【フィリピン】日本の中高生がフィリピン国立盲学校を訪問しました!(フィリピンスタディーツアー2017)

3月30日、フィリピンスタディーツアー中の参加者11人がフィリピン国立盲学校に立ち寄りました。

 

中学3年生から高校3年生までの日本人参加者と、盲学校側は高校2年生に当たる11年生の生徒たちの交流です。

 

担任の先生からフィリピン国立盲学校の成り立ちやフィリピンにおける視覚障害児教育の現状などについて説明を受けた後、日本人参加者の中からは様々な質問が出ました。フィリピンにも、点字図書館など視覚障害者向けの施設や、点字毎日など視覚障害者向けの新聞や雑誌はありますか?と言った視覚障害者の生活状況に関する質問や、学内の寮に入ることができる生徒の基準や生徒たちの卒業後の進路などこの学校の生徒たちの状況に特化した質問などです。

 

続いて11年生の生徒たちから日本人参加者への質問タイムです。日本では視覚障害者でも単独で外を出歩くことができますか?や日本では盲学校に通学するのにスクールバスを使いますか?といった視覚障害者の生活状況を問う質問に加えて、フィリピンでのスタディーツアー中にどんなフィリピン料理を食べましたか?やフィリピンに来てみての感想はいかがですか?といった自国の印象を問う質問などが出ていました。日本人参加者の中に盲学校に通う学生が二人いたこともあり、互いの国の視覚障害児教育の現状をシェア試合う中で、共通点や相違点も見つかりました。

 

その後はこれから修繕を行う寮に実際に入り、現状では寮内がいかに暑く天井も低く圧迫感があるかというのを実体験したり、点字プリンターなどがある教材準備室や、マッサージの練習室も見学しました。

 

 

 

校庭では翌日の授賞式や翌週の卒業式に向けて、小学生や盲学校のグリークラブの生徒たちが音楽発表の練習をしています。フィリピンにおいて、毎年大学進学までたどり着ける視覚障害者は十数人に過ぎず、その半数以上がこの盲学校の卒業生です。教科科目だけでなく、音楽発表会やスポーツ大会で結果を残すなど、この学校の教育の質は比較的高いのです。悔しいのは、そのような学校に通える状況にある視覚障害者がごくわずかであること、金銭面でも道路状況の面でも毎日の通学が非常に困難であること、盲学校に来られている生徒たちでも貧困ライン以下の生活をしている生徒たちが7割であること…。障害者でも当たり前に教育を受けられる日本から来た参加者たちが、盲学校の生徒たちとの交流から何かを考えていてくれると嬉しいです。