ストリートチルドレンの間ではびこる児童労働(ルワンダ)

ルワンダでの児童労働に関する記事の要約です。

The original article)

ルワンダの首都キガリ郊外で路上生活をしているジリムワバガボ君(14)は11才の時から路上で、スクラップ収集をして生活するようになりました。

お姉さんが彼のために生活費を稼ぐことに失敗してからは路上生活となりました。彼と同様にハバナバキゼ君(15)もお母さんが亡くなってからというもの生活費を稼ぐために働かなくてはならなくなりました。

子どもたちは学校に行けるような支援を望んでいます。児童労働に反対するNGO、政府やそのほか関係者らは2017年までに児童労働を根絶する計画に乗りだし、今月は、子どもたちの家族を支援する政策を発表します。

公共事業労働省の職業安定局長のアンナ・ムガボ氏は「家族を支援するプログラムで路上生活の子どもたちを職業訓練校の正規の教育を受けることができるようにさせることが必要だ」と経済的支援をすることを明らかにしています。

国家児童委員会事務局長のザイナ・ニラマタマ氏は「児童労働の根絶には、家族が重要な役割」とし、「家庭内の些細な口論でも子どもたちは家から路上生活においやられるため」と説明しています。新しい政策の費用は530万ドルとされ、主な活動は児童労働や危険な活動に追いやられている子どもたちの実態を認識し、正規の教育や職業訓練校に再び取り込むことです。

ILO(国際労働機関)によれば、1,550万人の子どもたちが家事労働をし、同機関の2010年レポートは、児童労働の子どもたちのうち、女児が72%を占め、550万人が危険な作業や奴隷として働かされていると説明しています。

(翻訳:島袋剛之 文責:浅田紀子)