行動することで変わろう!

こんにちは、翻訳チームの浅田です。今日はカナダのFTCブログからの紹介です。
(訳者: 翻訳チーム 山田あさ子)

タラ・ミラーさん、公立小学校教員の手記より

紙面上のアイデアを良いと思うことはあまりないかもしれません。しかし、あなた方はその重要なアイデアを実行した後の成果までは、深く考えていないのではないでしょうか。2011年8月、デビー・バイヤーさん――カリフォルニア州エルカホン初の公立小学校の創設者であり校長は、そのような考えを持っていました。彼女は、職員の研修中に、「私たちは今年、他の国に学校を創設します。」と伝えました。私たち教師は、私たちと離れた場所に住む人々を思い描くように、そして、生徒達に、世界の誰かの生活を変えることができるということを思い描くよう、指導するよう促されたのです。

3月に、私は会議でフリー・ザ・チルドレンと出会い、この団体なら、私たちが目標を達成するために支援してくれるだろうと思いました。それから数週間で、私たちは「ペニーズ・フォー・ペンシルズ」(鉛筆のために募金を)キャンペーンを立ち上げました。フリー・ザ・チルドレンで若手のプログラミングコーディネーターであるヘレンママさんは、私たちの4つの学校のサイトを一つにし、生徒達がキャンペーンを開始できるよう、大体的に喚起を促しました。そして、4月23日、私たちは3週間のキャンペーンを開始しました。私たちのキャンペーンには、「行動することで、変わろう。」という、うたい文句をつけました。このアイデアを活かして、私たちは生徒達が鏡を見ている写真を撮り、マイケルジャクソンの「マン・イン・ザ・ミラー」の音楽ビデオに変えて、自分達の活動をアピールするビデオを作成しました。

この試みは単純な方法で行われ、生徒達は、エクアドルに学校を創るため3週間で8500ドルの募金を目標に、一人6ドル集めなければいけません!私たちの生徒の頑張りは、想像を超えました。3週間の終わり頃には、4つのキャンパスの1500人の生徒達が募金し、小・中・高の学年で集まった額は11,800ドルにも昇りました。私たちは、学校を創設するために、私たちの社会の中だけで十分に目標を達成できたのです。それは本当にすばらしい成果で、生徒達は驚き、心から喜びました。

生徒たちが思いやりの気持ちを持つことができることを証明できたことは、教育者にとって、とても価値のある経験になりました。避難民の私たちの学校にまだ不慣れなある高校生が、たくさんの小銭が入った瓶を持ってきて、それを全部クラスの募金箱に入れました。教師は彼に、そのお金をどこから持ってきたのか尋ねました。すると彼は、「これは、全部自分のお金です。僕がここに来た時から貯めてきました。だけど、僕が今ここにたどり着けたように、子ども達が学校に通えるようになるために募金したいのです。」と言いました。彼は、エクアドルの他の子ども達がより良い生活を送るために支援できるよう、自分の意志で貯金の全てを捧げたのです。それは、心からの思いやりと、彼の変わらなければならないという思いの現れでした。

私たちトトラスの社会の生徒達や家族の努力する姿を見れて、本当に感動しています!

私たち教師は、スタッフとして、生徒達が一緒に頑張ってくれたことや、ミンガが出来たことをとても嬉しく思います!下記にある私たちの活動のビデオをぜひチェックしてください!

※ミンガ→エクアドルでは村の仲間が困ったときにみんなで協力する習慣があり、これをミンガといいます。