2020年の教育政策に関するアドボカシーの成果として

2020年は新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染拡大により多くの人々の生活が一変しました。
人と人が出会うこと自体が難しくなる中で、その影響は子どもをめぐる教育の場所にも大きく現れました。
そうした中で、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、SDG4教育キャンペーンをはじめ、教育政策に関するアドボカシー(調査提言)に参加し、子どもや若者達やほかのNGOなどと協力しつつ声を上げる活動を行ってきました。

 

先日、日本政府によるSDGsアクションプラン2021が発表されました。
その中には、私たちが訴えてきた内容がいくつか盛り込まれていましたので、一つの成果として報告いたします。

 

SDGsアクションプラン2021(外部リンク)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/SDGs_Action_Plan_2021.pdf?fbclid=IwAR3eWPyNiZETLc-CmZ2MkEaopLJ6tlgG10SJVdUqGaaREnRw2D2qBZaZ2tA

<<国内課題について>>(抜粋)
●特別なニーズに対応した教育の推進
共生社会の形成に向けて、障害のある子供と障害のない子供が可能な限り共に教育を受けられるように条件整備を行う。また、障害のある子どもの自立と社会参加を見据え、一人一人の教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できるよう連続性のある多様な学びの場の整備を行う。(文部科学省)
●外国人児童生徒等への教育の充実
外国人の子供たちが将来にわたって我が国に居住し、共生社会の一員として今後の日本を形成する存在であることを前提に、学校等において日本語指導を含めたきめ細かな指導を行うな
ど、適切な教育の機会が提供されるよう取組を行う。
(令和3年度 当初予算 9.1 億円、文部科学省)

●夜間中学の設置促進・充実

夜間中学は、義務教育未修了者等の就学機会の確保に重要な役割を果たしている。
このことから、平成 28 年 12 月に成立した教育機会確保法及び平成 30 年6月に閣議決定された第3期教育振興基本計画等を踏まえ、①夜間中学新設準備・運営補助、②夜間中学における教育活動充実等により、就学機会の提供を推進する。
(令和3年度 当初予算 0.8 億円、文部科学省)

●生活者としての外国人に対する日本語教育の推進

日本語教育の推進は、国内に居住する外国人が日常生活及び社会生活を国民と共に円滑に営む
ことができる環境整備に資することから、地域における日本語教育の推進のため、日本語教育の全国展開・学習機会の確保及び質の向上等のための施策を講じる。
(令和3年度 当初予算 9.9 億円、文化庁)

 

<<国際課題について>>
●教育のためのグローバルパートナーシップ(GPE)を通じた支援
低所得国、脆弱な低位中所得国等に対し、基礎教育支援に重点を置きつつ、
教育セクター全般の資金ギャップを埋めるための支援を実施。
(令和3年度 当初予算 0.8 億円、令和2年度 補正予算 7.2 億円、外務省)

2020年はコロナ渦の困難がある中、一部オンラインでの活動に切り替えるなどして、活動を継続してきました。
教育の当事者である子どもや若者達と共に声をあげれたことは一つの成果と考えています。

2021年度も引き続き、子どもや若者たちと共に声を上げる活動をフリー・ザ・チルドレン・ジャパンは行っていきます。

(フリー・ザ・チルドレン・ジャパン ユース・エンゲージメント アドバイザー 鈴木洋一)

 

2020年9月25日(金)にはSDG4教育キャンペーンとして、子どもや若者たちと共に文部科学省へ訪問し、活動報告と提言を行い、職員との対話を行いました。