【報告】WE Talk “SOCIAL” 企業コラボ企画「グローバル企業から学ぶ社会貢献のリアル」を開催

4月2日に、オンラインワークショップ、WE TALK “SOCIAL”企業コラボ企画「グローバル企業から学ぶ社会貢献のリアル」を開催し、小学生〜社会人40名にご参加頂きました。

 

今回のテーマは「グローバル企業から学ぶ社会貢献のリアル」
最近「企業も社会貢献!」と聞くけど、実際どんなことやってるの?
そんな疑問に、大手グローバル企業スリーエム・ジャパン株式会社(以下、3M)の社員の方々がお答えくださいました!

 

残念ながら、当日の緊急対応のため昆社長の出席は叶いませんでした。しかし、昆社長が準備してくださった内容を3Mの社員4名の方が代理で発表してくださいました。前半は、3Mの社会貢献の事例などを紹介していただき、「自分が社長だったら何を優先するか」についてディスカッションしました。
後半は、社員の方々のキャリアについてのパネルトークに加え、ブレイクアウトルームで個別に話を聞くことができるコーナーもありました。

 

お話いただいた3Mのみなさん、ご参加いただいたみなさん、活発な意見交換と質問をありがとうございました!

 

☆3Mさんからもイベント開催報告のプレスリリースが配信されています。ぜひご覧ください!

「スリーエム ジャパンと NPO 法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン、 学生向けにグローバル企業の社会貢献について考えるオンラインワークショップを開催」

 

 

ディスカッション
「あなたが社長なら何を一番大事にする?社会の利益?自社の利益?お客様の利益?」

ビジネスと社会貢献を両立していくためには何が重要か、グループに分かれて意見を共有しました。

<参加者の意見>

・今はサステイナブルなものが売れるから、最初はお客様のことを考えて商品を作って出していけば、それが売れたら結局それが社会の利益になるのでは。
・自社の利益を優先すべき。なぜなら、まずは自分たちが社会やお客様に応えられるような土台を作るのがスタートだと思うから。
・「社会」には「お客様の利益」も含まれるし、社会とお客様のニーズに応えることが自社の利益につながると思う。
・自社の利益を上げるためには、社会や地域との連携が必要だから、その関係性を築くことも大切だと思う。
・自社の経済力がないと経営が成り立たず、社会貢献もできない。そして自社の経済力をつけるためには、安定した生産力や貯蓄、需要の波に対応する柔軟なアイディアが必要だと思う。

 

参加者アンケート
<
印象に残ったこと・感想>

・自社、社会、お客様の利益について、バランスの取り方についての議論が興味深かったです。
・社員のアイデアや発想を受け入れて会社全体として取り組む姿勢が、とても魅力的だと感じた。
・学年や年齢を問わず、社会貢献活動に興味がある皆様と交流できたということです。
・企業の社会貢献にあまり良いイメージを持っていなかったですが、今回の講座で印象が変わりました。
・進路を国際系にしたいと思っていたので、国際キャリアについての知識を得たいと思い、参加させて頂きました。今回の4人の社員さんからのお話を聞いて、自分の知らなかった事業や情報をたくさん学ぶことができました。
・フェイスシールドを「3週間でつくりあげたと」いう言葉。自社商品をそのまま寄贈するのが一般的だが、新たに素材を組み合わせてつくったということに感銘しました。「社会貢献は本業を柱にする」ということがよくいわれますが、納得です。
・ビジネス、ソーシャル、化学、会社、と今まで学んできたことの繋がりが新たに見えて、とても面白かったです!生徒にも還元していきます!新年度の楽しみが増えました!!
・普段聞くことのできないことが聞けたこと、他の学生さんの意見を聞くことが出来てとても有意義な時間でした。

<質問一覧>

以下の質問の回答は、動画を参照してください。

・大学選び、進路に悩んでいます。選ぶコツはありますか。
・自分の強みをどう仕事で生かしてますか?3Mさんがスタートアップの時、社会問題とビジネスを両立する上での苦労はどんなものがあったのかご存知でしたら教えて欲しいです。
・フェムテックに関心があります。3Mの強みであるテープやフィルムの技術を生かして、女性の生活を向上させるような商品を開発することは可能でしょうか?
・3Mが外資企業ですので、日本企業と外資企業においては、それぞれ社会貢献活動に対する差は感じられますか。
・フェイスシールドを作る際に協力体制、環境は整っていましたか。
・春から高校3年になるのですが、国際系の学部を考えています。高校生のうちにやっておいた方がいいことや、知っといておくべきことがあったら教えてください。
・コロナによってかわったことはありますか。
・今、学生の立場から、「生理の貧困」の解決、改善に向けて活動しています。その活動の一環で、生理用品を開発している企業と意見交換などをしてみたいと思っています。学生からいきなり、話してみたいと連絡をすることを、企業側はどう捉えますか?
・安く、大量に、効率的に、安定的に製品を作ることが市場では重視されると思いますが、今後はそれより社会貢献や持続可能性が重視されるようになると思いますか?
また変わるとすれば、それは消費者によって変わるのか、企業によって変わるのか、どちらだと思いますか?


アーカイブ動画を公開!
YouTubeにて講座の配信を開始しました。講座にはグループワークの時間が2回含まれますが、プライバシー保護のため、ディスカッションの時間はカット、全体発表の時間は音声のみの動画公開となります。
皆さんも、是非ご自身で考えたり、友達と動画を一緒に見ながらグループ通話でディスカッションしてみてください!

企業コラボ企画「グローバル企業から学ぶ社会貢献のリアル」