【レポート】中高生による国会議員のための「世界一大きな授業」を実施しました
こんにちは。本日は2019年度フリー・ザ・チルドレン・ジャパンが事務局を務めている「世界一大きな授業」として、イベントの開催報告を行います。
5月末とは思えない位に気温が急に高まっており、事務局スタッフは早くも夏バテしておりますが、
国内の教育支援の機運も、6月末の大阪G20サミットに向け、それに負けない位に高まっております。
さて、5月15日(水)17:00~18:00に衆議院第二議員会館にて、今年も
中高生による国会議員のための「世界一大きな授業」を
実施しました。
「世界一大きな授業」公式ウェブサイト:http://www.jnne.org/gce/
===中高生による国会議員のための「世界一大きな授業」とは=======
「世界一大きな授業」の一環として、国会議員が「生徒」、
中高生が「先生」になって「世界一大きな授業」を実施するイベントで、
2010年より毎年実施しています。
詳細:http://www.jnne.org/gce/about.html#about-diet
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000035268.html
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東京都・埼玉県・山梨県・秋田県の中学1年~高校3年生の計8名が
「先生」となり、20名の国会議員の「生徒」に授業を行いました。
会場には30名のオブザーバ(観客)も来場し、
Youtubeでも授業の様子を生中継しました。(協力:地球対話ラボ)
イベントは3部構成の授業形式で行われました。
1時限目は、世界の教育格差の現状の一例として、3月末にフリー・ザ・チルドレン・ジャパンが行ったフィリピンスタディツアー2019の様子を動画で鑑賞し、子ども達が教育を受けられていない現状についての紹介を行いました。
※【参考】フィリピンスタディツアー2019についてはこちら
2時限目は、世界の教育を受ける機会が平等ではないことや・競争的になりがちで協力的な意識がうまれにくい現状を、すごろく形式のゲームで擬似体験しました。
3か国(チーム)に分かれ、「小学校入学~高校卒業」と書かれた
6マスのコースを、一人でも多くゴール(高校卒業)させよう、
というルールです。
途中で災害等のトラブルが発生し、チーム別に1回休み・1マス戻る等の
不利益をそれぞれ被ります。
中には、トラブルが発生するたびに「1回休み」になるチームもあり…。
「また「1回休み」。不平等だ!」(逢坂誠二議員のコメント)
生徒(国会議員)の皆さんが、このゲームの仕掛けに感づいてきた所で
タイムアップ。最後にネタばらしとまとめを行いました。
さあ、このすごろくの仕掛け・本当のねらいとは?
中高生の先生方が伝えたいメッセージとは?
ここではヒントとなる画像のみ掲載します。
答えの詳細はYoutubeのアーカイブ動画へ。
誰もが「はっ…!!」と気づかされ、我に返る事でしょう。
(1時限目:29:16、2時限目:34:15、
2時限目ネタばらし:51:00、3時限目:55:55あたり)
最後の3時限目では、2019年3月23-24日に行われた、
第5回国際女性会議(WAW!)で来日された、
マララ・ユスフザイさんの言葉で始まりました。
※WAW!については、下記の外務省ウェブサイトをご覧ください
https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page22_003059.html
そして、「(世界中の子ども達の)権利を守るための教育支援」と
題した政策提言を行いました。
教育が、恵まれた人々の「特権」となってしまっている現状から、
誰もが享受する、人類共通の「権利」にするために、
・教育に充てる支援額を更に増やす事
・6月28~29日のG20サミットで、世界の教育支援の進展に向け、
安倍総理・日本政府がリーダーシップを発揮する事
を要望し、授業が終了しました。
【参加議員】
逢澤一郎議員、阿部俊子議員、御法川信英議員、亀岡偉民議員、鳩山二郎議員、小川克己議員、
松川るい議員、安藤高夫議員、竹谷とし子議員、高瀬弘美議員、福山哲郎議員、逢坂誠二議員、
佐々木隆博議員、山内康一議員、亀井亜紀子議員、中谷一馬議員、山川百合子議員、田村智子議員、
畑野君江議員、福島みずほ議員
また、今回の授業には、
読売新聞ジュニアプレス(https://www.yomiuri.co.jp/teen/junior/)のジュニア記者3名が取材にお越しになり、中高生の「先生」方へインタビューをされておりました。
子ども達が主体となって、世界をより良くするために刺激し合い、
行動・発信し合う姿に、強い力を貰いました。
「世界一大きな授業」のキャンペーン期間は
6月30日(参加申し込みは6月26日)までとなっております。
まだまだ参加申し込み募集中なので、興味のある方は是非参加してください。
「世界一大きな授業」公式ウェブサイト:http://www.jnne.org/gce/