【報告】WE TALK “SOCIAL” 大学生企画 Vol.16 「相手を思いやるコミュニケーションって何だろう?〜1人ひとりのウェルビーイングを目指して〜」を開催しました

8月27日に、WE TALK “SOCIAL”大学生企画 VOL.16「相手を思いやるコミュニケーションって何だろう?〜1人ひとりのウェルビーイングを目指して〜」を開催し、小学生から社会人の方まで10名の方にご参加いただきました。

 

今回のテーマは「相手を思いやるコミュニケーション・1人ひとりのウェルビーイング」

 

前半は、ウェルビーイングの説明から始まりました。
ウェルビーイングとは、Well(良い)Being(状態、在り方)であり、身体も心も社会的にも幸せであるということを確認しました。

 

その後、ワークを2つ行いました。
1つ目のワークでは、自分の好き、こだわり、嫌い、ニガテなことを考えて、グループ内で共有をしました。
2つ目のワークでは、自分や他の人のウェルビーイングはどういったものがあるのか、考えてもらいました。

ウェルビーイングは1人ひとり異なるので、「こんなウェルビーイングもあるんだ!」「この人も自分と同じときに満たされるんだなあ」と数々の新たな気付きや学びがあったようです!

 

後半には、前半のウェルビーイングは一人ではなく周りの人との良好な関係性の中で達成されていくこと、周りの人たちとのよいつながりが大切であることを踏まえ、そのためのコミュニケーション手段の一つであるNVCについて伝えていきました。

 

NVCについて

 

NVCとは、「Nonviolent Communication」の略で、日本語では「非暴力<共感的>コミュニケーション」と訳されます。事実をこうなんだと受け止め、そこから相手の気持ちや願いは何か感じること、自分の内と外に平和をつくるプロセスであることを学びました。

 

その後、“子どもニーズカード”を用いて話し手と聴き手に分かれてNVCを実際に体験するワークを行いました。

<NVCワーク>
まず始めに、話し手を1人決め、最近心が動いたエピソードを話してもらいます。次に聴き手が話を聞いて話し手はどんな気持ち(感情)を持っているか、感じた気持ちをニーズカードの“感情カード”から選んでもらいます。

感情カード⬇️

話し手は聴き手が選んだカードを見て感じたことを話します。その話を聴いて、聴き手は今度は話し手の願いを表す“ニーズカード”から「話し手の願いは何か」を感じ、カードを選びます。

ニーズカード⬇️

最後に、話し手は聴き手が選んだニーズカードを見て感じたことを話します。この方法で全員が話し手となるようにワークを行っていきました。
参加者の方の中にはNVCを意識することでより良いコミュニケーションができると感じ、今後も使ってみたいという声がありました。
ご参加いただいたみなさんありがとうございました!


ディスカッションのまとめ

「自分にとってのウェルビーイングって何だろう?」

<参加者の意見>
・自分の判断で活動できること。周りにあれやれこれやれと言われてやるのではなく、何もしないという選択含めて自分で判断したい。
・自分がやっていることについて、背中を押してくれる人がいること。自分ひとりでやると判断しても、悩みや不安もある。それでいいんだよ、と共感して、背中を押してくれる人がいることが自分にとってのウェルビーイングです。
・お笑いを見ること。嫌なことも忘れて、気付いたら笑っていられる。
・行ったことのない場所に行く、景色の綺麗なところに行く、自然のある場所に行くなど、新たな発見があったり、「非日常な体験をすること」が私と同じグループの人に共通するウェルビーイングでした!

 

参加者アンケート

<印象に残ったこと・感想>

・普段での出来事をなんとも思わなかったり、ただ単にこういうことだったんだろうと流していたのですがこのイベントに参加して、あのときこういう感情があったのかもしれないと思いました。
・相手と話しをしながら、相手がそのエピソードを受けてどんな気持ちになっているかを考えることが大切だと分かった。
・実際にNVCをやってみて、相手を思いやりながらコミュニケーションを取ることの大切さがわかった。
・1つの体験でも人にはいろんな感情が芽生えるのだということを学びました。