☆フィリピンから演劇グループが来日!☆

☆フィリピンから演劇グループが来日!☆
こんにちは!FTCJよりお知らせです。
FTCJのフィリピン支援事業パートナー団体のプレダ基金から、ユース演劇グループ「AKBAY(アクバイ)」が来日、今月26日、28日に公演を山梨にてしています。(28日は忍野村民ふれあいホールにて実施)
 ※プレダ基金は、神父シェイ・カレン氏が代表を務めるフィリピンのNGOで人身売買や買春の被害を受けた、特に女子の救援や、大人の囚人と同じ刑務所にいれられ虐待などを受けている少年を救う活動をしている団体です。プレダ基金によって保護された子どもたちはセラピーを受けたり教育をうけたりしながら自立にむけて生活しています。そして、プレダで生活する子どもたちが参加している劇団がアクバイです。

自分たちの苦しかった経験を、演劇を通じて伝える活動をしています。彼らが来日するときいて、もっとプレダのことを知りたかったので、この機会に、FTCJから貸出しをしているDVDを見てみました!フィリピン、児童買春の実態 ~DVD「強制労働から子どもを救え」を見て~このセンターに保護される子どもたちは、深い傷を負っている子ばかりです。様々な理由があり都市に来る地方の子どもたち。斡旋業者はそのようなこどもを狙って声をかけます。現に、売春などの強制労働の95%は地方の子どもらによるものだそうです。 そして、アメリカやイギリス、オーストラリアなどの先進国から、セックスツアリストとしてフィリピンにやってきます。 彼らはフィリピンの法の規制が十分でないことを知っています。仮に性虐待の現場を見つけられ逮捕されても、警察に賄賂を払えば不起訴。そのようなことがまかり通っています。

この状況を打開しようとプレダ基金は活動を続けています。斡旋業者を逮捕するために人身売買の証拠をつかんだり被害にあったこどもをセンターで保護しセラピーを行っています。 そのプレダ基金を訪ねたのは、子どもの実態をしらべようとフィリピンに渡ったクレイグ、15歳のときです。彼が目にした「恥辱の壁」には性的虐待の加害者と被害者の写真が貼られていました。 悪いとわかって、自分の国ではできないことを求めてフィリピンまで足を運ぶ外国人。そして、野菜でも売るように少女たちを売りさばく斡旋業者。 とりわけクレイグが参加したプレダ基金の調査で逮捕された斡旋業者は自分の6人の子どもを養うために仕方なくやったといっていたそうです。
 
しかし、自分の子どもがそのような目にあっていたらどう思うか。どうして他人の子どもはいいのか。カレン氏が投げかけた疑問は的を射ていると思います。 それとは対照的に、こどもの声を聞くためにフィリピンに来たクレイグと、苦しみながらもセンターで自分たちが受けた被害を訴える少女。 自分中心(Me)から、人のために働くことを喜びとする(We)。 このDVDを見て、人間のエゴを感じるとともに、クレイグの提唱した「Me To We」哲学の重要さを感じました。 アクバイのみんなの伝えたいことが演劇を通して、日本の子どもたちに伝わりますように。成功を祈るとともに、一歩踏み出せる勇気をもらいます。 みなさん暑いですが、こっちも熱く頑張りましょう!