【報告】WE TALK “SOCIAL” 「食品ロスを見つめる」を開催しました

10月3日に、WE TALK “SOCIAL” 「食品ロスを見つめる」を開催し、小学1年生から社会人の方まで20の方にご参加いただきました。

 

 

今回のテーマは食品ロスを“色んな角度から”見つめよう」

ゲストスピーカーとして東京農工大学の学生団体「のこすまいと」さんをお招きしました。

<ゲストプロフィール>

学生団体 のこすまいと

食品ロスに興味を持つ東京農工大学の学生が所属している団体。食品ロスについて多くの人に知ってもらうため、オンライン授業や地産地消カフェ、家からロスになりそうな食品を持ち寄ってご飯作りをする「モッタイナイト」などの様々な活動を行っている。

団体Twitter:@nokosmite
団体Instagram:@nokosmite_2525

 

前半は、ゲストスピーカー「のこすまいと」さんから、生産段階(農家)・流通段階(スーパー)・消費段階(わたしたち)の3つの段階で起きる食品ロスの原因について説明していただきました。

 

その後、参加者は3つの段階ごとのチームに分かれ、「それぞれの段階で食品ロスを減らすためにできること」について話し合いました。

 

後半は、前半の3つの段階のチームが混ざるようにグループ分けし、「他の段階にお願いしたいこと(要望)を伝え合う」というロールプレイディスカッションを行いました。

 

最後には、ロールプレイディスカッションの振り返りも行い、学びを深めました。

 

参加者の皆さんの積極的な参加により、さまざまな意見を共有することができました。

今回のイベントが食品ロスやその対策について興味を持つきっかけとなってくれたら幸いです。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

 

 

ディスカッションのまとめ

①「それぞれの段階で食品ロスを減らすためにできること」

<参加者の意見>

まいと農家

・困ってる人に分けてあげる。

・友達にあげる。

・地元の直売所で値段下げて売る。

・アプリ開発(規格外品や余った野菜の直売通販)。

 

まいとスーパー

・なるべく少なく仕入れて、すぐになくす、安く売る。

・賞味期限近いものを安く売る。

お惣菜の量り売りすること。

・傷ついた野菜を安く売る。

 

じぶん(消費者)

冷凍庫を使って作り置きする。

・食べられるだけ買う、買いすぎない。

・買い物の前に冷蔵庫を確認する。

・古いものを取りやすい位置に置く。

 

②「他の段階にお願いしたいこと(要望)とそれに対する意見」

<参加者の意見>

まいと農家からの要望

スーパーへ

・お金がない人に規格外品の食べ物を安く売ってもらう。

・見た目が悪い食べ物でも食べれる部分は売ってもらう。

・見た目が悪い理由をお客さんに説明してもらう。

・廃棄予定のものを地域で処理のレストランで料理してもらう。

アプリ・配送サービスを導入する。(消費期限の早い物から紹介)

・廃棄する際食べれる部分は捨てずに売る >>> スーパーの回答:お総菜などとして活用できそう。

消費者へ

頑張って作ってることをわかってほしい。

消費期限の早い物から買ってもらう。

 

まいとスーパーからの要望

農家へ

規格外品を売りたくないかも知れないけど、売ってほしい。大手のスーパーとローカルのスーパーと対応を変えるなど。

規格外品の量を知りたい

消費者へ

・食べきる量だけ買ってほしい。

賞味期限とかのルールをちゃんと知ってもらいたい。

人通りの多いところに期限が近い商品のポスターを貼るのでぜひそれを見てほしい。

 

消費者(じぶん)

農家へ

規格外品など売れないものをジャムなどにする。

・残り物を地域の人に売ってほしい。

・農家の人からのメッセージが書いてあるといい。

・廃棄するもの、食べ物じゃなくて他に飾りとしても楽しめそう。

スーパーへ

・賞味期限が近いものは試食コーナーに回す。

・規格外品を普通の商品と差別化した売り方をする(形が面白いなど)。

・規格外品を普通の野菜の半額とかで販売する。

規格外品についての内容を貼って知らせてほしい。

 

 

参加者アンケート

<印象に残ったこと・感想>

いろんな人の意見をきいて、自分一人では考えつかない意見もあったからよかった。

・食品ロスのことについて、良くわかり自分ができる限りのことはしようという気持ちになった。

・消費者からの視点しか見てこなかったけど、スーパーや農家さんができることがあるのだと学んだ。

みんなの意見をまとめて、みんなで協力すれば食品ロスを減らせると思った。

・食品ロスについて学校の勉強で取り組んでいてそれをこれからの授業、学習に生かせると思いました。また各地の色んな人と関われるオンラインだからこそ価値観や考え方の違う人とのディスカッションを行えて嬉しかったです。勉強にもなりました。

・あまり食品ロスについて考えたことはなく他人の事のように思っていたから、今日話し合って、これから自分たちでも考えていかないとなと思った。

・作ってくれている人がいるから食べ物を残さないようにしたい。

買う側として消費期限が近いものから買うようにする。