小学6年生メンバーが東京都世田谷区の保坂区長を訪問
小学校4年生から子どもメンバーとして様々な活動をしている現在6年生の坂口くり果さん。
昨年秋に、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンと昔オフィスをシェアしていた、世界中の子どもの権利保障に向けて活動する「認定NPO法人 国際子ども権利センター」の20周年イベントに他の子どもメンバー2人とともに登壇し、子どもの権利が守られるためには、子どももおとなも「子どもの権利」の存在を知ることが大切だと力強くスピーチをしました。
そのためには、「子どもの権利条約を母子手帳に掲載してほしい」と訴えた坂口くり果さん。
その後、坂口さんは子どもの権利の専門家の方へ相談したり、自身が住む世田谷区での母子手帳にはなぜ、子どもの権利条約が掲載されていないのかを調べたりしました。
その過程を経るうちに、世田谷区の母子手帳に子どもの権利条約の情報を掲載をしてほしい!という思いが強まり、世田谷区議会議員の風間ゆたか氏へ相談するなどし、保坂区長の訪問が実現しました。
保坂区長と坂口くり果さん
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「去年、インフルエンザの予防接種を受けるときに、ふと見ていた母子手帳。小さい頃は、気にも留めなかった存在だけど、予防接種のタイミングで母子手帳を開くなど、見ることができるし、興味も持てる。
児童虐待や児童労働などがなくなるように、(親が)捨てずにずっと使われる母子手帳にこそ、子どもの権利条約を載せるべきだと思う」
自身の考えてきたことや、どのように母子手帳に載せるといいのか、ということもノートにまとめて、保坂区長へ掲載の希望を伝えました。
母子手帳は自治体ごとに発行しているとのことで、
区議会議員の風間氏が世田谷区議会で提案し、取り上げてくださることになりました。
これをきっかけに、世田谷区だけでなく日本全国の母子手帳に、そして、世界に広がりつつある「母子健康手帳」に子どもの権利が掲載され、多くの人が子どもの権利の存在を知り、子ども自身も子どもの権利の主体として声をあげることができる世界になれば、と意気込む坂口さんでした。
後列:世田谷区議会員の風間氏、スタッフ出野、くり果さんのお母さま
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子ども達が日々暮らす地域で疑問に思うこと、こう変化したらより良い地域・世の中になる!という思いを実現するにはどうすればいいのか。
今回力添えをいただいた、世田谷区議会員の風間氏がわかりやすく教えてくれました!
自分たちの住む地域で関心のあること、取り組んでほしいこと、変化してほしいことに対しては、大きくの下の2つの方法があります。
・市長、区長、町長などその自治体の首長に直接伝える
・市議会議員、区議会議員など自治体の議員に相談し、その議員を通して議会で伝える
市議会議員、区議会議員は、その地域の住民などみなさんの税金が様々な事業に適切に使われているかをチェックする役割を担っています。
住んでいる人の立場に立って相談に乗ること、住民の声を聴いて地域をより良く変えていくことが仕事なので、どんどん意見を伝えてください。
とのことでした。
風間議員から区政の仕組みを教わっているくり果さん。
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フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは「世界は変えられる」子どもがそう信じられる社会に をキャッチコピーに、
社会問題に取組んでみたい、何かしてみたい、と思う子ども達を日々サポートしています。
自分の熱い思いをもとに、ぜひアクションにつなげていきましょう!
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンのwebサイトの、活動のヒントのページも参考にしてくださいね。
また、世界中の青少年が様々なアクションを起こすことができているのは、
常に周りに世界を変える決意をした彼らを支えてくれる 先生・親・仲間がいるからこそです。
フリー・ザ・チルドレンの活動は、子ども達に寄り添い、よりよい世界を築くことを応援してくださる保護者の方へも心から感謝申し上げます。