夜でした!




 

 

【4日目】

ついに最終日!
最終日は、前日に配布したみんなおそろいのTシャツを着ます。
このTシャツは、本来廃棄されていた服をリサイクルして新しく生まれ変わった、地球と人に優しいTシャツです!


 

オリンピックゲーム③

午前中は、最後のオリンピックゲーム!最後もゲームで勝負します!
優勝は青チームのBlue Whalesでした!

 

アクションプラン発表

自分が考えたプランをみんなの前で発表し合いました。それぞれが自分の好きなことや得意なことをいかしたアクションプランを考えていて、多様性のある素敵なアイディアばかりでした!みなさんお疲れ様でした!

 

振り返り

卒業帽の制作や、一ヶ月後の自分への手紙を書きました。
キャンプ全体を振り返り、お互いの良い所や感謝を伝え合い、グループセッションを締めくくりました。


 

クロージングセッション

全員が外側を向いて円になり、中心にいる数名が「私を笑顔に変えてくれた人」「もっと話をしてみたかった人」「もっと自信を持っていいと思う人」などのテーマに合う人にタッチしていくワークショップを行いました。

 

 

最後まで涙あり笑いありの、充実した時間でした。

住んでる地域やバックグラウンドも様々な仲間が出会ったテイク・アクション・キャンプ。
キャンプを通して、みんなで多くのことを知り、感じ、考え、そしてアクションへの一歩を踏みだしました。

この仲間たちがいることを忘れずに、それぞれの場所からアクションを起こしていってほしいです!
FTCJはいつでもみなさんを応援しています!

 

 

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<キャンプを終えて、参加者からの感想>

・今まで受け身だった自分に気づき、その中でマザーテレサの言葉を聞きました。その言葉を聞いて、私は初めて、「信じてみよう!」「やってみよう!」と思えました。そう思えたのはファシリテーターの方々一人一人が、参加者である私たちは子供だけれど、子供だからこそ変えられる世界がある、と心から信じて伝えようとしている姿があったからです。
キャンプで頭を抱える難しい問題に遭遇したときには、「もう少し自分達にもできる小さなことに目を向けてみよう」と視点を変えて考えてみたところ、私たちにできることが見えてきました。

・キャンプでみんなのアクションを聞いて、今まであったアクションを起こすことに対しての怖さがなくなったし、自分からもっとやりたいと思えるようになった。

・意見を自分から言ったり発言する大切さを学びました。仲間との協力の大切さを改めて感じた。

・みんな社会問題への意識が高く、刺激をたくさん受けた。ファシリテーターやスタッフもみんな自分たちを信じてくれいるのが伝わってうれしかった。

・真剣な自分を知ることが出来て、最高の仲間に出会えました。

・同じことを思う仲間がいることは、こんなにも自分を元気に豊かにするんだとは、思ってもいませんでした。

 

 

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実施にあたり、下記財団よりご助成をいただきました。

独立行政法人 国立青少年教育振興機構 「子どもゆめ基金助成活動」
独立行政法人 国立青少年教育振興機構 「子どもゆめ基金助成活動」

改めて感謝申し上げます。

 

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「テイク・アクション・キャンプ・ジャパン2023夏」
●日 程 :2023年8月19日~22日
●場 所 :国立中央青少年交流の家
●参加者 :34人
男性7人 女性24人
小学生6人、中学生21人、高校生7人

●スタッフ:17人

●ゲストスピーカー
延岡 由規(一般社団法人イヒ 代表理事)

 

●過去の実施報告はこちら