ウズベキスタンの綿農場における児童労働

こんにちは、浅田です。
すみません、昨日アップしたものと同じ記事です。
手違いで削除してしまったので再投稿です^^;

(訳者:翻訳チーム 伊藤靖子)

CNNニュースより
The original article

意識の高い消費者が、強制児童労働のあり方に変化をもたらす原動力として評価されています。その変化が見られる国は、世界中で最も抑圧的な政府を持つ国の一つ、ウズベキスタンです。

しかし、進展が見られる一方、戦いの終わりには程遠いのが現状です。

「ウズベキスタンは、世界中のどの国と比べても、最も残虐な人権の経歴を持つ国です。」とスティーブ・スワードロウ(Swerdlow)氏は語ります。彼は、人権擁護団体であるヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)のために中央アジア調査をしており、「長く君臨している大統領(イスラム・カリモフ氏)は23年間権力を持ち続け、反対勢力を威圧しています。」と述べます。

ウズベキスタンでは、毎年秋になると何千人もの生徒が教室から連れ出され、畑に入り、わずかな賃金か無償で綿を摘むことを強いられます。

ある母親がビデオの中で語った内容によると、もし子どもを綿摘みに行かせなければ罰金が課され、それは2週間分の賃金と同額です。また、人権グループによれば、生徒たちは学校の籍を失うと脅されることもあります。

政府と民間の雇用者も収穫を強いられ、割り当てられた収穫量があります。彼らは従わなければ解雇されるかもしれないことが分かっています。

ウズベキスタンの綿産業における強制労働は、ソビエト時代の負の遺産です。存続した理由は、ウズベキスタン政府の役人が直接、綿の収穫から利益を得られるからです。

農家の人々は綿を植えるように命令されます。政府は妥当でない低い代価で収穫を買い上げ、グローバル・マーケットで売ります。

「児童労働は、ソビエト政権下で幅広く行なわれていました。」と、ウズベキスタンの人権擁護活動家であるエレナ・オルラエバ(Urlaeva)氏がCNNに説明しました。「独立20年の間も蔓延しています。つまるところ、お金がかからないのですから。

「子どもたちとその両親は、綿が白い金で、国の誇りだと教えられてきました。学校でそのように勉強するのは1年生の時からです。反論するものは国家の敵として見なされます。」

オルラエバ氏 やウズベキスタンのヒューマン・ライツ・アライアンスのメンバーは、攻撃を受け、逮捕され、監獄に入れられました。HRWの事務所は閉鎖されました。そして国際労働機関(ILO)は綿の収穫の様子をモニターする許可を得られませんでした。

学生や労働者で綿摘みを強制された人々によると、携帯電話やカメラを畑に持ち込むことを禁じられ、就労状態を記録する手段も無いという事です。

今日では、130以上のアパレル・メーカーが、ウズベスキスタン産の綿と知った上で、それを原材料として衣料や他の商品の生産に使用しない、と誓約しています。

この誓約の成果は、リスポンシブル・ソーシング・ネットワークのようなグループの活動による、幾年もの努力の賜です。この団体は強制労働を無くすために活動しています。

ほとんどの企業は誓約にサインするのに積極的です。理由として、企業は顧客がその目標に同情的だからという事を認めています。良い商売につながります。

「今は情報公開の時代です。」とパトリシア・ ユーレヴィッチ(Jurewicz)氏は語ります。彼女はリスポンシブル・ソーシング・ネットワークのディレクターです。彼女によると、消費者が選ぶのは、強制労働と関わりの無い商品を提供することに専念しているブランドです。

このような消費者の圧力が変化をもたらしています。

2012年のウズベスキスタンの発表で、小学校の学齢生徒の労働は無くすとされました。

活動家であるエレナ・オルラエバ氏は、幼い子どもの労働はかなり減りましたが、昨年の収穫ではまだ高校生や大学生が強制的に畑へ向かわせられていると見ています。

政府が自らの誓約を守っているかどうかを監視するのは容易ではありません。

オルラエバ氏は語ります。「人権擁護活動家が、子どもたちが働いている畑に近づこうとすると、市民軍ミリシア(militia)、検察庁(prosecutor’s office)、そして特殊部隊(special services)に監視されているのに気付きました。(そこにあるKGBに類似した構造を示唆しています。)

オルラエバ氏が言うには、タシケント地域に留置されましたが、それは彼女が11歳から18歳の人々が綿の収穫に使われている事を記録した後でした。

ワシントンにあるウズベキスタン大使館はインタビューを断りましたが、CNNに文書を送りました。

文書掲載の一部によると、「逮捕、暴力、留置を、綿収穫に関わる人々に行ったという報告は事実ではありません。

ウズベキスタンの綿は質が高いのです。その報告は、我々の競争相手が不健全な環境を作り、ウズベキスタンの生産者に不名誉を与える努力の結果と思われます。」

ウズベキスタンの文書には、農民には綿の収穫には正当な対価が支払われているとありますが、人権擁護活動家は対価は政府が決めた適正価格であり農民が生活するには十分ではないと主張しています。

ウズベキスタンの役人は、綿収穫はソビエト時代の名残だと認めており、政府は他の産業にも手を広げ、変わろうとしていると言います。しかし、活動家には信用できません。

「開かれた市民社会、国際組織の介入、そしてリポーターが内部に入るといった事などが無ければ、政府の活動と言動の一致を確認するのは困難で、強制児童労働と大人の強制労働を撲滅させることは非常に難しい。」とHRWのスワードロウ氏は述べます。

様々な障害にも関わらず、活動家の励ましになるのは、ウズベキスタン産の綿と知った上で使わない、と誓約したグローバル・ブランドの数が、一年前の60から130以上に増えていることです。

活動家たちは、強制労働との戦いは終結から程遠いと認めています。

誓約にサインした企業に、彼らの供給路を監査するように勧めるような、主だった活動があります。

活動家は国と企業の両者に圧力をかけ続けなければなりません。

しかし、100万人ものウズベキスタンの生徒たちの一番の頼みの綱は意識の高い消費者で、奴隷労働を使い供給された衣料を、コストを問わず、買わない立場を維持する人々なのかもしれません。