国会議員のための世界一大きな授業2017
2017年5月17日、衆議院第2議員会館にて「高校生による国会議員のための世界一大きな授業2017」が行われました。
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの高校生メンバー8人が先生となり,、18名の国会議員の生徒の皆さんに授業を行いました。また、今年はオブザーバーの参加もあり総勢90名と大変多くの方がご参加くださいました。
1.今回は、高校生が教育の現状を改善するために注目すべきだと考えた3つのテーマに沿って授業が進められました。
「すべての子ども達が学ぶための環境を作るために」では、途上国の子どもたちの現状をクイズ形式で学び、なぜ教育が受けられないのか生徒の皆さんに考えていただきました。自分たちがいる環境が当たり前ではないということを改めて知ることができましたが、改善するために日本がするべき支援とはなんなのか。これが授業を通して大きな題材となっています。
2.「誰一人取り残さない教育とは」ではすべての人が教育を受けられる世界を作るためには、女性と障害者も取り残されてはならないことを学んでいただきました。不当な理由で教育が受けられないという現状を解決するためにも初等教育への支援が必要であることを強く語りかけました。
3.「教師支援」では、途上国の学校を模した模擬授業を生徒の皆さんに受けてもらいました。教師の知識不足や紙などの勉強する環境が整っていないという現状を学び、教師の育成の重要さについて考えていただきました。
最後に、高校生の先生たちから宿題として政策提言が行われました。
- 誰一人取り残さない教育のために初等教育支援を強化すること
- 質の高い教育を提供するために教師育成の支援を強化すること
高校生が世界の子どもたちの教育について真剣に考え、自分たちの力でこの問題を解決しようと取り組む姿勢が国会議員に大きな刺激を与えることができました。ご参加いただいた議員の皆さんも熱心に授業に参加してくださり、政策提言を実現するためにも政府に提案してくださるという先生もいらっしゃいました。
高校生メンバーが真剣に教育の問題と向き合って取り組んだ結果だと思います。
授業の様子は、こちらからご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=wsWQrgoCU78&feature=youtu.be
皆さんお疲れ様でした!