【報告】WE TALK “SOCIAL” Vol.07 現地ニーズに合った支援について考えるワークショップを開催

5月29日に、オンラインワークショップ、WE TALK “SOCIAL”第7回目を開催し、小学生〜社会人15名以上にご参加いただきました!

今回のテーマは「義肢装具士と学ぶ国際協力」。
・義肢装具士ってどんな仕事?世界とのつながりは?
・その国の現状、ニーズに合った支援とは?

この2つの大きな問いを中心にワークショップが行われました。

まずは、義肢装具士として国内外で活動してきた講師から、義肢装具士という仕事について詳しく紹介していただきました。後半は、ミッションカードを使ったグループワークを行いました。仮想の国「マンゴー共和国」「パセリ共和国」「バンブー王国」において、医療面でどのような支援を行うか、またどの支援を優先するかなどについて話し合いました。徐々に話し合いに熱が入り、「明日から本当にその国での支援活動を始めるのでは!?」と思ってしまうほど、みんな真剣に計画を立てていました。

ディスカッション
今回はMissionが5つありました。ここでは最後のMission5を紹介いたします。
「ここまでの話し合いを元に、この国で進めていく支援の方法を選んで、実行していく順番に並びかえながら、その理由を話し合おう。」

<アイディア>
・マンゴー共和国

このグループでは、まずはすぐにできる緊急支援で現地の人々を助ける活動を開始すると同時に、現地での技術の伝授を行っていき、徐々にインフラ整備などを進めていく、という計画を立てました。『日本から送る中古のパーツは使い方を指導できる人が現地に派遣されていないと使えなくて意味がないのではないか』など、本当に臨場感を持った議論や計画が立てられていました!

 

・パセリ共和国

小学生、中学生、高校生の3人で取り組んだこのグループでは、どんな支援をするにもまずは計画や予算、そして人員を集めることが大事ということ、そして、インフラも道路も整っていないパセリ共和国では、どんな支援活動をするにもまずは交通網の整備が必要ということで、交通局を作るという計画が立てられました!

 

・バンブー王国

このグループでは、たくさんの支援方法の中で、何を最優先していくのか、というところで熱いディスカッションが繰り広げられたようです。結果、現地で持続可能な医療支援を行っていくための準備となる、養成学校や病院の建設や現地への専門家の長期派遣(現地人の指導)などを進め、次第に全ての運営を現地の人に任せていけるようにするという計画が立ちました!

 

ご参加くださったみなさん、本当にありがとうございます!

 

参加者アンケート
<印象に残ったこと>
・先進国とは違う、義肢装具が必要な理由。
・医療支援の現場の『目の前の人を救う』という使命感。
・小学生から社会人の方まで幅広く参加されていたこと。良い刺激になった。

<感想>

・ミッションを達成していくというのがとても面白かった
・グループワークの時間が多く、メンバー全員が積極的に参加できた
・「義肢装具士」と「国際協力」の関係がいまいち繋がらなかったのを解消できた。
・ディスカッションがとても楽しかった。
・グループでの話し合いの内容が順序立てて作られてあったので、中身の濃いディスカッションが出来た。