「世界から児童労働をなくそう!署名」を厚生労働省、文部科学省、外務省の3省へ提出いたしました
皆さまにご協力いただいた「世界から児童労働をなくそう!署名」ひとつひとつを厚生労働省、文部科学省、外務省の3省へ提出いたしました
2011.9.22 厚生労働省に署名を提出しました
2011年9月22日(木)、児童労働ネットワーク(CL-Net、代表 堀内光子)は、会員団体の子どもメンバー6名、堀内代表や運営委員を含む12名で厚生労働省を訪問し、小宮山大臣に「世界から児童労働をなくそう!署名」を提出しました。
代表の堀内から、震災の影響があったのにもかかわらず昨年度以上の署名が集まったことをお伝えし、児童労働に対する取り組みを強化していただくよう要望したところ、これまで子どもに関する取り組みに大変熱心に取り組まれていた小宮山大臣は、「積極的に取り組みたい」と述べられました。
また、中高生から自らの体験を踏まえて児童労働に関しての思いをお伝えすると、小宮山大臣は熱心に耳を傾けてくださいました。「みなさんのような若い方々が海外支援を熱心に考えていることは大変嬉しいことです。震災や不景気で国内が大変になると、なぜ国難の中で海外を支援するのかと国会でも議論になります。しかし、国際社会の中で国々が助け合って成長するためにも、日本ができる取り組みをしていきたい」と述べられました。
2011.09.28 文部科学省に署名を提出しました
2011年9月28日(水)文部科学省を訪問し、森副大臣に署名を提出しました。
文部科学省は、子どもが実際に日々受けている教育と直接的にかかわっているため、
FTCJの子どもメンバーからはリアルな実体験に基づいた意見が多く出ました。
「学校で児童労働を含む世界のことを知る機会が日本では極端に少ないので、科目に入れてほしい」「学校で児童労働に関する活動をしようとしたが、学校から許可が下りなかった。仕組みを改善していただきたい」これらの教育状況の改善をお願いしました。
森副大臣は、熱心に聴いてくださり、「実は文部科学省として、できることを考えてきました。まず、日本政府の教育支援方針であるSchool for Allに継続して取り組んでいきます。そして近々行われるユネスコ総会で、中川文部科学大臣のスピーチの中に児童労働に少しでもふれてもらえるよう働きかけます。一つ一つのアクションが小さくても、積み重ねが大切ですので、引き続き一緒に頑張りましょう」とエールをくださいました。
写真:森副大臣とCL-Net代表団
意見交換の様子
2011.10.5 外務省に署名を提出しました
2011年10月5日(水)山根副大臣に「世界から児童労働をなくそう!署名」を提出しました。
山根副大臣は、「震災後アフリカ諸国から支援やメッセージが届き、世界の連帯を実感できた」と賛同して下さり、「ODAの予算は減少しているが、日本としてできることをやっていきたい」とおっしゃいました。
小中高生の子どもメンバーは、自らが途上国で見た働く子どもたちの姿、そして自らの想いを副大臣に伝え、副大臣も自らの外遊での経験を紹介しつつ、再度、日本として取り組めることを実施していきたいと強調されました。