【開催報告】テイク・アクション・オンライン・キャンプ“SOCIAL” 2020夏

8月14〜23日に、テイク・アクション・オンライン・キャンプ2020夏を開催しました!

14〜16日の3日間は「社会問題と向き合う」 “SOCIAL” キャンプ、
22、23日の2日間は「アクションと向き合う」 “CHANGE” キャンプと題し、計5日間実施しました。

オンラインキャンプの名前通り、全日程をオンラインで行いました。
日本国内、そして海外からも参加者が集まり、計46人が参加しました。

 

今回は“SOCIAL” キャンプのご報告をいたします!

2つのセッション
オンライン・キャンプのプログラムは主に3つの時間に分かれています。

「グループセッション」 :同年代の5~6人+ファシリテーター2~3人のグループ(以下スモールグループ)での活動の時間。

「コーチングセッション」:ゲストスピーカーを招き、1つのテーマについての理解を深める時間。

「チョイスタイム」   :希望者だけが集まり、みんなとやりたい活動を自由に行う時間。

 

“SOCIAL” キャンプ
【8/14 1日目】
グループ①セーフスペース

まず、今後多くの時間を共に過ごすスモールグループで集まり、キャンプで活動する際にみんなが安心して過ごすためのルールをメンバー自身で作りました。また、各グループで作成したルールを持ち寄って、全体で互いのルールの確認もしました。

 

コーチング①児童労働

児童労働ネットワーク代表、元ILO事務局長補の堀内光子さんをお招きし、児童労働の構造や現状についてお話しいただきました。
講義の中では、労働児童の人生を擬似体験する「児童労働カードゲーム」をスモールグループで行いました。

 

 

グループ②マイギャラリー

お互いのことをもっと知るため、「好きなこと・得意なこと」「人生で楽しかったこと」「人生で難しかったこと」をボードに書き出し、スモールグループ内で紹介し合いました。意外な共通点や思い出の共感を通し、メンバー同士が打ち解けるきっかけ作りができました。

 

チョイスタイム
「プラスチックごみ〜リサイクルという幻想〜」という映像を観賞し、みんなで気になったことについてディスカッションしました。

 

【8/15 2日目】

グループ③チームビルディングゲーム

メンバーそれぞれに異なる役割が割り当てられ、みんなで工夫して1つのものを完成させる「作ってMiro」というゲームをしました。
ゲーム後には活動中のお互いの気持ちや感想を共有し、今後に活かせることは何かについて考えました。

コーチング②人種差別

アフリカンキッズクラブ東海地区代表のエバデ・ダン・愛琳さんをお招きし、ナイジェリアと日本にルーツをもち日本で育ったご自身の経験についてお話しいただきました。お話の後には、スモールグループとは別のグループに分かれ、感じたことやこれから自分はどのような姿勢でこの問題に向き合っていくのかなどについて話し合いました。

 

 

コーチング③LGBTQ+

認定NPO法人ReBit様よりスピーカーのしんちゃんとマッチーをお招きし、多様な性についてご自身の経験を交えながらお話しいただきました。また、「多様な性を尊重するために“社会が”できること・“個人が”できること」について、スモールグループでディスカッションを行い、全体でも共有しました。

 

チョイスタイム

朝のチョイスタイムには参加者から希望のあった人狼ゲームを行ったり、キャンプで使用したオンラインツールのMiroに慣れる活動をしたりしました。
夜のチョイスタイムでは、終戦の日ということもあり、広島の被曝者の方の映像を観てディスカッションをしました。

 

 

【8/16 3日目】

グループ④問題クモの巣

社会問題同士つながりについて考えるワーク「問題クモの巣」に取り組みました。

 

選択ディスカッション

興味のあるテーマごとにグループに分かれ、ディスカッションを行いました。参加者から挙げられたテーマは校則、ディズニーと社会問題、農業、環境、教育格差など種類は様々でした。
グループによっては、参加者が自らファシリテーターとなり、ディスカッションを活発にしてくれました。

 

 

コーチング④ネットリテラシー

擬似ツイッターを体験するワークや人それぞれの言葉の捉え方を知るワークを通して、発信者としてどのようなことに気をつけたら良いか考えました。

 

 

グループ⑤全体振り返り

3日間の活動を振り返り、学んだことや自分に起きた変化、そしてこれからそれをどのように活かしていきたいかを共有しました。
また、1ヶ月の自分への手紙「Dear Me Letter」も書きました。

 

クロージングセレモニー

あっという間の3日間。「もっと話したい!」という声が何度も聞こえました。

“SOCIAL” キャンプのみ参加の子も、引き続き“CHANGE” キャンプに参加する子も一度お別れ。

この1週間で何かアクションを起こしてみようと約束し、再会を楽しみにしながらお別れしました。


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実施にあたり、下記財団よりご後援をいただきました。

【助成】

独立行政法人 国立青少年教育振興機構 「子どもゆめ基金助成活動」

 

【テイクアクションキャンプ・スカラシップ(参加費免除制度) 協賛】

大東建託グループ みらい基金

 

改めて感謝申し上げます。

 

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「テイク・アクション・オンライン・キャンプ 2020夏」
●日 程 :2019年8月14,15,16日、22,23日
●場 所 :オンライン
●参加者 :SOCIAL:37人、CHANGE:35人、全46人参加
小学生8人、中学生17人、高校生21人

●スタッフ:19人

●ゲストスピーカー
堀内光子
エバデ・ダン・愛琳
認定NPO法人ReBit(スピーカー:しんちゃん・マッチー)
露木志奈

●過去の実施報告はこちら