第3回院内セミナー<国連・子ども(児童)の権利条約と日本>の報告
こんにちは!
7月29日に参加した、<国連・子ども(児童)の権利条約と日本>と題したセミナーの報告です!
会場だった参議院新議員会館は新設されたばかり
一流ホテルのような内装に、参加者の多くが「私たちの税金が」とつぶやいていました笑
さて、今回のセミナーは第3回になります。
5月27,28日にジュネーブで行われた国連・子どもの権利委員会による日本政府報告の審査とその総括所見を取り上げたもので、日本における子どもの権利条約実施に向けた今後の取り組みを進展させるためのものです。
そのため、ジュネーブでの審査を傍聴したNGO代表の方や、参加された政府代表の方、国会議員の方々とを交えての議論になりました。
主催者の方によると、NGO,NPOにとって官公庁の方とともに学ぶのは、ある意味で初めてのことかもしれないとのことでした。
参加した感想として、
子どもの権利条約についての知識は、高校での政経の授業や、MUN(模擬国連)での知識ほどはありました。
しかし、今まで国際条約と聞けばアフリカをはじめ途上国の問題を解決するためのものだと思い込んでいたせいか、
“自分の国の問題として捉えていなかった”ことを痛感しました。
格差による貧困
婚外子差別
在日朝鮮人、朝鮮人学校生徒への不当な待遇
セクシュアル・マイノリティの子どもへの対応の遅れ
性暴力
学校教育の競争主義化
不登校
たしかに日本は恵まれた国ではあるけれども、
途上国に目を向けることも大事だけれども
まだまだ足元に守られるべき子どもたちがいるんだ。
と、すごい反省させられました
加えて
率直なところ、“行政と民間が同じグラウンドに立ってない”なと、感じました。
官民ともに、
総括所見をどう生かすか
なにかを実行して初めてそれの価値がでるという認識は
共有していたと思います。
しかし、NGO側の問題提起への官僚の方の反応が悪いということもあり、官民の緊張関係というものを学生なりに目の当たりにしました。
その質疑応答の繰り返しに解決の方向性は見えませんでした。
だから、共通の目標があるなら、
立場をこえて協力するというか
向き合わずに、同じ方向を見つめる姿勢―
みなさん、各々の子供時代を思い出してほしいです。
今回は第3回でしたが、
次回からは
1)政府関係者がイニシアチブを!
―>官僚が政策の問題提起をし、専門であるNGO・NPOから知恵を借りる場の構築をしてほしい。
2)学生を優先的に招待!
―>権利条約はノルマではありませんし、もちろん国によって対応すべき項目は違います。学生にアプローチして意見を吸い上げてほしい。
このような目的をととのえたセミナーを行政側からつくられることを期待します。
僕らの世代は僕らなりに
「建設的対話(政府代表団の方が頻繁に使われていました)」
を進めていくためにはどうしたらいいんだろう
子どもに何ができるか
もっとじっくり考えて
大人の前でも発言できるようにしないと!ですね。
子どもが子どもを救うFTCJのコンセプト
子どものニーズは子どもが一番わかっています
隣の席に座っている子の話を聞いてあげれる子どもメンバーが増えれば
大人の方が議論されていることの多くが解決できると信じています。
では、僕も頑張って勉強します!
謝謝!