「みんな」でオシャレを楽しみたい(^-^)

ガーディアンの要約です。
(The original article)

最近では環境や社会に配慮したエシカルファッションや適正な価格で取引を行うフェアトレードによる衣料品が増え、一見すると児童労働の課題は改善されてきているように思えます。

しかし、未だにインドのスラムの片隅には長時間にわたって低賃金で働いている子どもたちが居るのも事実です。どうして私たちはこの現実を見過ごしてしまうのでしょうか。

それは、企業が「環境にやさしく社会にも配慮した服を着たい」だけど「安く手に入れたい」という私たち消費者の心理を巧みに利用しているからです。労働時間や最低賃金といった労働環境の保証された工場で、手作業で行うボタン付けのような工程だけ工場の外で子どもたちに行わせ、出来上がったら工場に戻すといった悪質な行為が行われています。

そのような結果、工場の査察に訪れた人たちの目には働く幼い子どもたちの姿は見えなくなってしまうのです。このようにして私たちは気づかないうちに児童労働に加担してしまっています。インドだけではなく、他の国々でも世界的に有名なファッションブランドの工場で同じような事態が起きています。自分の気に入りの服だからこそ少し高くても、子どもたちの手によって作られていない服を着たいものです。

(要約: 川合里沙 文責:浅田紀子)